第五節:札幌滞在日、走ることを捨てた自転車乗りはどこへ行く。

<8月18日(金)天気:雨>
旅程:江別〜札幌

 昨日の雨はさすがにかなり恐かった、ってか、ロールマットの上以外は大体濡れちゃっててあら大変。8時に起きて、もはや乾かすのは諦めながら(どっかで休憩の際に乾かす)9時前に出発。昨日書いた葉書を郵便局に持って行き、風景印でお願いします。
そこから札幌まで走り…ったって10kmも走らない、20分位で札幌市入りだ。
札幌に来たら何しようか…というところでやはり浮かぶのはスープカレー。幸いにも√12から札幌入りしているので、スープカレー激戦区(!?)の白石区を通るじゃないか。ってわけで、『マジスパ』か『てら家』で迷うのだが、やはりここは渋めに『てら家』を選択。
ただ、11時半OPENなので、1時間位待つ羽目に。10分前くらいにいったらもう10人ほど並んでました。さすが『100%スープカレー』にも出演しただけあって、明らかに(大泉)洋ちゃんfanの人もいましたよ。丁度明日、明後日が『OFFICE CUE JAM-BOREE 2006』の日なので、やはりそっち系の人が多いんだろうなぁ、と思うわけですよ。
そんなことよりスープカレー。今日はチキンきのこ(きのこ大好き♪)辛さは『火』(4/5)。
さすがに辛かったけども、辛い方が美味いのがスープカレーですよ。
うまいうまい言いながら当然完食でございます。てら家を後にして、マジスパ前を通ってみたけど、やっぱりマジスパも行列でした。さすが元祖スープカレー♪

 でもって札幌市内へグングン入る。先ずは洗濯、もう何回来たか分からない「北13条ランドリー」で洗濯。ひょっとしたら輪駆が北海道で一番訪れてる場所かもしれん(笑)洗濯しながらテントも干すこのしたたかさ、と思ったら途中から雨が降ってきて慌ててテントしまう(でも、大体乾いた)。
洗濯が終わったら雨の中とりあえず札幌駅まで。数百メートルやのに随分濡れたよ。
大丸の駐輪場(駅のウラの目立たないところにある。何か買えば無料、買わなくても¥100)に愛車を止めて、とりあえず宿探し。駅より役場より、観光案内所があるときは宿の斡旋はココに頼むのが一番手っ取り早い。向こうから予約の電話もしてくれるし。すると、運良く素泊まり¥3,500駅から徒歩3分程度という願ったりかなったりの安宿が開いていた。早速そこに予約入れてもらう。今日明日の連泊で〜♪
その後、大丸へ降りてゆき、大変お世話になったご家族へとお土産を送る。
もちろん六花亭。やっぱり北海道といえばココっしょ?本当は帯広の本店に連れて行きたいところだけどね〜(ケーキ安いし、コーヒーは飲み放題だし、あそこは甘党にとってのパラダイス)まぁ、それはさすがに無理なので心を込めての贈り物。
で、首尾よく(!?)駐輪料金も無料になって、予約した宿へ「ホテル都イン・サッポロ」と、名前だけだとちょっと普通のホテルみたいだが、実際は風呂トイレ共用、門限12時というちょっとした民宿である。まぁ、部屋は個別なので全然その辺は構わないのだが。
フロントのオバチャンがなかなか世話好きな人で助かります。自転車も重ね重ねしっかりカギかけとかないと盗まれるよ、って言われるし…大阪人は信用してないから普段はこれでもかって位鍵かける人なんだけど、道民は旅行者に優しい(変に構わない)下地がある分、荷物つけてる限りは鍵なんか要らないんだけど、さすがに荷物外せばただの自転車ですからね。確かに大都会札幌だと鍵をかける必要もあるかも…
そんな訳で自転車は宿に置いたままで、荷物も全て部屋に放り込んで(テントなども無理矢理干す)。札幌の街を探索することに…ってよく知ってるんだけどな。
目的はやはりお土産。お土産なら…やっぱり狸小路かなぁ、と思ってひたすら歩いて狸小路へ。狸小路に「たぬきや」とかお土産屋も結構多かったし、これはここでお土産探すぞぉ、と意気込んでみたり(買うのはまだまだ先の話なんですけどね)。
で、夕飯の時間も近づいてきたので、どこで食べようかなーって話になり、そういやさっきのコインランドリーに周辺カレー屋MAPがあったなぁ、と思い出し、も一回ランドリーに行ってみることに。
そこで見かけたのが「カレー食堂“心”」そんなに遠くないし、名前こそ聴いたことあるけど食べたことないなーと思ったのでいってみることに。
ココでは「季節野菜のスープカレー」の20番(20/100)をチョイス。丁度いい辛さでいい感じでした。当然に完食でございますよ。
そして、またすすきのまでもどって、『スリーセイント』('04ツアー参照)に行って見るが…あ、名前がない…ど、どっかいっちゃったか(汗)しょうがないので丸井今井まで歩いてコンサグッズやFightersグッズやHTBグッズを見て心癒されて宿に戻る。
宿でも結構テレビとか見てグダグダしてたなぁ(手紙はポリマー兄貴に書いたんだけど、他の用事での葉書をたねちゃんにも書いてて…それがあの悲劇の始まりだったんですよ)。お風呂は時間制だからパッパと入ったけど。
明日は自転車に乗ることもなく、久々に(血の繋がった)兄貴に会っていよいよ『OFFICE CUE JAM-BOREE 2006』を観にいくのだー!!

今日の走行記録
走行時間1:56:54走行距離30.42km
最高速度27.9km/h平均速度15.6km/h


<8月19日(土)天気:晴れ>
旅程:札幌市内一日行動

 ってわけで7時頃に起きる。起きて目が覚めてきた頃に朝ごはん買いに行く、焼きそばと鳥丼とか…今日はLIVEが昼からということで、それは絶対に腹が減る!!ということで無理しても詰め込んでおこうじゃないかということなんですよ。
10時には宿を追い出されるので、宿を出たころに、兄上が北海道(新千歳空港)に着いたとの報告を受ける。まぁ、そこから地下鉄の東札幌駅までは1時間位かかるからなぁ…ってんで、まぁ、のんびりと札幌の街をぶらぶらして(なんかもう、ちょっとした故郷気分だよ)、少し早めに東札幌へ向かう。
そう、東札幌に向かう前に郵便局で昨日の葉書を風景印で頼んだんだけど、このとき葉書を二枚出して、「これ風景印でお願いします〜」って言った時に、「(絵柄が)どんなんか見せてください〜」とまではいったんです、そして、風景印がどんなのかも見せてもらったんだけど。「後お願いします、」って、二枚ともに印を押すところを見てなかったんですよね。どうやらしっかりくっついたみたいで、ポリ兄貴の分には風景印も押されてなかったみたいだし、多分二枚重ねて押した時に(風景印は結構力込めて押す)くっついちゃったのかなーと思うのですがどうだったんでしょうね。

 11時過ぎ位に兄上と合流。今回は昔…『銀のエンゼル』の舞台挨拶を見るために夜中並んだ時に一緒にいた人も札幌に来るということで、その人らとも少し話す。ってか1年半振り位か?
んで、いよいよジャンボリー(綴り書くのが面倒になった)開始。
もうね、2時間半くらいですか。いやいやアツいですなぁオフィスキュー。
初めて…じゃないけど大泉さんや鈴井さんや安田さんをみて。
初めて音尾さんや森崎さんやその外のキューメンバーを生で見て。
もうすっごく楽しかったです。
(ただ、前回を見た兄上や知り合いに言わせると前のほうが良かった、そうな)
なんせやっぱり安田さんと音尾さんは凄いな、と思いました。

 その後、月寒中央辺りにある「カリー軒」(チームナックスの人らが学生時代の頃からよく通ってたカレー屋さん…だけどオススメはハンバーグなんですけどね)に行こうと言うことに。
ただ、もう昼営業は終わってて、んじゃぁ夜営業まで待ちましょうってことで近くのファミレスでボーッとする。
で、18時OPENなんだけど、16時半位から人も並び始めて、開始前の17時半頃にはもうエラい人。ってか、お店の人が食ってたときに言ってたけど、『開店と同時に閉店。』したらしい。しかも、お客は当然ながらさっきジャンボリーを見た人、もしくは明日ジャンボリーを見る人。要するにナックス又はキューのfan。
恐るべしですよね、普通に。
でね、このカリー軒のハンバーグ(写真はイタリアンハンバーグ、¥1,050)なんですけどね。まず何に驚くかってナイフを入れたその瞬間よ。それこそ擬音で表すなら『ブハッ!!』って肉汁が溢れてくるんですよ。こんなハンバーグ見たのは久しぶり…いや始めてかもしらん。
ホントに、北海道の食べ物は奥が深いです。スープカレーも大分人気が出てきたし、そろそろそれを卒業して他の食べ物を探すのも面白そうなんですよねぇ。とりあえずMYジンギスカン鍋は欲しいところなんですが…。
その後、バスで市内に戻る。
で、まだチェックインしてない皆様のチェックインを見守って(これがまた皆良いホテル泊まるんだ兄上がこの夏出来たばっかのとこだし、知り合いはJRタワー内のホテルだし…おいおい俺¥3,500って何さ・笑)、すすきのの方でちょっとご飯食べて、良い時間に解散しました。
写真はちょうどパルコでやっておりましたCUE展のショーウィンドウでございます。
ナックスの皆さん、格好よすぎですね。そろそろ本格的に『北のSMAP』化してきたような気がするぞ…

 良い具合に12時前(門限12時なのです)に宿に戻ってきて、もう風呂には入れないので、明日の朝にシャワーを浴びるようにして、手紙を書いて(この日はナルちゃんに)眠りにつきましたとさ。

今日の走行記録
走行時間-走行距離-
最高速度-平均速度-


<8月20日(日)天気:晴れ>
旅程:札幌〜石狩

 7時に起きてシャワーを浴びに行く…が、先客がいるらしいので待つ。結局シャワー浴びて、宿を出たのが9時半頃だった(自転車雨ざらしだったからチェーンが少しさびてた、慌てて拭く)。さぁて、これからどうしようか。
とりあえず、昨日書いた葉書を郵便局へ。日曜日だから本局に持ってゆく、さすが本局の風景印は時計台だった。そこらのセイコマでご飯買って、大通り公園まで南下して食事。
さぁて、それではそろそろいきましょうか、ってところで、大切なユニを宿に置き忘れたことに気付く、慌てて宿までダッシュ!!はたしてユニは無事奪還できたから良かった良かった。

 で、今日どこに行こうか、と少し悩んでみる。
特に当てはない→天気が良い→泳ぐには最適じゃん→日焼けも出来る
ってことで、泳ぎに行くことに、ココからだと…石狩だな。そういや石狩市って行ったことないし。ってことで石狩の海水浴場を目指す。ちょうど一個キャンプ場&海水浴場ですぐ近くに温泉があるところがあるじゃないのさ、ってことでそこを目指して、走る走る。今日も南風が気持ちよい。追い風の中、ぐんぐん北上。楽すぎる。
で、石狩市に入り、市街地(ってもちっちゃいの)を抜けて、海水浴場へ。さすがに夏休み最後の日(北海道の夏休みは内地のそれより短いんですよ、だって、暑くて勉強に身が入らないとかそんなことがないですもの、代わりに冬休みが長くなるのです)ってこともあって、お客さんも多い多い。そういうわけで水着ギャルも沢山いらっしゃいます。はい、目論見通り(笑)
 ここもまた良い海水浴場でしたよ。結構遠浅だけど、遊泳地域にはちゃんと足のつかない場所もあるし。外は日差しも暑いけど、海水は冷たくって気持ち良いし。ただ、風がアホみたいに浜から海へ、ずーっと吹き続けていたのは大変だった。何が大変ってテント立てるとき。何度風で飛ばされそうになったか…根性込めてペグ打って、何とか固定はしたけれど…更に押し込もうと足で力込めたら一本ペグ折れるし(笑)
で、テントも設営できたし、あとはバカみたいに泳いだよ。
何せ一人だから遊び相手もいないし、泳ぐしかすることねーんだわ(泣)。
でも、ホントにヘロヘロになるまで泳いで、疲れたらレジャーシート(普段はテントの下に防水用に敷いてある奴)の上でごろ寝して、日焼け日焼けーって。そうそう、この日がちょうど駒苫VS早実の一日目だったんだよね。だから、海水浴客の皆さん(当然9割は道民でしょう)も、試合経過が気になるみたいで…得点が入った時は歓声が上がり、チャンスを潰すとため息が…こういう一体感は、絶対に東京じゃありえないからね。この場所にいられたことがなんだか嬉しかったよ。
散々泳いだ後、温泉へ。まだ野球やってました。あのスクイズ失敗もこの目で見ました。温泉の休憩室でも選手コールが沸き起こるようなところは、北海道・東北以外ありえないと思います。ちょっと苦笑しながらも、凄くうらやましいと思いました。彼らが道民であるということがね。
結局、引き分け再試合になるのを見届けてから風呂へ。
で、風呂から出たら休憩室はガラガラでした。さっきは満員札止めみたいだったのに。
ここで、葉書書いて(しょここさん宛)テントに戻る。ご飯炊いてカレー食ってたら隣にテント立ててた若者(後で、ほぼ同い年だと知る)にビール(いや、発泡酒)を貰ったりして…までは良かったのだが、やっぱり夜通し五月蝿かった。なかなか寝られませんでした。
でも、すぐ横で「なまら美味い」「投げとくわー」などなど、生粋の北海道言葉を聞かせていただいたのは比較的貴重でした。でもやっぱり寝られなかったのはキツかった…ぐみゅ。

今日の走行記録
走行時間1:28:22走行距離26.81km
最高速度36.1km/h平均速度18.2km/h


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