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2001年7月24日<7泊目-ハワイ島3泊目>
マウナケア<その2>
<オニズカビジターセンター前で、寒っ!>![]() |
<ビジターセンター過ぎたら一部こんな道路> ![]() |
<雲海を抜けるとマウナロアが・・>![]() |
<こちらがサミット>![]() |
<サミット登頂!ヽ(^。^)ノ>![]() |
<サミット登頂の父と息子>![]() |
<天文台近くに駐車>![]() |
<これは写真で良く見る風景だけど、ホント感動!>![]() |
はっきり言って、サミットまで行けるとは考えていなかった。子連れだし、娘は10歳だし次男は13歳。小さな時からハイキング程度はしていたものの、富士山より高いこんな山は初めてだし、ビジターセンター止まりと考えていた。ビジターセンターでは「もうしばらく来る事ができないかも?もしかしたら最後かも?」とマウナケアグッズを大量に買う。($100も買った(+_+))$100以上買うとギフトをもらえるらしくて、半分過ぎたけど2001版カレンダーを頂いた。天文台から撮影された星星の写真でとても綺麗で英語だけど天体についても詳しい説明がある。それらを買い、外に出て記念撮影しようとすると先ほどの係りの人が出てきて「シャッターおすかい?」と・・家族一緒の写真をオニズカさんの記念碑前で撮っていただく。その後オニズカ氏がコナ出身の人で次男と同じ様な年の頃よくここでトレイルしていたという話を聞く。チャレンジャー事故で星となったオニズカ氏を懐かしむように彼は語ってくれた。
そして、これからどうするか?思い切って彼に聞いてみた。「この子達を連れてサミットへは行けないか?禁止されているのか?」と・・
彼は静かに次男の年齢を聞いてから「17歳以上は問題はない。それ以下の子はなんらかのトラブルが発生する率が多い。心配ならばココに子供たちを置いて行ってもかまわないよ!僕と望遠鏡を見ながら遊んでいるから心配はないよ」と言ってくださった。温かい心遣いに感謝した。しかし子供を置いてとなると・・・思案していると「自己責任だけど、子供たちにトラブルが起こったらリターンすればいい」と一言。色々考えた挙句、子供たちに話をしだんな様には「具合が悪くなったら絶対引き返す事!」という取り決めをして、サミットを目指した。
サミットまでは一部砂利敷きの悪路、ローギヤやセカンドでやっと上がっているほどキツイ勾配、4WDでなければ本当に無理な道路。途中霧も出て(雲の中だと思う)、「これは夜は絶対ツアーだね」と納得。雲海を抜けると、素晴らしい景色が眼下に広がる、本当に凄い!天文台がポツポツと見え始めた時は感動だった。
我が家は幸運にも、トラブルもたいしてなく娘が少し頭いたいと言った程度。父と次男はサミットポイントのある山へトライ!私は娘と車で待機。数分後、登頂した2人を見付けて写真撮影、「直ぐに戻っておいで」とサインを送る。息を切らしハァハァ言いながら(決して走っているわけではないんです、高度が高いので行ってもどってくるまででも息が荒くなります)戻って来た。日が出ているうちに下山しなければ!と、早々に下山した。帰りのビジターセンターでは、スターゲイジングツアーらしきバンが止まっていて、レクチャーが始まる様子。望遠鏡を設置したりと先ほどの係りの人は大忙しだった。
今回、我が家は幸運と子供たちの体調が良かったせいで大きなトラブルは無く下山できたけれど、ビジターセンターの所では私は結構最後まで登頂には反対の姿勢でした。マウナケア登頂は私たち夫婦の夢でもありましたが、子連れとなると話は別です。しかし、ダンナ様が山岳部出身であること、海外運転もラフロードもある程度慣れている事、などを考慮してOKを出した次第です。だから決して安易に考えないでください。大人でも具合が悪くなる人がいる所です、歩いて登るのではなく車で登るのは、急激な気圧の変化があり、身体を慣らすにはビジターセンターで充分時間を取る事が必要。そして、無理は絶対しない事。引き返す勇気や決断が必要です。マウナケアは逃げて行きません、私たち夫婦ももう1つの夢であるスターゲイジングは夫婦でもう一度このハワイ島へ来て体験しよう!と話合いました。夢は1つづつ叶えて行きましょう!焦らず、確実に・・。