青空の紙飛行機

窓ガラスで四角に切り取られた
青い折り紙みたいな空を見てる
この空の向こうで 確かに生きてるあなた
その瞳に映る空は きっと違うね

窓ガラスで四角に切り取られた
青空で紙飛行機を折れたらいいな
この空にそっと投げたら
遠くのあなたの街へ すぐ行けるのに

カレンダーに印をつけて
指折り数えてるの
メールだけじゃ物足りない
顔が見たいの

青空の下で あなたと
手をつないで歩きたいな
ささやかな願いだけど
  少しでも想い重ねたい

窓ガラスで四角に切り取られた
青い折り紙みたいな空を見てる
12階のビルの眼下 私の街が動いている

窓ガラスで四角に切り取られた
青空で紙飛行機に飛び乗って
山を越え 海を越えて 遠く遠く
違う空を見てる あなたをさらいたい

今頃 何をしてるのかな
時計の針が一つ進む
約束の日にちゃんと逢えると
わかっていても 待ち遠しいの

窓ガラスで四角に切り取られた
青空で紙飛行機を折れたらいいな
この空にそっと投げたら
遠くのあなたの街へ すぐ行けるのに

窓ガラスで四角に切り取られた
青い折り紙みたいな空を見てる
12階のビルの眼下 私の街が動いている
あなたのいない この街で
切ない想いを 胸に抱いてる

2003.8.