最新情報

平成１２年度秋の情報(2000年９月）

１．１２年度第１期古文書学習会、７月18日、７月24日の２回 テキスト「沙弥浄光譲状」について――担当 千葉克一氏 原本は「東京帝大図書印」のものである。岩手大学図書館のものは写しであり脱字がある。譲状には承認としての外題があるものだが。金成又次郎隆親蓮生譲状の例。沙弥浄光譲状の翻訳例の比較。沙弥浄光は浅利清連か？花押を比較してみれば、その違いは？ 過所木簡（７１０〜７１５年の通行手形）の紹介――担当 川尻茂行氏 ２．８月２０日、第３回定例学習会 テーマ１ 実地研修予定をさぐる。――担当 柴田次郎氏 テキストレジメ １、東北古代史の拠点地から北上川下流域の中世史跡。 １）大和王朝と蝦夷について ２）多賀城と東北制圧過程 テキスト２､ 古代から中世へ １）東北地方の武士団の形成 ２）中奥の実力者葛西氏 ３）伊達氏の北上川治水事業 テーマ２ ６月１８日の講座資料「中世の米代川流域」の復習 鹿角郡の中世終末、南部氏の鹿角浸透。南部氏と戦った鹿角諸将について、「南部根元記」の記録から――担当 鷲谷会長 ３．９月２日〜３日（１泊２日） 第２８回実地研修会 主たる研修地 ・多賀城跡 ・東北歴史博物館 ・奥松島縄文村 ・石巻市日和山公園石巻城跡 ・河北町桃生城跡 ・新北上川 ・登米町葛西氏菩提所龍源寺 ・迫町鹿ケ城公園（佐沼城跡) ４．Ｈ１２年度第２期古文書学習会 第１回９月１２日 第２回９月２６日 第３回１０月３日 テキスト「十二所郷格申定書」文政２年、一関文書より解読を通じてこの時代の世情を学びとる。 ５．１１月１９日 第３３回研究発表会 １、狩野亨吉の博士号の授受について――丸屋 悧 ２、津軽秋田の除福伝説について――白根継信 ３、未定 ４、未定 ６． １２月１６日、研究懇談会･忘年会 平成13年１月１３日､新年懇談会 ７． ２月１１日 第１４回定例総会、研究発表会、講座。

■ ＝情　報＝【深浦歴史シンポジウム】

テーマ 「環日本海世界のなかの津軽・西浜・安藤氏」――北の海の世界の歴史と文化を探る―― ９月２３日１０時３０分〜 場所 青森県深浦町、町民総合センター 記念講演 村井章介（東京大学教授） 「中世国家の境界――外浜・津軽を中心に――」 報告１ 榊原滋高（市浦村教育委員会学芸員） 「十三湊遺跡発掘調査の成果について」 報告２ 小嶋芳孝 （石川県埋蔵文化財センター調査部長） 「古代日本海世界北部の交流」 報告３ 森山嘉蔵 （深浦町文化財審議委員会委員） 「中世の深浦と葛西木庭袋氏・安藤氏」 講演 遠藤 巌 （宮城教育大学教授） 「 日の本将軍安藤氏と環日本海世界」 パネルデイスカッション 司会 斎藤利男（弘前大学教授）・小口雅史（法政大学教授） ９月２４日 現地見学会 森山城跡、円覚寺、深浦大館跡、折曽関（城跡・板碑群） 以上、問い合わせ申込先は 青森県深浦町教育委員会、電話０１７３-７４-２１１１(代) 深浦シンポジュウムの成果を期待します。（北羽歴史研究会）