【便利グッズ】 |
調音器 チューナー
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電子チューナー、音叉、調子笛などいろいろあるが、初心者はランプや針の揺れなど目で見て確認できるタイプの電子チューナーが使いやすい。 原則として手前の弦(内弦)をD音、向こう側の弦(外弦)をA音に合わせる。 (写真は電子クロマチックチューナー) |
微調器具
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機械式弦軸(ネジが仕込んである金属製弦軸)ならば調弦しやすいが、摩擦式である木製弦軸の場合、微調器具を取り付けると調弦しやすくなる。 微調器具の中で一番入手しやすく装着も簡単なのは「分数ヴァイオリン」用アジャスター。他にも微調ネジ付き金属千斤を使用する方法や、千斤の上方あたりの弦と琴杆を糸で巻きその糸を動かすことで微調する方法などもある。 (写真は「分数ヴァイオリン」用アジャスター) |
長琴馬 (長馬)
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二胡を弾かないときは弦と皮の間に長琴馬を差し込んでおくと皮が痛まない。単品では売っていないことが多く、通常鉛筆を琴筒幅に切って作る。 また長琴馬をつけたまま弾くと音が響かないので、大きな音を出せないときに弱音材として使う。 (写真は琴馬の上に差し込まれた長琴馬) |
弱音器
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二胡用定番弱音器というのは今のところないが、楽器店によってはオリジナルの弱音器を作成・販売しているので、いろいろ探すとよいのが見つかるかも。 長琴馬を差し込む、琴馬をクリップで挟む、ヘアピンで弦を挟んで振動を押さえる、琴馬の上の皮面に消しゴムをおくなど、自分で工夫している人も多い。 (写真は蛇皮の振動を押さえて弱音させる弱音器) |
本体滑り止め
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服装や椅子の高さによって演奏中二胡が腿から滑り落ち易い場合、ゴムシートなどを腿の上に広げてその上に二胡を置くとよい。面倒な場合はシール式の薄いゴム材を二胡の琴托の下に直接貼り付けると便利。(音色に影響はない。) ホームセンターやカー用品店でゴム材を探すか、邦楽器店で三味線用滑り止めシートを購入しよう。 (写真は琴托の下に張り付けられたゴムシート) |
左手の汗止め
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塗装(ニス)仕上げの二胡の場合、左手に汗をかくと換把しにくくなるので、ベビーパウダーや制汗スプレーなどを左手(人差し指と親指の間)にまぶすと演奏しやすくなる。 ただし薬剤が弓毛に絶対かからぬよう十分注意すること。(毛にかかると音が出なくなることが有り。) (写真は制汗スプレー) |
柔らかい布 (ハンカチ)
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演奏後、弦についた松脂や皮脂をぬぐう。(弦の錆び防止) また二胡をしまうとき、弦に弓の松脂が付かないように、弦と弓の間に布を挟んでおくとよい。 黒っぽい服装で二胡を弾くと服に松脂が付いたとき目立つので、黒系の衣装の時は腿の上にハンカチを広げてガードしておこう。 (写真は弦と弓の間にハンカチを挟み込んだところ) |
弦軸調整剤
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木製(摩擦式)弦軸で、弦軸の回り具合が悪く調弦しにくいときは、弦軸に回転調整剤を塗ると、微調整しやすくなる。 弦軸が固い時の潤滑剤には市販のペグコンポジション・干からびた石けん・3B以上の柔らかい鉛筆の芯等、弦軸が滑りやすい時の滑り止めには黒板用チョーク(色は無関係)・松脂の粉等が良いらしい。 必ず様子を見ながら少しずつ弦軸に付けること。 (写真は市販のペグコンポジション(peg composition)。ペグソープ(peg soap)、ペグドープ(peg dope)とも言う。) |
メトロノーム
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一定のリズムを刻んでくれるので、楽譜指定の速度を確認したいときや、揉弦練習・早弾き練習のときにあると便利。 (写真は電子メトロノーム) |
二胡ケース
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<ハードケース>型くずれしない木製や金属製などケース。頑丈なので保存や長時間の移動向き。 <セミハードケース>主に発砲スチロール製の軽量ケース。肩紐付きが多い。 <ソフトケース>軽くて持ちやすく肩紐付きだがハードケースに比べれば衝撃に弱い。短時間の移動の時に重宝。 (写真はセミハードケース) |
立奏ホルダー
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立ち弾きするためのツール。ベルト(自前で用意)にホルダーを引っかけ、その上に二胡を置いて腰のあたりで固定する。 各専門店でいろんなオリジナルホルダーが販売されているが、二胡(琴托)の形状によっては取り付けできないものもあるので、購入前によく確認すること。 (写真は立奏ホルダーに二胡をセットして立ち弾きする姿) |
教材
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教本や映像教材(ビデオ・VCD・DVD等)がある。 最近は日本人向けの教本・教材が日本の出版社から発売されるようになった。(「日本語教材・楽譜」のページ参照) 中国製の教材は民族楽器店や二胡教室に問い合わせるか、中国旅行の際に現地で探すとよい。(中国の考級教材は第一〜第十級となっており、第一級が初級、第十級が最上級である。) (写真は中国・人民音楽出版社の考級教本) |
譜面台
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軽いものは持ち運びに便利だが、重い教本(ぎっしり綴じられたファイルとか)を載せると不安定になるので、購入するときはそのあたり考慮しよう。 (写真は折り畳み式譜面台) |