紀州路を駆けた機関車 EF15
1998.10.25

EF15158サイド
最後の活躍をするEF15158 紀三井寺−黒江間 1986.10.20

EF15形直流電気機関車は旅客用のEF58形と同時期に設計された貨物用電気機関車 で、最後のデッキ付き、先台車方式の機関車となり、昭和22年(1947)から昭和34年(1959)にかけてEF58と並行して202両が製作されました。

紀州路には竜華機関区所属の車両が入線、昭和43年に岡山からEF15181が転属、昭和53年の紀勢線電化 に際し増備され新宮まで足を伸ばすようになりました。

昭和59年(1984)現在の在籍車両は58,123,147,158,172,173,174,181,184,185,186,189,190,202の計14両でしたが、昭和60年(1985)のEF60の転入により廃車が進み、昭和61年(1986)には 123,158,184の3両まで減少し同年11月には貨物列車の廃止に伴い竜華機関区と所属の電気機関車のすべてが淘汰されましたが、幸いにも原型窓の158が現在も車籍を持ち梅小路機関区に所属しています


EF1558EF1558
最若番の58がED60形と重連で和歌山繰駅を出発

1985.4.23

EF15184 EF15184
EF15184牽引の貨物列車、まもなく和歌山繰駅に到着です 

1985.5.7

EF15、ED60重連 ED60形との重連、竜華操作場−和歌山繰駅間でよく見かけました
1985.3.10

EF15184+EF15189
EF15同士の重連
時にはEF15同士の重連もありました  1985.6.7

サザンを甲種回送中のEF15
南海のサザンを甲種回送中のEF15 1985.10.1

EF15158+EF5866さよならEF58・EF15重連の旅
EF5866と「さよなら重連の旅」で12系を牽引したEF15158 

1986.2.23

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