サプリメントの知識

健康食品などと呼ばれるサプリメント、また栄養補助食品などとも呼ばれます、近年物凄い勢いで成長してきた分野のようで、巷ではどれを選んで良いのか分からないほど種類が沢山あります、良い物はお勧めしますが、やはり中には粗悪品などもあります出来るだけ信頼性のあるメーカーの物を選ぶのが良いでしょう、また中身は同じなのに販売しているメーカーが違うと言うだけで値段が倍以上違ったりなんてのもあるんですよ。

基本的にサプリメントはお勧めしますが、必ずしも誰にでも有効に働く物ではなく、稀には飲む事によって体のバランスを崩してしまう例もありますので過信は止めましょう。


#2010/04 αリポ酸で低血糖症(自発性)に、、、使用し始めてから1〜2ヶ月ほどで震えや動悸が発生して受診するケースがあるとの事。

■αリポ酸とは・・・ビタミンと同じ補酵素の一つ、元々は医薬品、2004年の基準改正でサプリメントとして販売が可能になった成分。

※2002/10/17 アガリクスに含まれるレンチナンと言う成分に、心臓を弱める働きがある事がマウス実験により見つけられた。抗癌作用や免疫力向上の効果があると言われてきたアガリクスですが、意外な副作用があるようです。

※2002/7/18 中国製のダイエット用健康食品「御芝堂減肥コウ嚢」(おんしどうげんぴこうのう)、「セン之素コウ嚢」(せんのもとこうのう)の服用者が肝機能障害などを起こしている問題で厚生省が国民に注意、死亡者もいるとの事、また商品名を変えて販売しているものもあるとか・・・。

これらの製品に統一して検出される問題成分が「N−ニトロソ−フェンフルラミン」、この成分自体、あまり研究されていない物らしく、現時点では肝機能障害を起す原因かどうかははっきりと断定できないとか。


◆ ダイエット関連の成分についての説明

・HCA
ブルンドベリー粉末、ガルシニアガンボジア、体内の脂肪の燃焼を良くしたり生成を抑制する

※ガルシニアガンボジアには、男性の精子の減少効果がある事が医学的に判明したそうです、女性には何の障害もないとのことです。

・カプサイシン
唐辛子の成分、新陳代謝を高めながらのダイエットを目的とした成分、単に痩せたいと言うだけでなく引き締まった体を作りたい方に向いています

・キトサン
蟹などの殻から抽出する食物繊維で、イオン効果で摂取した脂肪分を吸着して吸収を妨げる役割をします

ちなみに、キトサン1グラムで20グラムの脂肪を吸着できます、脂肪1グラム9カロリーですので、9*20=180、つまりキトサン1グラム摂取すると180キロカロリーを制限する事が出来ます、なおこの計算は理論値ですので体内で全く同じ計算での効果が出るとは限りませんので予めご理解下さい。

ちなみに、キトサンには以下の様な効果もあるといわれています
=免疫力を高める
=抗がん剤の副作用を軽減する
=ガン患者の症状を改善する
=血圧の上昇を抑える
=血中コレステロール値を下げる
=善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす
=血中中性脂肪値を下げる
=脂肪肝を予防する
=血中尿酸値を下げる
=糖尿病の症状を改善する
=腸内のビフィズス菌を増やす
=大腸菌などの有害菌の繁殖を抑える
=放射性ストロンチウムの排出を促進する
=ヒアルロン酸以上の保湿効果がある
=副交感神経を活性化し、ストレスを緩和する

・リンゴペクチン
リンゴから抽出する食物繊維、満腹感を与え食欲を抑えます

※基本的にダイエット食品として売られている代表的な物の成分は、大抵この成分が使われています、他にも様々ありますが徐々に付け足していきます。

・マルチビタミン
基本的なダイエットには一番ではないかと思います、様々なビタミン・ミネラル類を1粒又は数粒の錠剤にした物、最近では液体の物もありますね、普段の食事では補えない栄養をこれで補い身体のバランスを整え、内側から綺麗にします。

特に食事制限をするとビタミンやミネラルの摂取量も必然的に下がり、不足しがちになりますので、そう言った時のビタミン剤の摂取は非常にお勧めできます。

◆ 以下はダイエットとは関係の薄い物

・プロポリス
ミツバチが樹木の樹脂を集めた物、抗菌作用が高いことで知られている、ピロリ菌の死滅作用があり胃潰瘍などに特に良い、抗がん作用も高く、抗胃がんにはお勧め、その他に抗アレルギー、抗炎症、抗鎮痛作用があると言われている。


・体の代謝をスムーズに行わせる為の「ビタミンB郡」
ビタミンBには、B1、B2、B6、B12、ニコチン酸(ナイアシン)、パントテン酸、ビオチンなどと種類があり、B1は糖質、B2は脂質、B6はタンパク質の代謝に関与しており、これらが不足すると太りやすくなったり疲れやすくなったりなどの障害があります。B1は豚肉、レバー、豆・豆製品、穀物では玄米、胚芽米、強化米などで取ることも出来ます。ビタミンB2は牛乳や乳製品に、ビタミンB6は肉や魚などのタンパク源になるものに多く含まれています。

・カプセル化製品
以前、日本では規制の関係で健康食品をカプセルとして販売する事は出来ませんでした、よって止む終えなく錠剤にするしかなかった訳ですが、近年の規制緩和によりビタミン剤などの健康食品にもカプセルを使用することが可能になりました、成分の配合や体内での吸収過程が理想的に行えるという事で、カプセル化した製品は錠剤よりも優れた物になっています。

・複数の商品を飲む場合
サプリメントが好きな方は、様々な種類を飲む方もいると思います。食物の栄養素のみを抽出して作られたサプリメントは、食事としてはエキスパートに当たる為に複数の商品を同時に取る事は余り好ましくないと考えられています。大体3時間程度、時間をおけば問題無いと言われていますので、複数のサプリメントを飲む際は朝と晩と言うような感じで別の時間帯に飲むと良いと思います。


 
 


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