Cahiers

・スタッフによる雑記帳です。
・不定期更新です。

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今日はクラブ・ジェロの日です。
2003/09/21

ジェロボアムの試飲会、クラブ・ジェロVol.10です。
今回のテーマは、“ワインで感じる秋の気配”。・・って、このテーマに決めたことを後悔していました。なぜなら、秋の気配という言葉が似合うワインだと熟成感があるものを揃えるべきだし、そうするとクラブ・ジェロの参加料1000円という予算だと厳しいし・・。というわけで、いつものように“こじつけ”ました。“秋に美味しい食材と合わせたくなるワイン特集!!!”

以下は試飲ワインの一部です。
          ● アンドレ・ブルネル、ローヌ・ブラン(白・1700円)
          ● ルネ・モス、アンジュ“マリー・ベナール”(白・3000円)
          ● ジャン・ピエール・コリノ、イランシー・マズロ(赤・2800円)
          ● シェヌロン、オック“レ・クレイス”(赤・2200円)
          ● ルクトリー、コリウール“レ・セリス”(赤・2500円)
          ● ビネール、クレマン・ダルザス1992(発泡・3200円)
          ● クロ・デ・フェ、ルーション・ヴィエイユ・ヴィーニュ(赤・4000円) 
          ● エットーレ、バローロ・チェレッタ(赤・5800円)

当店の試飲会は、ご予約なしで参加して頂けるものです。13時から17時まで、ご都合の良い時間にお立ち寄り下さい。 

ピエモンテの古酒入荷速報
2003/09/21

先月、入荷したトスカーナ古酒に続き、ピエモンテの古酒が空輸で届きます。前回のもあっという間に御予約をを頂きましたので、今回も、気になるワインがあったら、とりあえずお電話かメールを下さい。

        ★ ジャコモ・コンテルノ、バローロ 1961年  ¥30,000(1本限り)      → ご予約済 
        ★ プルノット、ネッビオーロ・セッコ・リゼルヴァ 1964年  ¥8,000(1本限り)
        ★ プルノット、バローロ・ブッシア・リゼルヴァ 1967年  ¥14,800(2本限り)
        ★ GAJA、バルベーラ、ソリ・ヴァニョーナ 1970年  ¥12,000(1本限り) → ご予約済
        ★ アルド・コンテルノ、バルベーラ・ダルバ 1971年  ¥10,000(1本限り) 
        ★ アルド・コンテルノ、ドルチェット・ダルバ 1974年  ¥7,800(1本限り)
        ★ チェレット、ネッビオーロ、ベルナルディーナ 1978年  ¥7,500(1本限り) → ご予約済


以上です。どうでしょうか。ヒエーッなんかヤバイんでないのぉ?・・といのもありますが、前回のトスカーナの良品確率の高さを考えると、今回はなんだか安心です。お電話はお早めにー!

コラボ・ジェロ at 吉芳
2003/09/20

18日のコラボ・ジェロにお越し頂いた皆様、ありがとうございました。
吉芳のスタッフの皆様も定休日というのにご協力頂いて、ただただ感謝です。
トップ・ページでも随時、詳しいご報告をさせて頂きますが、これまでのイベントで、最も“飲みモード”なイベントになってしまいました。
餃子や酢豚など、アテとしても楽しめる料理だったせか、あるいは、それに合わせてヴィーニョ・ヴェルデやシェリーなどラテン系ワインを用意していたせいか・・とにかく楽しく飲めましたー!!

当日の料理とワインの相性は
●くみ出し豆腐の冷奴・・この時にはヴィーニョ・ヴェルデをお出ししていましたが、穀物そのままの豆腐と、果実そのままのワインは調和せず、それぞれに美味しいといったところでした。
●生湯葉で巻いた海老と地鶏の生春巻き・・定番のマンダリン・ソースのフルーティーさも加わって、ヴィーニョ・ヴェルデに合いました。アルザスの4品種をブレンドしたものは、ワインの出来が良すぎて、やや強い感じでしたが、これも美味。
●豚すね肉の煮こごり・・僕は、繊細なマンサニーリャとの組み合わせが好きでした。老酒にも似た味わいで、もう口の中が中国。お客様からはアルザスとの組み合わせがベストという声も多かったです。
●海老の餃子とにんにく餃子・・赤ワインとの相性がいい餃子ですが、シドゥーリのピノ・ノワールの迫力に圧倒されました。抜栓後長い間、ピノはパワフルすぎて自己主張が強すぎた感もありましたが、時間とともに繊細な味わいが出てきていました。

このあたりから、すべての料理とワインの美味しさで、会自体のテンションが揚がってきて、それぞれの相性など関係なく飲んで食べてって感じに・・。

●1羽丸鶏の唐揚げ・・ワイン・リスト外でご用意したビールの出番。ニューヨークのブルックリン・ラガーはライチの香りのあるマイルドな褐色系。ここでは、シェリーのおかわりも増えていました。
●活け帆立貝のせいろ蒸し・・美味しかったー。老酒の香りと、吉芳さんが特別に用意して下さったトリュフの香りが漂い、すっかり平常心が奪われました。このあたりでもシェリーが大活躍。
●肉団子入り酢豚・・おなか一杯になってきていましたが、これまた美味。ほどよくマイルドになったピノ・ノワールがここで再登場。酢豚の甘酸っぱい味にはピノの甘酸っぱさが良いですね。このあたりでは、熟成感のあるローヌもお出ししました。「あぁ、やっぱりフランス・ワインが落ち着くなぁ」という声が・・。かなり飲んだ状態でもまだ飲めるスムースさがあったという結果でしょうか。しかし、このローヌ、良いですね。優良収穫年98年も5年目、すでに熟成感が出てきています。この秋のジビエにはこれをお薦め。
●吉芳ラーメン・・もうオナカも限界近かったはずですが、ほとんどの方が完食していました!すごい!!
あっさり味で、飲んだ後に丁度良い感じ。ワインは、アンティノリのキャンティ1964年。(コルクがボロボロで、僕の手には負えない状態でしたが、吉芳の店長でもあり、超一流店でのソムリエのキャリアをもつ西川さんが、冷静に対処してくれました。)
キャンティ、良かったです。40年近くの歳月でしか得られない甘くて柔らかな味わいに、飲みすぎ食べ過ぎの身体が癒されました。退色もあまりなく、ほぼ完璧な状態で、抜栓して20分後くらいがピーク。イタリアの古酒は敬遠する方が多いようですが、もともと多めに含まれていた酸味がワインの寿命を伸ばしているのです。是非一度お試し頂きたいと思います。来月末、ピエモンテの古酒が空輸で到着しますので、近々にご案内致します。

阪神タイガース!
2003/09/16

ジェロの前の通りを、鼻歌や口笛を吹きながら歩いている人がやたら多いです。良く聞いてみると“六甲おろし”。阪神タイガースのリーグ優勝で、街のいたるところで流れているからついつい・・って感じでしょうか。
僕は、どこの球団のファンということもなかったのですが、今は星野監督のファンです。いい男だなぁと思いながら昨夜はニュースを見ていました。男の生き様というものを教えてくれますね。
ところで、イタリアのダリオさんの畑でも、阪神ファン(?)を見つけました。

南仏好きなもので・・。
2003/09/14

ジェロボアムにまたまた美味しいワインが届きました。
南仏のラングドックから、“マ・ド・マルタン”。
この造り手の名前を知っていた人、かなりの好きモノです。モンペリエの丘陵、ピク・サン・ループの近くに拓かれた畑で、元歴史学者のクリスチャン・モック氏がワインを初めて瓶詰めしたのは1998年のこと。すでにフランスの国内で絶賛を浴び、近い将来、年々高まる需要に追いつかなくなることは間違いありません。
低農薬有機栽培を行い、土壌には植物原料の肥料だけを使用。醸造には伝統的な手法を重視していますが、ワインの熟成には主に小樽が用いられていて、現代の嗜好に合った味わいに仕上げられています。

マ・ド・マルタン“シナルカ”2001年       2200円
シラー種67%、グルナッシュ種33%。完熟葡萄を手摘み。新樽90%、残り10%は大樽を使用。
果実の味わいが強く感じられていますが、フルーティーという言葉は使えないほどに豊かで複雑。プラムやカシス、モカの香り。酸も十分で、飲み頃は今から5年くらいでしょうか。

マ・ド・マルタン“ウルトレイア”2001年       2500円
シラー種57%、グルナッシュ種33%、ムールヴェードル種10%。完熟葡萄を手摘み。新樽100%を用い12ヶ月熟成のあと瓶詰め。
これは、かなり濃厚で男性的な味わいです。タンニン分が豊富ですが、それにも増して凝縮した果実のコクが見事です。ダーク・チェリーやラム・レーズンの香り、ホット・チョコレートを思わせる長い余韻。全貌をあらわすには少し時間がかかるかもしれません。飲み頃は、今から8年後くらいまで。

もうひとつはコート・デュ・ローヌから、“ヴァンテカ”。
これは、多産で秀逸な年となった98年に、シャトーヌフ・デュ・パープの巨匠アンリ・ボノー氏の畑で収穫された葡萄のうち、極めて厳しい選果の末、デクラッセ(格落ち)された原料をヴァンテカ社が買い取り、ボノー氏の監督のもとで醸造したというもの。(ラベルにボノー氏の名を表記しないという約束で。)
ボノー氏のワインは、極めて熟度の高い葡萄から造られるアマローネにも似た個性を持つことで知られますが、なにしろ・・・万円するような高値とその希少さでフランス国内で見つけるのもタイヘンなのです。
このACローヌは、ボノー氏の畑のグルナッシュ種が主体でシラー種が少量混醸されています。深く黒っぽい赤色でテリのある液質。熟成感を表す土や鉄を思わせる香りが立ち昇り、プルーンのようなドライ・フルーツの香りと絡み合います。すでにアルコールや酸は落ち着き飲み頃となっていますが、抜栓して3〜4日間、ほとんど味わいに劣化を感じさせない強い生命力。大地の滋味が溢れるローヌ・ワインの魅力を、このワインで知って頂ければと思います。

ヴァンテカ、コート・デュ・ローヌ1998年       3500円

ダリオさんも収穫終了。
2003/09/14

先月から、イタリア・ピエモンテ州アスティ地区の、ダリオ・ラッペリーノさんのワインをご紹介していますが、ダリオさんから今年の収穫の写真が届きました。彼は、これから約2ヶ月間の醸造過程に入っていくのですが、彼いわく、ワイン造りで最もPressureとPleasureを感じさせられる2ヶ月間ということです。
ダリオさんのワインは、先日のクラブ・ジェロでも試飲して頂きご好評を頂きました。スッキリした白のラ・ヴェネツィアーナやフリッザンテ(微発泡)のバルベーラなど、まだまだ厳しい残暑の9月にピッタリのワインです。是非一度お試し下さい。

ブルゴーニュの古酒到着。
2003/09/13

トップページでご案内した限定数のワインのうち、ブルゴーニュの古酒が届きました。スイスのサプライヤーが保管していたもので、どれも今の市場で見つけるのは困難なワインです。見るところ、液面は高く、色調も良い感じです。開けて飲まなきゃ実際のところはわかりませんので、古酒の味わいを経験したことのある方にしかお薦めはできません。(ジェロボアムでご紹介する以上、自信は十分あります。)
今月は、中旬以降にまた入荷がありますので、随時ご案内したいと思います。

ジェロのプリムール(ヌーヴォー)
2003/09/13

今年も新酒の季節がやってきます。すでに収穫も終わり発酵層の中で、ワインとして生まれ変わろうとしています。
4月の寒波のあとに突然訪れた厳しい夏。そんな何十年ぶりという稀な気候の中で育った葡萄は、例外的な凝縮感をもったものになると予想され、金星の接近とも関連づけられたりもして、メディアで話題になっていますね。でも、毎年こんなふうに同じように盛り上げられると逆に興醒めしたりもする・・なんていう酒屋は僕くらいかな。
それでも、毎年第3木曜日午前零時には新酒のコルクを抜いて、美味しく朝まで飲んでいます。今年の出来はどうとかって話す事もあまりなく、今年の収穫に唯々感謝して。
ジェロボアムにとっては、初めての新酒のシーズンとなりますが、良いものを選びご紹介するという日頃のポリシーで、5つの蔵元の新酒をご案内することにしました。このうち、3つがボージョレーから、2つは南仏から届きます。(ボージョレーは空輸なので値段が高くなってしまいますが、南仏産は船便で届くので安くなるのです!)

                ★カザル・ヴィエル、ラングドック・ヌーヴォー             1300円
                ★ラ・トゥール・ボワセ、ラングドック・プリムール           1400円
                ★P.M.シェルメット、ボージョレー・プリムール“レ・グリオット”   2500円
                ★ドミニク・ローラン、ボージョレー・ヌーヴォー            3200円
                ★フィリップ・パカレ、ボージョレー・プリムール            3200円

以上の5アイテムです。販売開始は、11月20日(木曜日)午前零時。つまり、水曜の夜です。われ先に飲む必要もないのですが、時差のためにアジアが地球上で一番早く解禁になるので、せっかくならという理由で・・。その日は、店内で1杯200円〜500円でお飲み頂けますので、ご近所の方や朝までがんばる方は、是非ジェロボアムにお越し下さい。

コラボ・ジェロVol.4のワイン
2003/08/29

今のところの予定では、香り系の白ワイン(ミュスカとかゲヴュルツとかを使用したもの)、赤では甘みのあるピノ・ノワール、キワ物ではアンティノリ・キャンティ1964年など、ワイン・ショップの企画ならではのリストを考えています。キャンティは別として、中華との組み合わせが面白いワインをお選びします。

コラボ・ジェロVol.4 “DIM-SUM”
2003/08/29

クラブ・ジェロ(試飲会)の代わりに・・みたいなノリで始めたコラボ・ジェロでしたが、参加して頂いたお客様にご好評を頂いたことと、主催者側が楽しくなってきたという理由で、定例の会になってしまいました!
9月のコラボ・ジェロにご協力頂けるお店、吉芳さんは餃子やラーメンのお店ですが、店長の西川さんはバリバリのキャリアをもつソムリエ。吉芳さんのホーム・ページを見て頂けばお分かり頂けると思いますが・・すごいんですよぉ。初めてお伺いしたとき、目の前にあるワインのボトル見て後ずさりしましたが、実はすごく気さくで親切で良い店なんです。色々とお話をしているうちに、「一緒に協力して神戸を面白くしていきましょう!」・・みたいな感じになり今回のコラボが決まったのです。
まぁ、たいてい、そんな軽いノリで始まっているのですが、お客さんに来てもらうからには満足してもらわなければ!とがんばっていますので、ご興味を持って下さった方、どうぞ期待してご参加下さい。

※毎回のテーマはあんまり内容に合ってないこともあるかもしれませんが、ちょっとカッコよくしてみたいので許してください。今回はディム・サム(点心)・・って餃子なのですが・・。

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