1.エンジンの音轟々と
隼は征く 雲の果て 翼に輝く 日の丸と 胸にえがきし 赤鷲の 印は我らが戦闘機 2.寒風酷暑ものかわと 艱難辛苦 打ちたえて 整備に当たる 強兵が しっかりやって 来てくれと 愛機に祈る親ごころ 3.過ぎし幾多の空中戦 銃弾うなる その中で 必ず勝つの 信念と 死なばともにと 団結の 心で握る操縦桿 4.干戈交ゆる幾星霜 七度重なる 感状の いさおの蔭に 涙あり ああ今は亡き 武士の 笑って散ったその心 5.世界に誇る荒鷲の 翼のばせし 幾千里 新たに興す 大アジア 我らは皇軍戦闘隊 |
1940(昭和15)年3月15日、南寧前進基地にて操縦者田中林平准尉によって作詞されました。
同月18日、南支派遣軍楽隊(守屋五郎軍楽隊長)に作曲を依頼、同隊の原田喜一軍曹と 岡野正幸軍曹が作曲を担当しました。 作詞者の田中准尉は部隊生え抜きのパイロットでした。作曲された岡野軍曹は後にニューギニアで亡くなられました。原田軍曹は、戦後NHK交響楽団で、チェロ奏者として活躍されました。 1941(昭和16)年1月1日封切られた同盟ニュース映画で一般に紹介されました。 |