第四節:道南制覇、後は札幌でCUEを見るべく戻り旅。

<8月14日(月)天気:曇り>
旅程:函館〜森→(輪行)→長万部

 寝れなかったせいもあり、起きたのも7時位だったか。とにかくこのライダーハウスって奴はライダーが多い→ライダーは夜遅い→チャリダーは夜早いから時間が合わない→寝れなくてむかつくっていう負の悪循環が素晴らしいので、よほどの時じゃないと泊まりたくはないのだが…まぁ、JiNGさんと遊ぶ為だししょうがないよね。
とりあえず逃げるように出発し、市役所のトイレを拝借(笑)
函館を離れ、√5を走る。「ココが最後のハセスト」でやきとり弁当を再び食し、バイパスは自転車通行不可なので、旧道(美松街道だっけ?)をひた走る。途中で渡島大野駅を見る(北海道新幹線の新函館駅が丁度ここに出来る)んだけど、まだ全然工事にも着手してない…ってか、ビックリする位周りに何もない、小さな駅。駅舎の中でツバメが巣作ってて、燕さんのためにも窓を空けておきましょうなんて張り紙があったり…
いずれはこの駅も新幹線駅が出来たら大きなビルとか、素晴らしい駅舎が出来ちゃうんだろうなぁ、とおもうと、やっぱりちょっと寂しくなりますよ。北海道という場所に新幹線が本当に必要なのかどうなのか…やっぱり疑問っちゃ疑問ですねぇ。
正直、函館以北は要らないような気もするし、でも、飛行機も悪天候の度合いによっちゃ飛べなかったりするから、やっぱり飛行機&鉄道の2TOPは必要なのかなぁ…ううむ。
再び√5に戻り、大沼へ向かう。大沼は駒ケ岳の麓に広がる大小数多くの島と駒ケ岳、そして湖面のコントラストが美しい道内屈指の観光名所…なんだけど!!天気が悪くって駒ケ岳全く見られず!!どうも道南は天気に恵まれないなぁ…やっぱりJiNGさんのホームだからか?雨が降らないだけでも十分善戦してるのか?
大沼も折角だから少し歩いてみるも…う〜むこの天気じゃ全然面白くない…20分位歩いて大沼を後に、あ、でも、やはり「どうでしょう」を見た身としては『大沼だんご』は買わなきゃいかんだろ、ってことで大沼だんごの小、¥315を購入。安いけど…凄いよこいつぁ!!
そこからは大沼を離れ、森まで走る。
っても、そんなたいした距離じゃないんだけどね。だけどねって20km位はあるのか?
ま、ひょいひょいはしって1時間ちょっとで森駅着、いやー4日振り!!
また、いかめしを購入、これとだんごが昼飯になるわけだが…明らかに間違ってませんか輪駆さん??
今回はとりあえず長万部までなので、区間も短いし、輪行してからも結構時間があったような気がする。ま、ボーットしながらすごしてましたよ。

*森〜長万部までの乗り換え時刻表*

13:24 森発
↓(普通電車)
14:35 中ノ沢着


いや、よくよく考えたら、長万部まで列車で行くのとその一つ前の中ノ沢で降りるので値段が違ったのと、長万部は列車から降りるのにきっと階段歩かなきゃいかんだろうなぁ〜と思って、一つ手前の中ノ沢で降りたんですよ。まぁ、3kmとかその程度やしね。
で、列車乗る前にいかめし食べて、列車の中で大沼だんご食べる。
これはねぇ…小だから完食できたけど、大は無理っ!!
いや、兄貴なら絶対に軽々完食しそうだけどー(笑)
でも美味しかったですよ、全部食べなければ、だけど。
そんな感じで列車に揺られて1時間ちょいで、中ノ沢着。
小さな駅だし、降りるのは輪駆一人ですよ。今回はキャリア外さない手抜き輪行だった(とはいえ、袋に入れるのに時間が結構かかるから実質そんな時間は変わらないんだよな(苦笑)から、組み立てはサクサクと終わらせ、いざ長万部へ…ってすぐそこなんだけどね。
今日も長万部泊、そしてキャンプ場ももちろん前回と同じ長万部公園キャンプ場。
ただ、テント張る場所は前と違う場所にした(虫対策)し、風呂も前とは違うところに行ってみるなど、少し変えてみましたよ、変えてどっちもいい感じだったからなおよしでしたよ♪
風呂上りに葉書書いて(この日は京子さんに)、キャンプ場に帰って飯食って大人しく眠りにつきました。この日はあんまり特筆すべきこともなかったな(苦笑)

今日の走行記録
走行時間3:30:25走行距離65.89km
最高速度50.5km/h平均速度18.7km/h


<8月15日(火)天気:曇りのち晴れ>
旅程:長万部→壮瞥(洞爺湖畔)

 今日もあまり天気はよろしくない…かな?って感じだ、起きた時の雰囲気でなんとなく分かる。まぁ、移動すれば変わるのだが…ってわけで5時過ぎに目が覚める、昨日は7時過ぎには寝ようとしてたので、都合10時間位は寝た話になるが、まぁ、ここ2日ろくに寝てなかったから当然か。
巻寿司食って出発、やっぱり天気悪い。噴火湾の向こう側がまさか一回も見られないとは想定外だった。何のために噴火湾走ってるのか全然わかんないなぁ、とか思いながらひょこひょこと峠を越える。もはや峠越え=上半身裸が最近当たり前になってきつつある、だって暑いもの…
豊浦町に着く、ここはイチゴの街(カントリーサインにもイチゴ載ってます)。ってわけで道の駅で新鮮なイチゴ…は明らかに時期ハズレなので、イチゴのジェラートとイチゴラムネを食して満足した振りをする。ジェラートはともかく、ラムネは微妙だったかな?
そのまま走っていると洞爺湖町(虻田&洞爺の合併)に着く。さて、ここから洞爺湖に向かうかどうかという決断をしなきゃならないのだが…このまま進んだところで、室蘭には適切なキャンプ場(あまり山の上にキャンプ場があっても、凹むだけだから)がないので、結局は伊達辺りで宿を探す羽目になる…とまだ10時過ぎ位なのでいくらなんでも早すぎる。
だから、僕は洞爺湖を目指すことにする。
√37を離れ道道を(国道は噴火の影響で通行止めなの)走る、ってかこれはまたエラい坂。いやいやいや、これは大変だ、とか思ってたら予想以上にあっという間に登り終了。後は洞爺湖まで快適な下り。
登りの終盤に丁度噴火口を見られる場所があったので、そこから噴火口を見る(本当はもっとギリギリまで近づける場所があるんですが)。今だモウモウと噴煙が上がる様はなかなか…自然の驚異を肌で感じつつ、洞爺湖まで下ってゆく。
洞爺湖は、いわゆる道内の一大リゾート地である。高層ホテルが軒を連ね、日帰り温泉もリゾート温泉と言うほど面白そうな(スライダー付きとか)ものが数多くあり。また、最近の流行として足湯や手湯などの、無料でも温泉が楽しめるような施設も出来てきている。何せここの圧巻は4月〜9月頃までは毎日夜中に花火大会が行われる『洞爺湖ロングラン花火大会』ではなかろうか。道内のリゾート地は、どこも客集めに必死なのだ。
そんな洞爺湖、まずは「わかさいも本舗」がある。いわゆる『道産子のDNA』わかさいもだが、まさか洞爺湖に本社があるとは…そんでもって芋をつかってなかったとは…色々驚くのだが、これは熱く、渋めのお茶が欲しいな、と実際食べてみて思った(俺には少し甘すぎた)。
 そして、湖に出てみてビックリ。である。だって、いきなり目に飛び込んできたものがこれ(←写真)ですもの…お、お城が水の上にっ!!
…でも、気にはなるけど一人で乗るものじゃあありません。¥1,300とちょっとお高かったし(笑)また、家族が出来てからゆっくりしようと思います、はい。
その後、足湯でしばらく足を休める。今日はもう洞爺湖でキャンプと決めていたので(まだ午前中)かなりゆっくりできるから…気楽なもんでしょ。その後は、街をふらふらして、昼飯どこで食べようかなーってゆっくり探す。
すると、気になるレストランが一軒。『望羊亭』っていうとこなんだけど、見た目確実に高そうなんだけど、その分美味いもの食わせてくれそうな感じ…このリゾート的なニオイ沢山の洞爺湖温泉街の中で、確実に一人異彩を放ってる辺りも気になった…ので、思い切って店内へ。
はたして、輪駆の予想通り、どのメニューも¥2,000位するお高いところだったのだが、もちろんそれだけのお金は十分に払う価値ありの素晴らしいレストランでした。ポークグリルを食べたけど、もうね、うまいのなんのって。
散々食べて、コーヒー(セット内)を飲んで満足して…再び湖畔へ。

 湖畔からの眺めもこの中島を中心として、実にいい感じです。さすが屈指のリゾート地だけあります。大沼も晴れてたらこれくらい素晴らしかったんだろうけど…やっぱり天気ってのは重要ですよ。
とりあえずまだ乾いてないフライを干しながら、食休みに再び足湯へ。
ホントやることないんですね(笑)
フライが乾いたら、今度は昭和新山に向かうことに。
昭和新山も、その存在を知ってから(小学校頃の話だな)一度はこの目で見て見たいと思いつつ、結局今まで先延ばしになってきた場所の一つである…有珠山に子どもが出来たぞーなんていう話を本で(学習漫画でしたが)読んで、フーンなんて思っていたんだけど、よくよく考えると元々畑だったところが数百メートルも盛り上がって今じゃ立派な山になってる、しかもそれがまだ100年も経ってない、ほんの少し前の話だってンだからこれもまさに自然の驚異。
ちなみにこの昭和新山の成長を定点観測でグラフ化した人がいて、それが実は凄いことだったりするんですけどそれはまぁ、興味ある人が各々ググったりして調べてやってくださいな。
 んで、昭和新山までは一登りするんだけどこれがお気軽な一登り、じゃなかったんだ、一気に100m位登ったんじゃないの?っていうくらいのUPを経て、はたして昭和新山や有珠山観光の拠点の駐車場に着くわけなんですけどね、登りながら思ったのが、『これ、下りのチキンレースが楽しみ…』ってこと(そうでも思わないととても登ってられない程のものだった)。
結構一直線の下りが、ぐっとくるから、それこそ70km/hも狙えそうな、そんないい下り(下りのスピードは自転車の性能と本人の勇気が全てですからね)。登っててしんどいけど、ちょっとワクワク。
で、昭和新山は良かったのです。何がって言われるとこれは何がというのが凄く難しいんですけどね、なんせ輪駆のツボですから、天気が良いことに何より感謝です(洞爺湖町入るあたりから天気は回復してたんです)。下手したらいくら見ても飽きない可能性があるので、常にその方向を気にしつつ色々と回るのです、有珠山のロープウェイには乗りませんでしたが(高くつくから)。
んじゃあほかに何があるのさ、というと実は昭和新山にもあるんですねぇ。
クマ牧場が(笑)
いやいや、てっきりクマ牧場は登別にしかないものだと思ってたので、これはちょっと意外で、しかも入場料も¥800と安いじゃないですか(ホントは+駐車場代がいるんだけど、自転車だと駐車場は無料ですからね)。だから、他の場所で見たら多分人生の終わりであろうクマも、ココで見る分には安全安心ですからね。
¥800払って中に入ってみると、いるわいるわ、クマ。
エサをねだるその姿は、北海道の食物連鎖の頂点とは思えないかわいらしさ…
いやいやいやいや、実際会ったらこんなんじゃないんだよーとか思いながら、エサを投げて楽しむ人たちを見て楽しむ(俺はエサすら買わない鬼)。
でも、小さいけど結構沢山いるし、時々エサを巡って一瞬本気モードになったりするクマもいて…う〜む、飼われてはいるものの、これが野生か、とちょっとドキドキ。やっぱり会いたくはない…です、はい。

 昭和新山もクマ牧場も有珠山も堪能して、お土産なんかを眺めつつ、函館かココか位で、茨城合宿に向けて一人一品ネタ(サンタ)運動をしようかなぁ、なんて思い始めるのだが…木彫りのクマって改めて値段見ると、ピンキリなんだなぁ、と思わされる。でも、ココで買ってもどう頑張っても持ってゆけないので、今はまだ見てるだけ…くそぉ、拷問や。
(そういう意味では函館で買った姫あてのアレは、一緒に北海道を旅しているという意味では貴重なのかな?)
3時前には昭和新山を後に、ってかまだそんな時間なんですよ。
そして、期待してた下りっ!!久しぶりにチャリダーの血が騒ぐ、いや、厳しい登りを前にしたときも騒ぐんだけど…やっぱり道筋が分かってる急激な下りは楽しい。
で、駆ける。
一気にスピードが上がる、思うことは対向車が来ないことだけ(二車線道路ですよ、言っておきますが)。自分の…こけない程度のポイントを定め、そこまではひたすら重力にしたがって、下る。
結局、70km/hまでは行きませんでしたけどね(詳細は↓の走行記録参照)。
でも、やっぱり自転車好きです。捻れば動くバイクや、踏めば動く車では、絶対に感じられない何かを、沢山感じさせてくれますからね。

 後は洞爺湖畔道路を進んで、目指していたキャンプ場へ。ホント湖面から数メートルのところにテントを張って…今日も泳ぎました(笑)だって水綺麗(そう)だもん。
でも、湖は突然深くなったり(=急激に水温が変わる)とかあるから、それなりに気をつけて。でも、場所によっては岸から30m位浅いところがあったり(なんか岩がずっとあったのかなぁ?)とかあったりして凄く面白かった。でも、えらい目が痛くなったな。なんだったんでしょう?
泳ぎまくって疲れた身体で、今度は風呂へ。自転車で15分位行ったところに、温泉があるらしい。んでもって、そのすぐ横に『北の湖記念館&郷土資料館』があるってことなので、折角先日横綱記念館いった身としては、これは行ってみようということに。
北の湖ってたら、今の相撲協会の理事長さんですよね、その方も北海道出身なんですよ。北海道恐るべし。なんてったって大自然が競技場ですから、そりゃスポーツ強いですよ。底力が違う。
そして、それとともにある壮瞥町の資料館。昭和新山関係と、胆振線関連の資料があるだけで俺はもう満足さー(笑)
その後、お風呂に入って、散々休憩して…
帰りにセイコマで食料(ってもレトルトカレーだけど)買って食べて…花火大会いつからやねん。
とりあえずボーットして待っていると、結局8時半頃だったのかな?遠くの方でまたどーんどーんと花火の音が聞こえてくる。もう、その辺考えてテント設営してたので、テントの中から花火見学と…モノ自体は15分位でしたけど…これを毎日やってるってンだからすごいよなぁ。
そんなことを思いながら、花火大会が終わって、今日が終わったのでしたとさ。

今日の走行記録
走行時間4:51:25走行距離79.83km
最高速度64.7km/h平均速度16.4km/h


<8月16日(水)天気:雨>
旅程:壮瞥〜苫小牧

 5時前に起きて、昨日買っておいたおにぎりを朝食に。朝から3つ食べるのはもはや当然至極。
そういや昨日書いた葉書(ゆみみさん宛)に波の音が〜なんて書いていましたが、夜中には全く波の音もありませんでした。要するにフェリーが起こした波だったのかな?まぁ、そのお陰で静かに眠れましたけどね。
6時過ぎにキャンプ場を離れる、ちょっとトイレが汚なめかなとは思ったけど、全体的にいいキャンプ場でしたよ、花火も見られるし。
とりあえず伊達市を目指して走ります。壮瞥町を抜け、伊達市に入った辺りでサイクリングロードを発見。どうやら胆振線跡を利用しているらしい。こりゃいいや、とサイクリングロードに乗って伊達紋別駅を目指す。サイクリングロードは基本的に楽できるからオススメです。積極的に探してゆきましょう。最近のツーリングマップルにはサイクリングロードも載ってるみたいですねぇ。少しはチャリダーに目ぇ向けるようになったんだなぁ。(輪駆の使ってる北海道TMは何せ'01のなので、情報が古い古い。でも、地図としては今の奴より見やすいし、使い慣れてるから手放せないんだな、これが)
伊達紋別駅で軽く休憩して、いざ室蘭へ向けて走り出す。
が、進むに連れて天気はどんどん悪くなる。
最終的に室蘭市との境界に来た頃には、霧雨ながら雨まで降ってきてもう大変です。荷物を雨仕様にして、待っても止みそうにないので、頑張って走ります。
でも、レインウェアは汗かくから全然着なかったな、もって行ったけど結局枕以外の用途で使わなかったし(それだけ走ってる間雨に見舞われなかったともいえるが)。
で、室蘭の市街地…は、伊達側から向かうと一度東室蘭辺りまで足を延ばして、そこから室蘭の(行政の)中心部に行かなきゃいけない(自転車の場合。車なら白鳥大橋渡れば一瞬です)んだけど、白鳥大橋や室蘭の市街地が見渡せる展望台に着いた時、視界は100m程度。見事なまでの雨。
この中で、室蘭までいって地球岬や測量山に行って何をすればいいのか…
落ち着いて考えるとその行動が明らかに無駄なことに気付く。
というわけで、とりあえず室蘭で洗濯だけは終わらせて、今日は先を目指して、また日を改めて室蘭に来ようと決めるわけです(室蘭リベンジ)。
というわけで、とりあえず東室蘭の駅まで走る。駅に行けば交番が分かるし、交番が分かればコインランドリーの位置も分かるってもんだ、困った時は駅、困った時は役所。これ輪駆の旅の基本ね。
雨の中、東室蘭へ。交番は少し離れたところにあるみたい。
交番に行って、ランドリーの位置をきいてみると、すぐ近くにはないということで、タウンページを見て調べてくれて、チェーン店だったので、ワザワザ本部に電話して確認してくれた。とりあえず数キロは登別側(これから行く方向)に走らなきゃならないらしい…
ってことは、室蘭リベンジ後日開催の方向はほぼ決定だな。
そうして、コインランドリーまで走る。予想していた以上に遠かったので、ちょっと焦るが無事に発見。洗剤も自動投入してくれるし、乾燥機はガスだしかなり設備は豪華。大体ガスの場合、洗濯30分、乾燥20分で約1時間ってのが標準だ。この間結構暇なんだけど、まぁ、外は小雨だし室内でゆったり過ごす。途中店員が掃除とかしていたので、携帯の充電していいか?って聞くと見事に断られた…ホントに携帯の充電は自転車旅行最大の敵だと思う。

 洗濯後、とりあえず走る。
もう、この雨の中出来ることは走ることだけ。
そう思ってくると、一つ欲が出てくるわけで…
『ひょっとしたら苫小牧までいけちゃうんじゃないの?』
と、思い始めたらもう止まらないのが輪駆の危険な思考です。室蘭〜苫小牧間は約70km。まぁ、走れない距離じゃない、ってももう昼前なんだけど…前回の森駅の決断の時より時間が遅いんですけどね。
登別の中心(行政の、幌別駅)を越えて、登別駅に向かう。登別といえば道内屈指の温泉街だが、今回は山の上&お高いホテルばかり(!?)ということで、今回は登別はスルーすることに、クマ牧場も昭和新山で見たしね。
登別を過ぎると、白老町に、といっても、白老町では一枚も写真を撮ってない。雨がこの辺りが一番厳しかったのと、特に撮るほどの景色もなかったのが大きな原因だ。白老町だけでも20km以上あるのに…それだけ雨の中、必死で走ってたっていうことなんだろう。
しかし、長いだけあってさすがにこの辺はしんどかった。
とりあえず雨が止んだ辺りで、バス停(ってもベンチすらない)のバスプールに自転車止めて休憩したり、跨道橋の下の雨宿りできるところで休憩したり…とにかく『苫小牧を目指すぞ!!』の一念だけで走り続けた、そんな60kmだったから。苫小牧市に入って、市街地に入った時には嬉しかったな。
とりあえず駅に自転車を置いて、今だ快進撃を続ける駒大苫小牧に賞賛を送りつつ、今日の宿探し。といっても苫小牧の市街地にはキャンプ場がないので、今日は良く頑張ったご褒美も含めて、ホテルを取ることにする。
で、とりあえず携帯で検索。楽天トラベルで探すと、丁度当日一泊¥4,200ってのがあったからそれにすることに。これだけ疲れてるのに雑魚寝とかじゃ疲れ取れないもんね、こういうときは一人で寝たいんですよ、多少高くても。
って訳で、プラザニュー王子へ。√37沿いってことで、立地も申し分ないっす。ホテル自体がちょっと古いから、設備的には…な所もあったけど、寝るだけなら十分ですよ。ってんで、荷物を全部置いて、苫小牧の市街地探索をすることに(あれ、疲れてるんじゃなかったの??)。
観光案内所で散策マップとかを見ていると、気になったのが北起貝をそのまま器にしたというホッキ飯の、『北起屋』歩くとちょっと遠いけど…やはり情報は自分の足で手に入れるもの、ということで、駅からとことこと歩く。歩くと結局2,30分位かかったかな?しかも、営業時間が10時〜17時(ホテルチェックインが16時、北起屋着が17時半頃)だったから今日は食べることできず。まぁ、明日の通り道だし、明日買いに来るとしよう。

 北起屋からは市営バスで駅まで戻る(苫小牧にも市営バスがあるんだねぇ)。そういや北起屋まで歩く途中に自転車の若者に「駒大苫小牧高校ってどこですか?」って聞かれたけど…やっぱり凄いですね、駒苫。是非とも三連覇成し遂げてもらいたい…かったんですけどねぇ(もう皆さん結果はご存知でしょうからね、だから輪駆にとっちゃ早実は敵、王監督の母校でもあるし←ホークスも敵だから)。
駅からはセイコマによって夕食を調達してホテルに戻る。
ちょっと頑張ったご褒美に今日はビールも飲んで、予定より随分早く札幌に着けそうな自分にちょっと苦笑しながらこの日を終えるのでありました。
そうそう、ホテルでいくらでも充電できるからってんで、この日にBlog更新したんだよね。
後で考えたら、Blog更新(Fighters除く)したのがどっちも苫小牧ってのはなんだったんでしょうね、16日と26日って流れもいいし(笑)
この日はJINGさんに葉書書きました。同じ道内の人にツアー葉書送るのってなんか新鮮(笑)

今日の走行記録
走行時間6:00:33走行距離102.26km
最高速度47.1km/h平均速度17.0km/h


<8月17日(木)天気:曇り>
旅程:苫小牧〜江別

 どうせ10時にならないと北起屋開かないんだから…ってことで8時過ぎまで惰眠を貪る、いや、昨日の疲れもあるしね、自然にそれだけ二度寝だろうが三度寝だろうが出来るんですよ。
珍しくテレビなんか見ながら(家では常にラジオ)朝をゆっくり過ごし、10時頃にチェックアウト、そんでもって北起屋へ向かう、もう頭の中はホッキ飯のことで一杯。今年のツアーの象徴は北起やね。それ位今後も出てきます、北起、ホッキ、ほっき。
ただ、北起屋の前に郵便局に寄ります。お金下ろすのと、そういや郵便局って風景印っていうすばらしいものがあるんだった、って言うのを思い出してね。風景印ってのはその郵便局が独自に持っている絵入りの消印みたいなもので、全国各地の郵便局に備えてあります(全体の1/3位)。その土地独特のものを絵柄に選んでいることが多いので、皆さんも郵便を出す時はお近くの郵便局に尋ねてみてはいかが??
参考→Wikipedia『風景印』
んでもって、北起屋、自転車なら10分かかりませんさ。近い近い。
で、購入、Lサイズが¥630だったかな?丁度手の平で掴むと少し大きいような、そんな大きさ。俺の手でそれくらいだから手ぇちっちゃいひとだとちょっと食べにくいかもね。ついでにホッキおにぎりなんてものも一緒に買います。朝ごはんだからホッキ飯だけじゃきっと足りない。
ホッキ飯片手に駒大苫小牧高校を見る。うむうむ、なんかいっぱいいろんなのがある。
ってか、頑張れよー道民の底力見せてやって、決勝で今治西(愛媛代表)に負けるのじゃ!!
(↑なんだかんだいっても、愛媛県民なんです私は、まぁ、今西この日位に負けたけどさ…)
駒苫を後にし、適当な公園を見つけてそこで朝ごはんにすることに。
ってわけで、左の写真がホッキ飯だっ、無駄にJavaScriptなんて使ってるからマウスを写真の上に合わせると中身が見えちゃうぞ♪こういうことが出来るから旅行記はPC向けで作りたいんだって。
ちなみに、応用すればいろんなことできますよ、いや、GIFアニメでもいいんだけどさ…
と、ちょっと道が逸れたな(笑)
って訳で肝心の味は…あぁぁ、なんか凄く素朴で美味い。炊き込みご飯好きにはたまらんね、こりゃ。ホッキも十分に味がしみててホッキ単品だけでも美味いし、いやはやこれはいい買い物しました。また苫小牧来た時には買おう(ってか、この後来る度に買うほどにハマる)。
ってことで、ココからは√36をひたすら北上して千歳を目指す。
千歳からは…札幌に行くのもキャンプ場とかないし、どうしようかな、と少し悩むが…まぁ、とりあえず千歳までは走っちゃおうと北上。
これがまた、見事な追い風で、サクサク進むんだ。
あっという間に千歳着、1時間かかってないんじゃないだろうか位サクサクついた。ただ、千歳には特に用事がないので更に北上。程なく恵庭に着く。恵庭も特になぁ、と思いながら走っていると、ちょうどネットカフェを発見。ん〜折角だから寄ってみようかな、とネットカフェに入ることに。
入会金とかちょっと取られるけど…とりあえず皆様のBlogやHPを徘徊して(この辺辺りから携帯でもチェックするようにはなってたんだけどね)、あと折角だし、とmixiとか見るとメッセージとか来てたり(その後の行動に多少の変化をもたらした瞬間だったり・笑)あと、ネットで宿(札幌滞在時の)も探したんだったな、結局見つからなかったんだけど。まぁ、札幌行ってから探すしかないか…正味1時間もいなかったけど、結構有意義なネット時間でした。しかしIE使いにくい…
そこからは江別までひたすら走る。っていうか追い風に乗ってめっちゃ楽。本当にあっという間に江別についてしまった江別のキャンプ場も昔利用したことがあるので、気は楽だ。
で、江別市森林公園キャンプ場。
雨気味ってことでお客さんも少ない(ってか前来たときも少なかった)。ただ、左の写真では分からないかもしれないけど、左にある水色のテント。これが凄いんだ。なんていうか、広い。どこまでも広い。
えー簡単に言うと、大人10人位寝転がれます。
あ、信じなかったでしょ。
でもホントにそれ位でかいんですよ(多分、我が家より断然広い)。そして、高さも大人が立てる位あります。余裕です。基本的にありえないクラスの大きさなんですよ、写真じゃ伝わらないでしょうけど。中では子どもがまるで自分の部屋のように遊んでいましたさ。そのテント持ってる人は家族連れでしたけどね。
ま、他人のテントの話はいいとして、輪駆は風呂へ。キャンプしてる人に銭湯の場所を教えてもらって(係員知っとけよ)、自転車で行きます。まだ15時頃だったもんだから、全然客もいなくてほぼ貸しきり状態でした。
風呂後に近くのショッピングセンターのマクソでポテト食べながら葉書(この日はヒロさんだったね)を書いた後に買い物してキャンプ場に帰りました。
で、札幌に行ったときに会おうと思っていたゼミの先輩に前から連絡していたのだが、返事がない。ってことで何度か電話して、繋がることは繋がったのだが忙しくてちょっと会うのは無理っぽいってこと…ん〜残念やけどまた今度札幌に来る(ってもこの旅行内で、ね)時にでもしようかな。と思いながら寝るのでした。明日は札幌!!

 と思ったら深夜にいわゆる土砂降りの雨が降って…

今日の走行記録
走行時間3:53:08走行距離75.28km
最高速度41.2km/h平均速度19.3km/h


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