第八節:さよなら北海道〜本州への帰還〜

8月31日(日)天気:曇り。
行程:札幌〜千歳

 今日も起きたのは7時頃。良い傾向だ、K氏がもう起きていた、というよりどうやら寝なかったらしい。まぁ、昨日の昼寝があれば寝なくとも問題はなさそうだが…
起きた後も、特に何をするということもなく、しばらくしゃべって過ごす。で、10時頃にようやく朝食を食べに。行き先はまたもやドトール。まぁ、この時間に開いている店は限られてくるからしょうがないだろう。別に俺も嫌いじゃないし(たまにはそういうのもありかと)。
そして、準備をして11時頃に出発。また冬にでも北海道に遊びに来たときには是非会いましょう、と。ホント今度は冬の北海道を見に来たい。どれほど輪駆に夏の知っている景色との違いを見せてくれるのかが楽しいでしょうがない。まぁ、お金もかかってしょうがないんだけれど。

とりあえず出発した後は、円山公園方面に進む。とりあえず六花亭に寄るのと(札幌内で知っている支店がここと新札幌しかないので)、あと未だ見ていないファイターズペインティングの市電を見るためだ。
まずは六花亭へ。ふたたびお土産の発送手続きをしておく、ただし、届くのは2週間後。これはちょっとサプライズプレゼントになるかな??(ここに書いては意味がないような気がするが)ついでに輪駆のお気に入り、「醍醐」を購入。これはちょっと後で食べようか…
いよいよ次は市電ウォッチング。こうなりゃ見るまで動かんぞ、との意気込みで行くが、市電通りに出た瞬間に発見。いやぁタイミングが良いですなぁ〜とりあえず写真に撮るが、ちょっと遠い。何とか近づきたいが、ヤツは40km/h近くで走る曲者。なかなか近づけても写真に撮っている暇がない。
ようやくそのチャンスが訪れ、見事に必殺の一枚をゲット。その後は、市電を追い越して、どんどん進んでいき、ふたたび南平岸を目指す。
といっても、HTBは通りすぎるのみで、目標は√36。そこから千歳に向けて一気に進んで行こうという魂胆だ。でも、HTBのたれ幕が「蟹頭十郎太」だったもんだから一瞬躊躇。でも、振り切って進む。
途中で、羊が丘通りに入り、一気に南下。いつのまにか札幌ドームも通りすぎていたらしく(分岐はあったがまさかその姿が拝めないとは思わなかった)、清田区に入り、さらに南下。途中嫌な予感がしたので、とりあえず√36に入っておくが、この√36もまた結構曲者。まぁ、TM見て大体見当はついていたのだが、予想通りのUPDOWN道。まぁ、根室のほどきつくはないし、1日休んで体力は回復しているのでそんなに辛くはないのだが。

 北広島市に入り、そろそろ飯かな、と思っていると急にめしやの数が減ってくる。札幌で食っておくべきだったか、と思ったがもう後の祭り。しょうがないんで腹が減るまで進むことに。で、ちょうど√36、北広島市の真中辺りで小雨が降ってきたということもあり、近くにあったセイコマで飯に。今日は気分的にサンドイッチだ、ってことでサンドイッチとピザパン。なんかすっごく(ちゃんとした)ピザ食いたくなってきた…
北広島の次は恵庭。恵庭といえばサッポロビール工場。当然苗穂の奴みたくジンギスカンなども食べられるのだが、一人で食ってもしょうがないし、お腹もいっぱいなので通過。この辺で久しぶりにチャリダーとすれ違う。今年全然会ってないなぁ〜やはりチャリダー人口は減少中なのかなぁ。
恵庭の次はいよいよ今日の目的地、千歳。といっても苫小牧に一番近いキャンプ場があるから、ってのが今日の目的地が千歳に決まった原因。当然余力は十分。でも、時間が意外と経っている。まぁ、出発が遅かったから当然か。

 千歳では珍しくスーパー(道内企業、ポスフール)で食購して、キャンプ場に。探すのにちょっと手間取るは、いざ公園に着いたのは良いがキャンプ場がかなり奥の方にあってかなり探す羽目になるはでと大変だったが、到着してみるとキャンプ場としてはなかなか良いところ。合格点はあげられそうだ。
そして、しばらくはコレを書いて過ごしてはいたが、結局飯も食わずに8時前にはすっかり就寝。疲れてたのかな??
いよいよ明日が北海道脱出日。そして、明日のランが北海道ラストラン(になるかも!?)。距離こそは短いが、悔いの残らない走りをしなければ…な。

今日の走行記録
走行時間3:21:30走行距離53.44km
最高速度36.3km/h平均速度15.8km/h


9月1日(月)天気:晴れ。
行程:千歳〜苫小牧〜フェリー内

 北海道最後の日である。もう少し居たいような気はするが、体力がそれを許してくれないらしい(笑)
起きたのは5時半頃、いつもに比べればかなり遅い部類に入る。しかも、眠ったのが8時前だから10時間近く眠っている計算になる。ハッキリ言って眠りすぎだ。やはり疲れているのだろう。
> いつものように朝食を作り、モグモグ食べる。長かったレトルトカレー生活とも今日でお別れかと思うとちょっと寂しいような気もする。心なしか米の量も多い、それでも少し余らせてしまったのではあるが。
 出発は7時半頃。起きた頃は薄暗い雲が辺りを覆っていたと思ったのだが、空はもうすっかり明るく、今日も一日よく晴れそうな、そんな天気にいつのまにかなっていた。今日は仙台行きのフェリーターミナルがある苫小牧まで走る、地図上では30km程度といったところか。ラストラン(!?)にふさわしい中途半端に短い距離だ。

 走り始めて√36を南下しだしたとたん、今日も向かい風の中を走ることになる。さすがにコレだけ向かい風が続くとかなり厳しい。疲れもあってかスピードは落ちる一方。さらに追い討ちをかけるように、車線拡張工事中の区間では、歩道が封鎖されていたり、砂利道になっていたり…厳しい闘いが続く。
そして、ようやく苫小牧市に入り、ウトナイ湖畔へとたどり着く。ここはラムサール条約で指定されている野生動物の楽園。ここでは白鳥を始めとする水鳥が数多くみられるという。ちょうど近くを通るので、と行ってみると思いもよらず居るわ居るわの白鳥の群れ。しかもあまり人を恐れないらしく、結構近づいてくる(風下であるというのも大きいと思う)。
ちょうどえさが売っていたので、せっかくだから購入してみる(¥100)。最初のうちは撒いてようやく食べに来るくらいだったが、そのうち一匹が輪駆の手から食べる。いやぁ、コレは嬉しい。写真撮っておけばよかった!!
ウトナイ湖を離れ。一路苫小牧へ。やはり向かい風が続く。あまり北海道において南下ルートはオススメできない、南下して追い風だったという経験がほとんどないためだ。
苫小牧市街に入る前に、まずはフェリーターミナルに寄ってみる。もう既にチケットが買えるなら先に購入しておこうという魂胆だ。で、何とかターミナルに着くが、手続きは3時半からとのこと。しょうがないので市街で時間をつぶしてからまた来よう。
ターミナルから市街地までは自転車で20分程度。市街地といっても、そのほとんどは駅近くに集中しているので、とりあえずは駅を目指すことに。
苫小牧駅に来るのは2度目。前に来たのは2000年の列車ツアーの時だ。だから実際自力で来るのは初めてということになる。駅をはさんで北と南に長崎屋、ダイエー、今井丸井の3点が競合するまさに激戦区、そんなイメージがある。
とりあえず、目立たないところに自転車を止めて散策開始。まずは丸井今井。ここにはなんと、onちゃんグッズが売ってあるのだ、これは要チェック。でも、レストランなどは数も少なく、かなり見劣りする。
そしてダイエー、ここはダイエーだけじゃなく、専門店街みたいなのもある。ダイエーでフェリーの中で必要なものを購入しておき、ついでにお土産がわりのミルクカステーラ(小×4のパック、¥98)を5つ購入。これで大阪に帰っても少しは北海道気分が味わえるわけだ。
そして、そのダイエーの上にあるレストラン街で昼食。もう特に高いものを食べることもない、普通にトンカツ定食を食べる。久々にトンカツ食ったなぁ〜。食べた後に専門店街を覗く。するとモンベルやらビレッジヴァンガードなんて洒落た(!?)店なんかもある。さすがは苫小牧といったところか。
駅を抜けて北側には長崎屋が。ここの長崎屋はまだ残っていたようね。昔はここでバッティングセンターで一汗流した記憶があるが、今回はもうしんどいので却下。他にも長崎屋では特に買う必要のあるものもなかったし、とっとと駅に戻る。

 苫小牧といえば日高線の出発地点。現在、日高線は台風10号の影響で一部不通区間があるために、その代行バス区間の時刻表なんかも貼ってある。はたして日高線もいつ復旧するだろうか??
そして、もう一度丸井今井に戻ってonグッズ購入。何だかんだで結構買ったなぁ〜
で、もう苫小牧市街でやることも特になくなってしまったため、まだ1時前ではあるが、フェリーターミナルに戻ることに。いつもながら気の早さは三国一だ。ターミナルに戻る途中に今年最後のセイコマに寄り、さらにはローソンで「洋ちゃんの赤道びしょびしょ」を購入。そして「水曜天幕團」キャンペーン(北海道限定)に応募しておく。目覚まし時計、当たるといいなぁ〜

 フェリーターミナルはまだ人も少ない。とりあえず場所を陣取って、コレを書く。
でも、それもあっという間。そこからはひたすらボーっとする。ボーっとしていると3時半。3時半になれば乗船券が購入できるので先に購入しに行く。するとなんと太平洋フェリーはJAF会員割引が効くだけでなく、輪行自転車なら運賃無料だというのだ!!コレに乗らない手はない(新日本海フェリーがおかしいみたい)。当然輪行自転車での乗りこみを希望。自転車持ちこみでもJAFの会員割引(10%)が効いて運賃¥5,900。
乗船券を購入した後、とっとと輪行する。まぁ、明日港に着いてからしようと思っていた(ありがたいことに親友が迎えに来てくれるとのこと)ので、それがちょっと先になっただけ。輪行自体はいつものごとく、あっという間に終了。
隣に来ていたチャリダーはバーストしていた。話によると某G社のとある自転車に標準装備されているタイヤは1,000kmを目安にバーストするらしい…やはり安い自転車(キャリアと前後サイドバッグ付きで八万って)にはそれなりの罠が待ち構えているわけか…
なんとか頑張って暇をつぶしていると、先に大洗行きの乗船が始まる。とたんに人の数がかなり減る。やっぱり仙台(名古屋)行きって乗る人少ないのかなぁ〜とか考えているとそのうち5時半になって乗船開始。やっぱり少ない。とりあえず輪行自転車を積みこむチャリダーは俺一人。ヒーコラ言いながら(乗船口から船内までは果てしなく遠い)自転車と共に船内へ。
新日本海以外の北海道発着の長距離フェリーに乗るのは始めてだ。というわけで、乗ってからしばらくは勝手の違いに悩む。何せ太平洋フェリーは2等(雑魚寝)でも一応座席指定。そんなわざわざ…と思ったが、決められているんだからしょうがない。指定された席に行くとなかなかの老年人口率。これは早く眠らないと眠れなさそうだ…
出航前に風呂に入り(昨日は入ってなかった)、さっさと飯も食ってさぁ後は眠るだけ…結局7時半頃には眠りについたのである、いつもながら早いなぁ〜

今日の走行記録
走行時間2:44:37走行距離42.56km
最高速度34.0km/h平均速度15.5km/h
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