野鉄最後の日 1

(野鉄最後の日1〜4 画像22枚計927KB) 


野鉄の廃線の日1994年(平成6年)3月31日の記録です。

始発前の日方駅 YTV生中継の準備中

 午前6時過ぎ、始発前の野鉄日方駅前です。

 ふだんはほとんど人気のない時間ですがきょうはいつもと違います、野鉄最後の日です。

 読売テレビのSNG車が「ヅームイン朝」の生中継の準備をしていました。

 きっとこの後、最終列車が出るまで駅前は最初で最後の大フィーバーとなる事でしょう。

出発を待つ始発電車 25−26

 最終日の上り始発電車は25−26の2両編成です。

 数日前から「ありがとう 80年 さようなら 野上電気鉄道株式会社」  3.31 の幕を正面に

「80年間のご愛顧ありがとうございました」の幕を側面に着けていました。

春日前にて 上り始発26−25

 春日前駅に先回りし上り始発を待ちます、1名乗車、1名が下車しました。

下り始発 13

朝日を背にして下り始発列車が来ました、13の単行です。

13にはさよならの幕等の飾りはなく普段通りの姿でした。

11 北山駅付近にて

 北山駅の日方寄りに移動しました。

 上りの2番列車は先ほどの13が日方駅折り返しで通過、

下り2番列車は上り始発の26−25が登山口で折り返し通過して行きました。

 今度は11が上りの3番列車としてやって来ました、この列車も飾りはされておりません。

北山駅付近の酒蔵をバック最後の力走をする13

 朝日を帯び、北山駅近くの酒蔵の横で最後の力走をする13。

この後、11も登山口で折り返し朝のラッシュ前に単行での運用がなくなってしまいました。

11と13は再び走行することは無く、日方車庫で永い眠りに就きました。


 野鉄最後の日 2に続く