最新情報
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■ 平成10年度秋田県埋蔵文化財発掘調査報告会に参加します
3月6日13.00 〜7日15.00 (1泊2日) 於 男鹿市文化会館 ・参加者を募ります。詳しくは金沢(42−3929)へ問い合わせ、申込みを。 発掘調査報告会は、毎年この時期、県埋蔵文化財センターが主催し、年度中に発掘調査された県内の主要遺跡について報告するもので、センターでの調査のほか市町村での調査もふくまれる。 今回は森吉町、田沢湖、横手、仙北、大雄、琴丘の遺跡など。注目されるのは、男鹿の中世「脇本城」の発掘と中世安東氏の湊町かといわれる井川町洲崎遺跡の調査報告です。洲崎遺跡では多くの町屋跡が検出され、木製品の出土もあり、秋田の中世史上に「ゆかわ」「みなと」の地名をしるす「橘氏の領地譲り状」との関連も論議があり注目される。 なお2日目午後の講演は、国立歴博岡田教授「古代末から中世初頭における奥羽の集落遺跡について」となっている。発掘調査=縄文遺跡との既成概念は払拭して、古代中世史の研鑽のためにも今次報告会に北羽歴研からも多数参加して頂ければと思います。 |
平成11年新年の懇談会は1月17日開催、乾杯して気炎のあがる方々もこれあり、賑やかに終了しました。 最初に二役(柴田・佐藤・丸屋・白根)と野口長三郎の各氏より、挨拶やお話がありました。 例年、NHK大河ドラマの話題を出していますので、今回は「元禄綾乱」ということで、大石内蔵助の年譜資料コピー1枚を配付しました。話題テーマを「元禄時代将軍綱吉と忠臣蔵」とし、柴田さんより、将軍綱吉のあれこれについて説明をいただき、元禄時代の歴史背景の勉強になりましたが、各々からのお話は、忠臣蔵四十七士のところまでには至りませんでした。 続いて湯沢さんより、出雲大社の話を提供いただきました。 神社建物の話、10月(神無月)は全国の神々が出雲に集まる話、例外は稲荷神社との事。あれやこれやとこの話も渡来神がどうとか渡来人がどうとかと各々の賑やかな話の開陳のなりました。全体の話はここまでとし、テーブルを寄あって乾杯に入り各々の歓談となりました。 アルコールが効くほど格調? 高い話もあり、またお刺し身やお赤飯 (渡辺勇・星山さん提供) を賞味させて頂きながら、熱心な方は4時半ごろ迄の、新年祝いの懇談会になりました。参加20名。 |
「第1回安藤昌益研究交流会から−『全集』完結10年の到達点示す」と題して、東京で開催された安藤昌益の研究交流会の報告が、大館新報に1月22日、23日、29日に上中下3回にわたって掲載されました。 この会は昨12月6日東京芸術劇場で開催されたのですが、安藤昌益についての中央レベルの熱い研究が伝わってくるようで、非常に有意義なもとの思います。 安藤昌益の思想を研究し学ぶということは直接には出来ないにしても、安藤昌益の「歴史的存在」を歴史研究の会として、北羽歴研も絶えず重視していかなければなりません。 国際的にも評価される安藤昌益について、先人顕彰の動きも生没の地・秋田大館では精彩を欠いています。加えてこの間の状況では、安藤昌益研究の内容が、「何をタネ本に書いたのか」から始まり、二流の知識人であった、神道主義であり、天皇制論者であったとの判定になり、「中間的文化層」なる論が、その研究家によって喧伝されるに到っては、昌益研究は何の為になされているのかと疑問に思っておりました。 今回大館新報に掲載をされた研究交流会の報告は、この憂いを払拭して頂いたとの感じです。 なお難問はありますが研究深化を期待します。 |
・『梅津政景日記』9冊 東京大学史料編纂所編 昭和29〜41年刊(慶長17年から寛永10年に至る秋田藩重臣梅津政景の日記、近世初期の秋田藩政を知る基本史料)。大日本古記録に所収。 参考・『「梅津政景日記」読本』渡部景一著、無明舎出版、¥2,500- ( 現代文で解説) 参考・『秋田「安東氏」研究ノート』渋谷鉄五郎著 無明舎出版、¥1,800- 参考・「津軽安藤氏の研究」『中世東北の武士団』佐々木慶市著、名著出版刊に所収 参考・「元禄繚乱」をウラから読む本『徳川綱吉と元禄時代』桑田忠親著、秋田書店 S50年刊 ・『だまされるな東北人−−東日流外三郡誌をめぐって--』\1800 |
昨年11月21日鹿角市大湯「ホテル鹿角」で開催された内容 (会報108) 縄文シンポジュウムinかづの「縄文から21世紀へのメッセージ」をご覧ください。 再放映 1月30日NHK.BS7・13.00 〜14.00 |
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