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ダリ(4)

 私は、この絵が、1番ダリの絵の中でスキなのかかもしれません。凡人である私には、理解しやすい絵です。フェルメールのも通じる窓の絵です。青色が奇麗です。窓から、風が入ってきそうです。海と空が奇麗に描写されてます。女性の後姿も見事に描かれています。特別の女性というより、普通の女性という感じです。凄く共感が持てる絵です。


 ダリは、この絵を、1925年11月にバロセロナのダルマウ画廊で開いた個展で発表して、ピカソやミロの目にとまっています。出世作品といえるでしょう。前のページで述べましたように、モデルは妹のアナ・マリアで、カダケスの家の窓からリャーネ海岸を眺めているところを描写したものです。


 この絵は、マドリードのスペイン現代美術館が所蔵しています。ダリがこの絵を描いたのは、1925年でキャンバスに描いた油絵です。大きさは、縦103cm×75cmです。

窓辺の人物

 

 ダリが描いた後ろ向きの女性は、何故か共感がもてます。その理由はよくわかりません。例えば、このような絵もあります。

自ら純粋で犯される若い処女

 この絵などは、ダリ特有の犀の角が描かれているのですが、女性のヒップに見事にフィットしています。この作品も窓辺です。空の雲が奇麗です。この絵も、好きな絵のひとつです。


 この絵は、ロサンゼルスのプレイボーイ社が所蔵しています。ダリがこの絵を描いたのは、1954年でキャンバスに描いた油絵です。大きさは、縦40.5cm×30.5cmです。プレイボーイ社は、誇示して良い絵だと思います。


(2002年9月30日作成)



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