ホーム>フェルメール作品訪問の旅(アメリカ編)>ワシントンDC・ナショナル・ギャラリー
ワシントン・ナショナル・ギャラリーの西館に、フェルメール作品はあります。今回は、オランダで経験した時よりも、本で見るのと、実際に観たものが違うということを痛感しました。実際に観ると、新しい発見が沢山ありました。
作 品 名 | 画像と赤○はポイント | コ メ ン ト |
天秤を持つ女 | 作品は暗いと思っていました。ところが、実際に観ると、何ともいえない温かみのある作品でした。 1.窓からの日差しの描写が見事 2.箱からあふれ出るネックレスが奇麗 3.取ったばかりのネックレスが輝いている 4.薬指を中心に絵が作られている 5.宙に浮く左手の描写がたまらない 6.おなかは、やっぱり出ている 7.黒じゃない、濃紺の上着 |
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手紙を書く女性 | 本で見るより、ずっと奇麗でした。 1.テーブルにかかった布のブルーが奇麗 2.手元が、絵全体の中で一番明るい 何気なく置かれたネックレスが輝いている 羽ペンが素敵 添えられた左手がエレガント 3.ブロックみたいなのが描かれている 4.右のイヤリングが左より大きい 優しい眼差し おでこが光っている 沢山の髪飾り 5.レモンイエローのコートの袖の皺の描写が、素晴らしい 6.いつものライオンの飾りのイス、奥と手前で、描写が異なる、奥行きが広がる |
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赤い帽子の女 | 奇麗な作品ですが、『フェルメール作品』かと言われると疑問が残りました。 1.背景はのっぺりと壁のように描かれて、空間がありませんでした。 2.赤い帽子は、とても奇麗でした。 3.目に映る、光の反射が右目にはありますが、左目には、ありませんでした。中途半端な、気がしました。 4.右耳のイヤリングは、影になってました。 5.椅子の左のライオンの飾りは、ソフトにピンボケでした。 |
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