飛騨川上流 ふるさととは、自分の生まれ育った土地、以前に住み、又は馴染んで居た所、ゆかりのあるところ等を言う。当たり前のことであるが、こんな場所に来ると、そう言う言葉を思い出すのは、私だけであろうか。 上高地へ行った後、平湯峠経由で小八賀川沿いの飛騨街道を通って高山に入った。高山盆地(標高580m)は小八賀(こはちが)川と、宮川の合流する所にある。そして、高山市はその飛騨盆地の中心地で、宮川を挟むようにして、街が発展し、今でも江戸時代の町並みが残っており、小京都とも言われている。 |
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高山より宮峠を越え、乗鞍岳(3026m)西斜面を源流とする飛騨川沿いの国道41号線(飛騨街道、益田(ました)街道)を名古屋に向かった。その途中の写真である。この飛騨川(益田郡金山町から上流を益田(ました)川と呼んでいたが、河川法上は全域を飛騨川と呼ぶ)沿いは、峡谷美が優れ、上呂、中呂、下呂、中山七里、飛水峡と続いている。 そして、飛騨川は美濃加茂で木曽川と合流し、伊勢湾に流入している全長151kmの川となっている。水量の豊富な急峻な川であるため、豪雨時は、側を走る飛騨街道が通行止めとなる所でもある。 |
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飛水峡 飛水峡は飛騨川中流の峡谷。岐阜県の白川口から七宗(ひちそう)町上麻生に至る12kmを言う。岩盤の凹所が、河床礫(かしょうれき)の回転と、渦流運動によって、鍋状に浸食されてできる甌穴(おうけつ)郡が、約2kmにわたって見られる所(天然記念物)でもある。この甌穴は、利根川支流の片品川・吹割ノ滝でも紹介してあるので、興味のある方は覗いてみて欲しい。 |
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飛騨川は、豊富な水量と、深い谷となっているため、発電に利用されるダム(高根ダム等)の多いところとしても知られている。そして、今でも自然が多く残されている川でもある。 飛騨川は、私に取って思い出の多い川でもある。今回は大学時代の友人N氏とのドライブであった。このまま名古屋に出て、東名高速を利用し帰京した。 |
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ルート 長野自動車道 松本インター 〜飛騨街道(野麦街道、国道158号 〜安房峠〜平湯峠〜丹生川村日面 〜飛騨大鍾乳洞〜高山〜飛騨川 〜下呂〜中山七里〜飛水峡〜名古屋 歩行 1時間 |
駐車場 飛騨川河岸、中山七里、飛水峡 |
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