米沢街道
会津若松〜猪苗代湖〜桧原湖〜白布峠〜米沢〜山形

Yonezawa


会津若松城
  米沢街道と云うと、喜多方(きたかた)経由大峠越えが普通であるが、我々は、猪苗代湖から桧原(ひばら)湖へ抜け、西吾妻スカイバレーの白布(しらぶ)峠を経由して、米沢に入った。大峠も白布峠も、冬季は通行止めとなっている険しい峠である。
  もっとも、大峠越えは今はトンネルが出来ているので、冬季でも通行できるようになっている。
猪苗代湖
  磐梯山の南側にある湖で、湖面高さ514m、深さ94m、南北14km、東西10kmで、日本第4位の大きさである。
  北岸の白鳥浜には、冬季(10月中旬から4月)白鳥が飛来することで有名である。丁度、磐梯山を背にして、格好の被写体になる所でもある。
桧原湖
  磐梯高原(裏磐梯とも呼ばれている)にある湖で、小野川湖、秋元湖と共に桧原3湖と呼ばれている。
  共に、1882年、磐梯山が爆発したときに出来たもので、長瀬川の支流桧原川を泥流が堰き止めて出来た新しい湖である。
檜原湖湖畔
  桧原湖は、川が堰き止められて出来たため、当然であるが、東西3KM、南北9kmの細長い湖(湖面高さ822m、深さ31m)となっている。
  湖が出来たのが新しいため、この時は、未だ観光施設は少なかった。この湖畔から、五色沼周遊コースが出来ている。我々も、今回はここで泊まり、五色沼で遊んだ。
スカイバレーより檜原湖
  翌朝、まだガスのかかっている湖畔の右側を米沢に向かった。スカイバレーの白布峠(1410m)への途中で、桧原湖を見下ろした写真が左である。
  桧原湖は未だ、観光施設があったが、同じ桧原3湖でも、他の小野川湖、秋元湖は、何もなく、自然がそのままと言う感じであった。
白布峠
  標高1410mの白布峠を越えると、程なく白布温泉(758m)に着く。上杉家の隠し湯として知られ、歴史のある温泉である。丁度、このスカイバレーラインの終点になっている。
  温泉と云うと、この近くには小野小町が発見したと云われる小野川温泉がある。江戸時代、米沢に訪れる商人がここを根城にして、米沢の物産(紅花など)の取引を行った所でもある。
朝日連峰
  白布峠を越え、米沢盆地に入るところで、朝日連峰が目映く見えた。日本有数の豪雪山であるため、この時期(5月の連休)では、まだ真っ白であった。日本海からわずか40kmの所に南北に走っている山で、季節風の影響をまともに受けて雪が多く、雪崩の多い山としても知られている。一番高い峰が、大朝日岳(1870m)である。
蔵王山麓
  米沢と云うと、上杉氏30万石(後に15万石に削封)の城下町であるが、それより元120万石の上杉氏が、その当時の家臣団を抱えたまま、15万石まで減封された事実と、その後の生活の厳しさから独特の気風の育った所としても知られている。
  このあと、米沢からは米沢街道を北に向かい、南陽、上山を経て、山形の蔵王に向かった。  


米沢街道

会津若松〜喜多方〜大峠
〜米沢〜南陽〜上山〜山形

八谷街道とも云う。
近世では、桧原峠((1094m)越えが
一般的であったが、
1885年に大峠越えが開通し、こちらが主となった。

  米沢から山形は山形街道、最上街道とも云われた。
ルート

会津若松〜猪苗代湖
〜桧原湖〜スカイバレーライン
〜白布峠〜米沢
〜山形・蔵王

スカイバレーラインは冬季閉鎖

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