神 様 の 誕 生 日





クリスマスの街角 白い息を吐いて
君は時計台を背にして待ってる

空を行く地下鉄 軽く睨つけて
君は誰をそんな待ってるんだい

ほらね 恋人達がうれしそうに
駅のホームに消えて行くよ

けれど だいじょうぶさ
何かいいことがあるよ
だって 今日は神様の誕生日




クリスマスの街角 白い天使が舞う
君は瞳くもらせて彼を待ってる

信号が変わると 鳴り響くメロディ
人波の中に誰の姿探すの

ほらね 窓の灯りがまた一つ
星になって輝きだすよ

けれど だいじょうぶさ
きっと彼は来るよ
だって 今日は神様の誕生日

ほらね 息を切らして来るのは
君だけのサンタクロースさ

そうさ だいじょうぶさ
何かいいことがあるよ
だって 今日は神様の誕生日

1989.12.