仙 台・七 夕
Sendai City


仙台駅前通り
  8月7日、青森からの帰途、途中下車して東北3大祭りの一つといわれる七夕を見に来た。昨夜は、青森のねぶた祭りで東北の熱気に当てられ、やや興奮状態のままの七夕見物になった。
  杜の都、仙台と言うと、すぐ思い出すのが、伊達政宗と青葉城であるが、この七夕もその頃から始まったとのことであった。その頃は、陰暦の7月6日の宵に、各家々で、吹き流し、折り鶴、巾着、短冊、紙衣等を作って吊し、田の神の祭り、とし、稲の収穫を祈ったという。
七夕祭り
  昭和3年に仙台で大博覧会があった頃から年々華やかになり、最近では市内の繁華街の商店が宣伝の為に飾るようになり、すっかり観光化してしまった。
  仙台の駅前の中央通りから東一番丁と続く道筋は、七夕飾りのトンネルとなっている。
商店街
  仙台は、奥羽山脈の東側に続く丘陵の東端で、仙台平野の西縁の広瀬川の形成した数段の河岸段丘上に展開した街で、奈良時代に陸奥国府、鎮守府が設けらた。
  そして、伊達政宗が、1600年、ここに城を築いてから、62万石の城下町として繁栄し、東北地方の中核都市となった。
   今でも、第3次産業が、全産業の77%を占め、典型的な消費都市となっている由。卸売り業の売上げは東北では郡を抜いているとのことであった。 
  街は、丁を称する侍屋敷と、町を称する足軽、職人、町人屋敷に区分されたが、これら地名が今でも残っている。
  私の両親が、未だ帝大の学生の頃、新婚生活を送ったところでもあり、何となく身近な町として心に残っている。この後、何回も訪れることになった街の一つとなった。  


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