DOS/V豆知識


●OSとは
正式にはオペレーティングシステムと言い一般的に皆さんはWindowsを使っています。これはパソコンの全ての機器と使用するソフト等の命令を仲介する「大元」となる最低限必要な基本ソフトの事です。

Linux(リナックス)=無料で配布されているOSもありますが、知識を要しますし一般的には使い辛いと思います。

●HDDの容量について
仮に250GBのHDDを買い、PCに繋いで容量を確認したら250GBより少ない、、、となります。
これはメーカーが販売上、数字を分かりやすい物にしている為と思われます。

PCの世界では、1KB(キロバイト)=1024B(バイト)です。
何故、そうなのかとかは筆者は説明できませんがHDD容量の計算方法だけ説明します。

250GBの場合:250,000,000,000/1024/1024/1024=232.83以下略(概算して233GB)
500GBの場合:500,000,000,000/1024/1024/1024=465.66以下略(概算して466GB)

#1GB=1,000MB=1,000,000KB=1,000,000,000B

容量の大きなHDD程、誤差が大きくなります。

●新しいHDD(ハードディスク)はそのままでは使えません
(FDを用いて領域確保したりするのはWin98/Me等の時代ですが、一様残しておきます)
新品のHDDとは、最初に領域確保(FDISK)・初期化(フォーマット)をしないとパソコンは認識しません。通常Windowsの起動用のFD(フロッピーディスク)に、FDISK・FORMATのコマンドは入っていますし、OSがインストールされている状態でしたらHDDにそのまま入っています。

領域確保では、1つのHDDに4個まで領域が作れます、領域とは区切りの事で例えば80GのHDDなら「30Gと50G」や「20Gの領域を4つ」などと分ける事が出来ます、領域を別ける場合は1の領域毎にフォーマットも必要になります。ちなみに1つのHDDに対して分割して利用できる領域は4つまでとなっています。

最初の領域は基本MS-DOS領域と言いシステムが転送され起動用に使用します、残りを拡張MS-DOS領域と言います。なお起動に使わない場合は基本領域を作らないで拡張領域だけにする事も出来ます。

例えば、80GのHDDなら、30Gをプログラム領域に残り50Gをデータを入れる領域と言う感じにすると意外に便利に使えます。ただ意味もなく領域を何個もに別けるとかえって使い辛いシステムになりかねませんので慣れも必要です。

●ハードディスクの交換 (Win2000以降、この手は使えないと思います)
再インストールするのは面倒だし、HDDはどんどん安くて容量が大きくなり速度も速い規格が出てきて昔の物では不満があるという時に。 ※起動HDD交換実践編

Vista・Win7等に対応したHDD引越しソフトは当然市販されています。
(比較的、知名度・評判の良い物 = Acronis・・・ラネクシー)

フリーソフトでもあるようですが詳しい事は分かりません。

●レジストリチェッカー(レジストリの再構築) (最近のOSでは、意味あるのか分かりません)
ソフトをインストールして削除すると言う動作を繰り返していると、レジストリがその都度書き換えられて大きくなります、余分なレジストリ情報はこれと言って困る事はありませんが、不必要なDLLファイルを読み込む為にパソコンの起動を遅くしたり、システム自体を不安定にすることもあります。

MS-DOSモードで再起動して、「c:\windows」の状態で、「scanreg /fix」でリターンキーを押して下さい、数分間でレジストリが再構築されます。ただし、ノートンユーティリティがあれば同じ事をやってくれるプログラムが入っています。

●バイオスの変更をしたい、バイオス画面に入りたい
電源を入れてメモリチェックの間に「DEL」キーを押すだけです。またこれは自作機の場合でメーカー製DOS/Vは違う物もありますのでマニュアルを参照して下さい。

●M/B(マザーボード)のBios(バイオス)をアップデートしたい
以前は起動用のシステムを転送したFDを用意しなければ出来なかったのですが、今でもFDによる方法はメーカーによって残されているのですが、FDDの無いPCが普通になりつつある為、アップデート方法がMBのメーカーによって変わりつつあります。

USBメモリにBiosデータを入れて、MBのアップデートツールで更新(ASUS等)
Windows上で、ソフトウェアで更新(BIOSTAR等)
の方法があります、MBメーカーの方法に従って行って下さい。

注意)Biosのアップデートは失敗すればマザーボードは使用不可能になります
 (CRASH FREE BIOS等、一部、復旧可能な物もある)

●Biosを飛ばしてしまった、アップデートに失敗
バイオスのアップデートの最中は何度やっても緊張します。
データを書き込んでる最中にブレーカーが落ちたり停電でも起きたらMBはパーです。

但しAWARD BIOSであれば治る可能性もあるとか。

・CPU・メモリー・FDDだけにします
・アップデート用のFDを用意しアップデートのコマンドを「autoexec.bat」で起動するようにします
・FD
を入れて電源を入れ10分ほど放置します

これでFDにアクセスしていれば復活している可能性は大きいです。

これで駄目な場合、正常な同じMBをもう一枚用意して、BIOS Updateプログラムを起動したところでBIOS ROMを差し替えてUpdateを行えば、復活させられます。正常なM/Bを用意できない時は修理を依頼するしかないでしょう(旧い型のMBの場合は素直に新しい物を買った方が良いかも)。

●スタートメニューのプログラムの順番
インストール順に並びますが、右クリックで「名前で並べ替え」を選べばABC順になります。

●新しいパーツ買ったから、古い物は余ってしまった
自作派の人って、PCを複数台持っている人が多いんですが、やはり長くやっているとパーツがドンドンあまってしまう物です。捨てるのは勿体無いし売るにも売り手を探すのも結構大変という事で、オークションに出品する。

●起動時からDOSに入りたい (Win98/Me時代の物ですが、一様残しておきます)
電源を入れて、Winが立ち上がる少し前に「F8」を押すと選択画面になりさ「command pronpt only」と言うのを選択すればWinは起動せずにそのままDosに入れます。

●ソフトの終了
起動したソフトをいちいちマウスでクリックして終了させるのも面倒ですが「Alt+F4」を同時に押すと終了してくれます。複数のソフトを一気に終らせたい時などにこのコマンドは特に役に立ってくれます。

ちなみにデスクトップがアクティブ画面になっているとWin自体が終了します。

●システムが固まってしまった、ソフトが固まってしまった時に
パソコンの使用中に、いきなり操作不能になってしまう事は経験あると思います。そんな時は「Ctrl+Alt+Del」の3つのキーを同時に押します、これは強制終了のコマンドでパソコン自体にリセットをかける時にも利用します。

●ドライバについて
きちんとそのハードのメーカー提供の物を入れましょう。例えばウィンドウズが認識してOSに入っている物も使えますが当然汎用的に作られた物ですので性能を十分に発揮できない事があります。どのメーカーも大抵公式サイト(ホームページ)がありますので、そこでダウンロード出来る様になっています。ディスプレイのドライバなんかもメーカー提供の物を使うと文字のサイズ等が適当な物になり良い場合が多いです。

●OSの起動ディスクは必ず作りましょう (Win98/Me時代の物ですが、一様残しておきます)
通常、FD2枚用意してインストールの際も作れますが、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」からも作れます、これは組み上がった状態のパソコンの何もインストールされていないHDDなどでも、FDから起動してCD-ROMなどを認識させる事も出来ますので、OSをインストールする際に必ず必要になります。

●スカジー機器について (SCSIを使う事は、殆ど無くなりましたが一様残しておきます)
SCSIの機器とは、マザーボードの割込みの様に1台づつに番号を割り振らなければなりません、普通はジャンパスイッチ等で設定出来るようになっています。0〜7までありスカジーカード自体も一つ使います(大抵7になっています)ので7台まで繋ぐ事が出来るわけです。また内部でも外部でも最後に繋ぐ機器にはターミネーター(終端抵抗)を付けなければなりません。内部の場合はジャンパスイッチ等で設定する事がほとんどですが外部の場合はその機器に合った物を取りつけて行います。

●I/Oポートとは
シリアルポートやパラレルポート、キーボードなどを繋ぐPS/2ポートを総称してI/Oポートと呼ぶ事があります。ちなみにパラレルとはプリンタ接続用、シリアルとはCOMポートとも呼びモデムやTAを繋ぐ為にあり普通の自作用のマザーホードには2つ付いています。

●容量について
フロッピーディスク1枚で1.44MBの容量です。HDDのG(ギガバイト)とは1ギガが1000MB(メガバイト)、つまり1Gの容量にはFD約700枚分の容量になります。

ちなみに・・・
8ビット=1バイト
1000バイト=1Kバイト
1000Kバイト=1MB
1000MB=1GB
1000GB=1テラバイト

CD-ROMは通常650MB(最近は700MBが主流)まで、MOはメディアによりますが640MBや230MBです。

●OEMのOS(Windows) (最近はDSP版と呼ばれる)
パソコンショップでマザーボードやHDD等、パーツと同時購入が販売条件というDSP版OSあります。これは一般に売っている物より値段が安いのでお勧めです。少し前の通常販売のOSはCDから起動出来ず、DSP版はCD起動ができる為、メリットが大きかったのですが、最近は通常販売の物でもCD・DVDメディア起動が出来ますので、この点のメリットは無くなりました。

●不正終了の際の起動時のスキャンディスクを実行しない様にする方法
 (Win98/Me時代の物ですが、一様残しておきます)
スタートメニューからファイル名を指定して実行→「msconfig」と打ち込み実行させます。全般にある詳細設定をクリックし、その中に「不正なシャットダウンの後にスキァンディスクを実行しない」と言うのがあると思いますので、それをチェックすればOKです。


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