花咲港 納沙布岬に行く途中で下車した。如何にも北海道らしいこの漁港と天然記念物の車石を見たかった。 花咲港は、根室半島の南部、太平洋側に面し、半島の北側の根室港と違い、冬でも結氷しない港である。 開拓は、元禄年間に始まり、1869年(明治2年)開拓使の開設により、移民130人が移住して、町の基礎が築かれた由。 |
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花咲岬より 岬先端より白鳥の飛来する温根沼(おんねとう)、長節沼(ちょうぶしとう)等の残留性湖沼のある西和田方面を見た所だ。殆ど水没しそうな低地で、根室半島の根元となっている。また、温根沼の台地には、アイヌ時代(縄文前期)の竪穴住居、貝塚等の遺跡が発見されているのは意外であった。古くから人が住んでいたのだ。 右手の湾の奥が花咲港となっている。 |
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根室車石 花咲岬突端にある直径1m位から最大6mに及ぶ放射状節理(車軸状)の粗成玄武岩で出来た車石は天然記念物に指定されている。写真は根室車石と名付けられて一番大きなものだ。 海中に流れ出した溶岩が急冷却で凝固し、後から溢れ出した溶岩の押す力で丸まり枕状になった由。 |
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花咲岬 花咲岬より納沙布岬方面を見た写真である。変化に富んだ根室半島は、長さ約45km、幅は約5kmであるが、高さが低く、40〜50mの緩やかな波上の台地となっているのが手に取るように解る。 広大な自然を満喫し、この後根室半島の先端、納沙布岬に向かった。 |
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ルート 帯広〜十勝川温泉(泊)〜釧路 〜厚岸〜花咲〜花咲港〜花咲岬 〜車石〜納沙布岬〜根室(泊) |