第一節:いざ北海道へ、夜着くフェリーに困惑しっぱなし。

<8月6日(日)天気:晴れ>
旅程:高槻→(輪行)→舞鶴

 前日に花火を見るくらいの余裕があったとはいえ、やっぱり出発前ってのは慌しい。荷物のチェックをしたりで、結局家を出たのが12時前。
そこから鈍行に揺られていざ舞鶴まで…ではない。
何せ舞鶴までは、普通乗車券で行く(18切符だと逆に損する)ので、そう、追加料金を払うだけで特急に乗れてしまうのだ。今回フェリーの出航時間は翌日の0:45なのだが、先に舞鶴入りして、舞鶴在住のニナ氏と遊ぼうということになっていたので、ちょっとでも早く舞鶴入りして、遊びたかった→特急なら列車の時間短縮できる。という寸法。
で、けち臭い輪駆は、京都〜園部間のみ特急乗車。これでも、舞鶴到着時間に鈍行のみと比べると一時間も差が出るから結構大きいでしょ。ちなみに、特急料金は¥630。

 タンゴディスカバリーに揺られて、あっという間に園部。

*高槻〜舞鶴までの乗り換え時刻表*

11:58 高槻発
↓(普通電車)
12:18 京都着
12:25 京都発
↓(特急タンゴディスカバリー1号)
12:57 園部着
13:01 園部発
↓(普通電車)
13:39 綾部着
13:59 綾部発
↓(普通電車)
14:21 西舞鶴着

 西舞鶴に着くと、友人のニナ氏も丁度到着していて、改札まで迎えに来てくれました。彼はよく京都にまでワザワザ出てきて一緒に飲んだりしに行ってる仲なので、こういうときくらいはコチラから出向かないとね、なんて思いながら彼の車に自転車を積んで、いざドライブへ。
先ずは腹ごしらえってことで、舞鶴が発祥のファミレス、トマトオニオンの創業店へ。創業店は、一見民家なこぢんまりとした感じで、まさにアットホームなフェミリーレストランといった感じのお店、ちなみに創業が1979年らしい。ほぼ同い年じゃないのさ(輪駆は'78生まれ)。弾丸ハンバーグを食べて満足。
その後、前回舞鶴で遊んだ時にも行った五老展望台へ。
ただ、前回行った時は見事な位に土砂降りに見舞われ、視界数メートル級の状況だったので、このまともに晴れた状態でココに来るのは初めて。実際に登ってみると本当にいい景色。のどかで、湾の出入りが良く分かって…これも飽きない風景ですよ。ってことで、男二人、30分位ボーッと景色見ながらいろんな話する。やっぱりこの歳になると将来の話なんかもよく出ますよね、もう30近いわけですし(苦笑)
五老展望台(タワーには登らず)の後は、フェリー内で食べるものを買いに行って、そこからは彼の家でまったりと過ごす。丁度野球観てたんだけど金本選手のあの満塁弾は…う〜ん、ドラマみたい(笑)
22時過ぎまでまったりして、飯を食いに天下一品へ。関西離れるからこそ(!?)こういうコテコテ関西の味を食べるのもありってものさ。まぁ、天一は時々食べたくなるし、丁度よかったってもの。
そして、11時頃にフェリーターミナルへ。輪行解除(新日本海フェリーは原型で積んでも輪行で積んでも値段が一緒なの、意味分からぬ)もすんなりと終わって(15分位)、切符を手に入れていざ乗船。ニナ氏とはココでお別れでした、一日遊んでくれて本当にありがとう!!
さすがに8月前半ってことで、ライダーが多い。そして、それ以上にチャリダー少ない、全部で5,6人位だったかなぁ。やっぱりチャリダー人口は減少の一途なのか…姫、我ら負けずに頑張りましょう(笑)
船内…新造船になって初めて乗ったけど、なかなか綺麗じゃないさ。まぁ、2年前に就航したからそれなりにもう時間は経ってるんですけどね。乗り込む時に意気投合したチャリダー二人と部屋に入ってボーっとしていると、空いてる場所に乗り込んできたのが女性5,6人のグループ。見た感じ大学の仲良し組みで北海道旅行行くぜ!!って感じだけど…ちょっと嬉しいんだけど微妙にやりにくいんだよねぇ、こういう状況って。そういや女性専用室って無いのかよ!?

 出航までの、いや、家を出てから出航してしばらくの間、そう、携帯の電波が入っている間に、色々な人からメールが来る。COSバカからはマキイチくん,聖哉さん,ゆみみさん,ちこちゃん,ハルクさん,たねちゃん,ナルちゃん,JINGくんそして大学の友人である親研さんや元秘書さん、さらには出発前まで見ていたmixiに書き込んでくれた皆さん!!ホントありがとう!!
そして、ハルクさんの情報でルイルイBlog〜ソン・ルイの亜州之旅〜にりんくさんの名前出てますよ〜ってのを聞いて、慌ててアクセス…わっっ、ホントやぁ!!これはサプライズ&ホントにいい餞別いただきました、という感じで、一人しばらくウキウキしてました。
0:45、遂に北海道は小樽に向けてフェリー出航。たった20時間後にはもう北海道である。


<8月7日(月)天気:晴れ>
旅程:舞鶴→(フェリー)→小樽

 一緒にフェリー入りしたチャリダーの一人が、寝言言ってた…
初めてココまではっきりした寝言聞いたから、面白かった。
そんな2日目は、普通にフェリーの中で過ぎてゆくのです。
基本的に、フェリー内は携帯電話も電波が入らないので、本当に話すくらいしかやることがないわけなんですが、今回一緒に乗船したこの二人のチャリダーは、北海道経験こそ無いものの、内地での旅経験が物凄く豊富で、多分チャリダーとしては俺よりも格上。
でも、輪駆のやり方とはかなり違う(というより、内地を旅するときはキャンプ場なんてそんなにないからね、高いし)から、北海道には北海道のやり方があるんだよ、ってことを教えてあげてもよかったんだけど、元来チャリダーは孤高なものなので、そんなに深くは語らず。
まぁ、彼らとは結局道内で再会するということは無かったけど、無事に旅できたんでしょうかねぇ。
カップラーメンやらカップ焼きそばばかり食べて過ごす船の中も、今までより9時間も短いとなると、なんだか拍子抜け。あっという間に北海道に着いてしまった感がある(おかしい)。
そして、着いた先は夜の小樽。いやあの夜景がいいねぇとかそんなのないですよ。だって、チャリダーにとって夜中の走行なんてのは自殺行為以外の何者でもないですからねぇ。
ドキドキしながらライダーハウスを探す『だはんこき舎』ってトコ。
市内だからちとお高い(一泊¥1,800)だが、逆に市内で野宿なんてのはしたくないんです!!
ただ、他の二人は野宿する気満々。まだ北海道を甘く見てるんだろうなぁ…
9時半頃(フェリーの下船が9時過ぎだった)にチェックインし、今日のお客は…あれ、男2人だけ?後は女性の5人ほどの団体…(フェリーの中のとは違う、そういやフェリーの中では全然喋らなかったなぁ、まぁ、ここでもそうだったけど・笑)。
でも、ハウスの主や男性客とは色々話す。やはり年取ってると昔の色々なことを知ってるから話聴いてて面白い!!結局日が変わるころまで起きててしまった…そんなわけで12時半頃に就寝。
いよいよ明日から本格的に走り始めるわけやけど…大丈夫かなぁ、俺(笑)

今日の走行記録
走行時間17:16走行距離3.10km
最高速度24.4km/h平均速度10.8km/h
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