二胡教室の見つけ方



私に送られてくるDMの中で一番多い内容が、
「○○市在住なのですが、私の家の近くにある教室を紹介してください。」
という質問です。(北は北海道、南は鹿児島まで^^;)
しかしあいにく私は京都在住で、京阪神の教室については口コミで少し知っていますが、それ以外の地域の教室についてはさっぱり分かりません。
そこで、これまでの私の経験や他の人の体験談をもとに、二胡教室の見つかる(かもしれない)方法をまとめてご紹介したいと思います。
これから二胡を習いたいとお考えの方、ぜひ参考にしてください。




二胡教室が見つかる(かもしれない)方法


[1] インターネットで探す。

[1-a] 検索エンジンで探す。
昨今の二胡ブームのおかげで、ネット上で宣伝している教室が驚くほど激増しました。
検索エンジン(Yahoo!Japan等)で「二胡 教室 ○○(地名)」等をキーワードにして探すと、地元の教室情報がヒットするかもしれません。

[1-b] 掲示板に教室情報募集の書き込みをしてみる。
二胡系サイトや中国系サイトの掲示板に、「○○市でやってる教室知りませんか?」と書き込んでみましょう。
誰かが掲示板上でレス(返事)をつけてくれるかもしれませんし、メールアドレスを記入しておくと、メールで直接返事が来る可能性もあります。

[1-c] 二胡ML(メーリングリスト)に教室情報募集の投稿をしてみる。
二胡ML(リンク集参照)には現在約数百名もの人たちが登録しています。
つまりMLに投稿すると、あなたの1通のメールが全国数百人もの二胡愛好者のもとに届くわけです。
このシステムを活用してみましょう。

<これから掲示板やMLに投稿しようと思われてる方へ>
「面倒くさい。見返りがあるわけでもなし。」
「自分の在籍教室を他の人に知られるのがイヤ。」
「冷やかし気分でうちの教室のぞきに来られるのも・・・」
「教室を紹介したってこの人に合うかどうか分かんないのだし。」
「生徒が多いのでこれ以上入ってきて欲しくない。」
「インターネットに不慣れで、掲示板に書き込む勇気がない。」
などの理由で、教室を知っていても紹介をためらう人たちは大勢おられます。
掲示板で教室情報募集の書き込みをする際には
「この人なら思い切って教室を教えてあげてもいいかな」
と思わせるような、掲示板を読んだ人にあなたの熱意が伝わるような書き方を心がけてみましょう。
単にあなたの要求のみを書いたのではなかなか好意的なレスは返ってきませんよ。人と人との交流なのですから、すべてあなたのアピールの仕方次第なのです。
少なくとも、人に教えを請うときには、地球は自分中心に回っている的態度は改めておきましょう。(^^;;
そして、あなたの書き込みに対して誰かからレスがついたなら、あなたもその好意に応えてお返事するのを忘れずに。これは大切なマナーです。


[2] 自分の住む町の地域情報誌を丹念に読む。
地域の情報は地域情報誌が一番です。
「生徒募集」の広告が無いか、丹念にチェックしましょう。
特に大手の教室は、春や秋のクラス改編期に募集記事が多く出されるようです。

[3] 自分の住む町の地域情報誌に「教室情報求む」の逆広告を載せてみる。
教室案内ページに、「教室探しています」の逆募集記事を載せてみましょう。
教室関係者や、教室情報を持っている人から連絡がくるかもしれません。

[4] 自分の住む町の大手文化教室に問い合わせてみる。
地域新聞社のカルチャーセンターや大手音楽教室に、二胡講座がないか訊ねてみましょう。
ないようで案外あったりします。また、外部の提携講座を教えてくれることもあります。

[5] 自分の住む地域の日中友好団体に問い合わせる。
自分の町に中国文化愛好団体や在日中国人団体、中国人留学生を受け入れている学校がないか探してみましょう。
団体が二胡教室を開いている場合もありますし、二胡講師を紹介してくれる可能性もあります。

[6] 中国系イベントをチェックする。
デパートの中国展や中国雑貨を扱うショップ、中国茶セミナー等、中華系イベントをマメに回れば、二胡教室のチラシを見つけることができるかもしれません。
運がよければイベントで生演奏する二胡奏者にでくわすこともあります。

[7] 二胡を扱う楽器屋をさがす。
楽器の売上を上げるために、楽器屋が教室を開いていたり、講師を紹介してくれることがよくあります。
また店内にチラシが置いてあったり情報交換ボードが置いてあることも多いです。

[8] まずは中国語教室、太極拳教室、中国茶教室に入ってみる。
中国フリークの人たちの溜まり場であれば、中国に関するいろんな情報が口コミで流れているはずです。
そこから二胡に関する情報をゲットしましょう。

[9] 中国人の友達を作る。
在日外国人は、独自の在日同胞ネットワークを持っているものです。
在日中国人の友達を作り、知り合いに二胡の心得のある人がいないか、ツテで探してもらいましょう。

[10] 二胡を習いたいと、常日頃アピールしておく。
二胡に興味があることを、積極的に周囲にアピールしておきましょう。
知人友人から「うちの近所に教室ができたみたい」という思いがけない連絡が入ってくるかもしれません。

[ワンポイントアドバイス]
日本では「二胡」のことを「胡弓」と呼ぶことがあり、実際「二胡」になじみが無い日本人に「二胡」と言っても通じない場合があります。
しかし、教室を探しているときに「胡弓」という言葉を使うと、間違って「日本胡弓(三味線に似た和楽器)」の教室に連れて行かれてしまうことがたまにあるようです。(→「二胡」と「胡弓」
「二胡」と言ってもうまく相手に伝わらない場合は、混乱を避けるため、「中国胡弓」という言い方をした方が無難だと思います。





体験談〜「私はこうして教室を見つけました!!」


<京都市> 管理人の場合(^^;;
最初の教室は、偶然買ったお稽古情報雑誌「ケイコとマナブ」関西版の特集記事で見つけました。
特集名ははっきり覚えていないのですが、確か「1回3000円以下のお稽古」という写真入り巻頭カラー特集の中の、音楽関係のページだったと思います。
今の教室は、「京都リビング」という、各家庭に無料配布される地域情報紙で見つけました。
この教室は春と秋にしか生徒を募集しておらず、たまたま春の生徒募集時期だったので広告を載せていたようです。
最初の教室も今の教室も、偶然目にした、という感じで、かなりラッキーな巡り合わせでした。


<東京都杉並区>
わたしはミニコミ誌(うちの近くで配布されているのは「むさしのリビング」というんですが)に「二胡(中国の楽器)を教えてくださる方を探しています」と言う広告を載せてもらって教室を探しました。
広告に対する反響は3件で、3件とも違う教室に関する情報でした。
また、「私も二胡を習いたいんですが、いい教室はみつかりましたか?」というお問い合わせのお電話もありました。
結局、3件のうち、一番最初に教えていただいた教室が最も私の条件に合っていましたので、現在そこでレッスンを受けているんですが、そこは大々的に宣伝をしているわけでもなく、口コミでしかわからないような教室です。
そんな教室はきっと他にもあるのではないでしょうか。
うちの先生も「どうやってみつけてきたの?」と不思議がっていらっしゃいましたので、経過をお話したところ「そんなにしてまで習いたかったんですね」と、ちょっとうれしそうな感じでしたね。
わたしの体験がこれから二胡教室を探される方のお役にたてば、わたしもうれしいです。


<札幌市>
お教室に通っているわけではないのですが。
情報誌・電話帳を探したのですが見つかりません(けっこう探しました)
あとはもうインターネットだのみ。
二胡>札幌で検索1件だけ見つかり荒木田さんのHPです。
そこで二胡情報をいろいろと教えてもらいました。
今でもお世話になってます。
札幌は二胡のお教室が少なくて宣伝もしていないようです。
中国人の先生もいないそうです。
あと楽器屋さんで教えてもらったという人もいました(キクヤ楽器さん)。
だけど見つけたときは嬉しかったなぁ「やったー!」って感じで。
その後トントンと話は進み今年の2月に楽器購入。
テキスト見ながらゆっくりやってます。
インターネットがなかったらこんなに早くは無理だったでしょう。
今の時代だからこそ…の話ですね。


<三重県津市・久居市>
 私は三重県の一志町と言う人口15,000人の小さな町に住んでいます。
 ニ胡に興味を持ち続けてきたのですが、大阪と名古屋の中間に位置する寒村、先生が見つからないだろうとあきらめていました。
 このサイトでもらったアドバイスで三重大学の中国人留学生団体に問い合わせ、先生を見つけることができました。2001年2月からサ−クルを作り月2回グル−プレッスンをしていましたが、人数が13人に増え5月から2班に別れて練習日も月4回となりました。
 場所は三重県津市と久居市ですが、希望者が多くて四日市市でも始めなければと嬉しい悲鳴を上げています。(問合せ先:J・K・C友好音楽会


<大阪市>
私も二胡の音色にずっと弾かれてて、もし楽器を習う事ができるなら二胡習いたいな〜と思ってました(それか三味線)
でもタウン誌やフリーペーパーの習い事欄見ても、ギターとかバイオリンとかが多くてなかなか無いなぁと長いことそういう日々が続いてました。
神戸のほうまで行けば教室を見つけることはできましたが、私は大阪の枚方在住のため通うだけで挫折してしまうと諦めてました。
が、フリーペーパーの「ぱど」に大阪市西区に教室があることを発見、そこで教わることにしました。
やっぱり広告見たの春頃でした。今だったら教えてくれるとこ増えてそうですね。
今通ってるとこは会社から歩いて行ける近距離なので会社帰りに行くことができます。


<京都市>
今日から中国語を習い始めたのですが、「なぜ中国語を習いたいのですか?」と中国語の先生に聞かれ、「二胡を習っているからです。」と答えたら、「あら、私も習ってるのよ。」と言われました。
どこの教室ですかと聞いたら、京都市内ですが私の知らない教室でした。
「二胡教室が見つかる(かもしれない)方法」の中に、中国フリークの人たちの溜まり場であれば中国に関するいろんな情報が口コミで流れているはずとありましたが、本当にそうなんだなと思いました。





体験談募集!!


「私はこうして教室を見つけました!!」というテーマでみなさんの体験談を募集しています。
現在二胡を習っておられるかた、どうかご協力ください。掲示板かメールフォームでお願いします。
お送りくださった文章はこのページで紹介させていただきますので、予めご了承ください。m(_ _)m

ご注意:
このページは教室探し体験談のページです。
教室宣伝や生徒募集は、掲示板でお願いします。



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