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Catch eye (真珠の耳飾り)

 私は、「真珠の耳飾の少女」(青いターバンの娘)の、キーポイントポイントは、この真珠の耳飾りだと思います。


 私は、この真珠の耳飾りをCatch eyeして見た時に、その色に明るい灰色が使われていることがわかりました。決して目立つ存在ではありませんが、よく見ると光輝いてます。また、大きさも結構大きいです。



マウスポインタを写真の上に載せてみてください。

普通に観られます。

 フェルメール作品の特徴を、ゴッホは、レモン色淡い青明るい灰色の微妙な諧調で構成された作品として、言及しています。この作品の場合は、前面にはレモン色・淡い青が出されてますが、真珠の首飾りだけに、明るい灰色が使われてます。


 真珠は、フェルメール作品の中では、美徳と悪徳の葛藤として、位置づけられているそうです。(⇒ノルベルト・シュナイダー著・フェルメール・56ページ)。ただ、私は、少女のオシャレ心として、見てあげたいと思います。

 「やっぱり、すごいな〜。」と思うのは、描かれた少女の耳に真珠の耳飾りがなかったら、すご〜く、寂しいものに映るからです。小さなアクセントが、不朽の名作を引き出したと思います。


 実際に観るとこの耳飾りは、細かく光りを反射するように描かれてました。この反射するように描かれた部分が、とてもとても奇麗で、繊細でした。耳飾りは、小さいようで本当に大きかったです。


(2002年5月29日作成 8月25日加筆)


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