『観てるだけでも十分楽しめる』のは、よくわかっています。でも何となく描いてみたくなりました。絵・音楽・スポーツというのは、色んな楽しみ方があると思います。描くと、一層よくわかるという気もしました。しかし、実際に描いてみて大変なことがよくわかりました。
最後にまともに描いたのが、高校生の時以来なので、実に20年ぶりで描くことになりした。働いている人間が何かをする時というのは、自分でその時間を作る必要があります。自分で『きっかけ』を作ること、それは、結構大変です。強い意志や興味があれば、できますが、ついつい面倒くさくなり、時間をとらなくなります。
そのため私は、一つの方法として最初は教室に通うことにしています。英会話を習うのも、パソコンを覚えるのも、最初は、そうしてきました。ある程度のレベルになれば、自分一人で歩けはじめます、でも最初は先生を作ることから始めまます。
どこに習いに行くかは、ネットで調べました。京都・尾道を中心に探したのですが、気楽であまり制約がないところを第一の希望に探しました。東広島に私の希望に合うようなところがありました。東広島は、尾道から1時間程かかるところですが、一応そこに決めました。早速メールを出しました。少しして『遠いのに大丈夫ですか?』という内容の返事もらいました。私の感覚(毎週京都と尾道を行き来する日々の)では、全然問題なかったので、『通いたい。』と返事しました。
3月の末から通い始めました。毎週金曜日の夕方、3時間ほどです。教室では、『自画像』を描いてます。結構楽しいです。あっという間に3時間が過ぎて行きます。
『他にも描いて持って来ていいよ。』といわれたので、2枚描きました。地下鉄に降りて行く階段に座ったカップルを描いたものと、もう一つは、当然『フェルメール』を題材にしたものです。そう決めていました。
『フェルメール作品』の中で何をどのように描くか?作品は、最初に描くのは(きっと最後に描くのも)、『真珠の耳飾りの少女』と決めてました。ただ、どのように描こうかは、少し悩みました。写すようになるべく同じように描くべきか(一生懸命描いても同じようにはならないだろうが・・・)、アレンジしてみるか、を考えました。
その時、私の頭の中に浮かんだのは、ゴッホの名作『種を蒔く人』でした。
この絵はミレーの『種を蒔く人』(1850年・山梨美術館所蔵)がもとになっています。
もとの作品の良さを残して、なお且つオリジナルのものを作れたら、それにこしたことはありません。そういうものに近づきたいと思って、そのように描くことにしました。構図を考えている時に別のアイデアが、描いている時に、別の気持ちになって、ドンドン変化して行きました。
まだ出来上がっていませんが、8割がたできています。次のページでは、描いた絵の一部を掲載したいと思います。その前に『真珠の耳飾りの少女』を、もう一度掲載します。いかに、違ったものが出来たか見比べてください。
また、他のタイプの絵も描いてます。良かったら、下記をクリックしてみてください。
こんな絵描いてます
(2003年4月7日作成 4月25日加筆)