香港・九龍
Hongkong Kowloon


ミラマーホテル
  成田より4時間で香港に着く。下手な国内旅行より近いというのが実感である。    初日はカオルーン(九竜)で、ショッピングを楽しんだ後、ミラマーホテルで京劇のショーを見ながら本場の中華料理に舌鼓を打った。
  翌日は中国人のガイドを雇い、車でカオルーン(九竜)より、フェリーボート(スターフェリー)に乗り、対岸の映画「慕情」の舞台となった香港島に入った。  
   まずヴィクトリア市より香港名物のケーブルカーでヴィクトリアピーク(553m)に登った。左下の写真が、ヴィクトリアピークより、カオルーン方面を見下ろしたものである。
  手前の高層ビルが建っているところがヴィクトリア市で、香港全人口の30%、約100万人の人が住んでいるところである。
   このヴィクトリアピークは、香港で一番標高の高いところで、香港の全貌を見下ろすことが出来る。又、夜景のすばらしいところでもある。
ヴィクトリアピーク
  山頂駅より下りは、車でヘアピンカーブの続く山道を下った。次に訪れたのは タイガーバームガーデンである。脂薬(あぶらぐすり、脂肪油類に種々の薬物を加えて塗る外用薬、膏薬)の「万金油」を売り出し、1代で巨万の財産を築いた胡文虎が1935年に作った中国式庭園である。
   庭は、仏教の故事から取ったという怪物、怪鳥、、地獄・極楽、そして、様々の肢体の裸女などが、絵巻物の様に作られている。    
レパルス湾(浅水湾)
  三方を緑の丘に囲まれた波静かな入り江である。三日月形の白い砂浜と海の色が綺麗であった。海水浴場として賑わうところでもある。
  次に、車で10分ほどのところにあるアバディーンに行った。香港の発祥地で、今なお盛んな漁港である。また、水上生活者タンミン(蚤民)の基地としても知られている。およそ、4000艘の小舟とジャンクがぎっしりとひしめき合い特異な風景を作っていた。  
シャ・ティン(沙田)
  香港島を一周した後、再度カオルーンに戻った。カオルーン市は、ヴィクトリア市がビジネス街とすれば、まさにショッピングの街である。
  ニューテリトロリー(新界)へ行く途中、シャティンの水上レストランで昼食を摂った。ここの豆腐料理は最高であった。付近は海水浴場にもなっている。    
  シャ・ティンから、再度車でニューテリトリー(新界)に向かった。ニューテリトリーは、九龍半島の付け根を東西に走るバウンダリーストリート(界限街、カイハイホン)から、中央の国境線に至るまでを言い、中国からの租借地であった。この辺は、香港で唯一の、中国的田園風景の見られる所である。    
   ロク・マ・チャウ(肋馬州)は、新界の最北端である。国境の無人地帯の真ん中を流れるシャム・チュン川(深せん)を見下ろす丘は国境監視所(写真左下)となっていた。
  この展望台より180度展開する視界には水田の広がりがいやに目に付いた。広い中国の田園風景であった。
ロク・マ・チャウ(肋馬州)
   我々が、訪れたときは、まだこの香港は中国に返還されていないときで、ここがまさしく、東西の接点でもあった。
   国境見物の後、またカオルーン市に戻り、ショッピング街のネイザン通りで、買い物を楽しんだ。
  翌朝早く、カオルーンより、次の目的地であるタイのバンコクに向かった。


ルート

成田〜香港カイタク(啓徳)空港
〜カオルーン港(フェリー)
〜香港島〜ヴィクトリアピーク
〜タイガーバームガーディン
〜レパレス湾〜シャティン
〜サンカイ〜ロクマチャウ
〜カオルーン〜バンコク

1日コース



7105/0110
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