正しいシャンプーの仕方

抜け毛を気にする方にとって正しいシャンプーの仕方というのは、かなり気になる所ではないでしょうか? 一般的に言われている育毛に適したシャンプーの方法などを説明します。髪が健康に蘇る事が目的なのは頭皮が健康でなければなりませんので、かなり重要だと思います。

・髪は洗えば洗うほど痛む、かといって洗わなければ不潔になり、毛髪の傷みよりも頭皮は不健康な状態になる。

・シャンプーは基本的に頭皮や体に悪い物であると考えています。つまり安い粗悪なシャンプーの使用は避け良質なシャンプーを使う。但し極端に使用方を逸脱しない限り人間の健康等を損なう恐れは殆ど無い。

・シャンプーは洗浄力があまりにも強いものは避ける。

■シャンプーの仕方

基本的には毎日洗う。乾燥肌の方は2〜3日おきでも構わないが育毛を目的とした場合は、毛穴に詰まった皮脂を洗い流す為に毎日をお勧めします。これは育毛剤の浸透を良くする為です。

※育毛剤とは脂溶性の物は少ない為に、皮脂があると頭皮への浸透の邪魔をして効果がなくなります。

シャンプーの前は毛先から軽くブラッシングをする、髪は濡れるとカラむので洗髪で髪を痛めたりしない為に重要、ブラシは静電気の問題が無いウッドブラシがお勧め。

シャンプーの量は多くても少なくても良くない。多い場合はすすぎ切れずフケ症や抜け毛の原因になります。

二度洗いが理想。髪をお湯で湿らす様な感じで良いので一度軽く洗う。また通常の水道水によるシャワーは髪や頭皮に悪い塩素やゴミ等の不純物を含んでいますので「こちら」の様な浄水シャワーヘッドの使用をお勧めします。

シャワーの温度は熱めが良い、熱い方が皮脂の落ち具合が良くなる。

二度目の洗髪でシャンプーを使う訳ですが直接頭に付けず、手に平にとって良く泡立ててから頭髪につけて髪を洗います。

洗髪時はマッサージをする様な感じで指先の柔らかい部分(指の腹)を使って適度に力を入れて動かします。あまり強くこすらない方が良いのですが弱すぎても頭皮の汚れが落ちないので強弱の加減は自分が心地よいと思う程度にする。これで頭部全体をマッサージします。頭皮表面をこするだけでは毛穴の皮脂が落ちないので頭皮は揉むように洗い、毛穴の汚れを押出すのをイメージしながら行う。

洗い流すのは十分すぎる位洗い流します。シャンプーが残る事が多いので少量にしてよく流す事を心がけます。すすぎの段階で「温水・冷水療法」がお勧め。

育毛剤を使う人はリンスは使わない方が良い。リンスとは髪の為の物であるために、育毛剤と相性(イオン性)が悪い場合があります。育毛用のシャンプーのほとんどは脱脂力(油を除去する力)が強いので、髪がきしむ(ゴワつく感じ?)感じになりますので、そんな場合の為に本来リンスがあるのですが、やはり使わない方が良く、あまりにもきしむ方は天然のオイルで例えばホホバオイルを使うと良い。

※育毛剤を使う為にリンスを使いたくないがシャンプーで髪がごわつく場合、シャンプーにホホバオイルを少量混ぜて使うと良い。

タオルで髪の水気を十分取った後に育毛剤を使います、通常気になる部分へ付けマッサージ。髪が濡れた状態では髪が痛みやすくなり、結果、細毛・薄毛の原因になりますのでタオルドライは吸水性の高い新しめの物で念入りに行って下さい。

■温水・冷水療法

洗髪後、シャンプーをすすぐ時にシャワーで冷水と温水を交互にかける事で血管が拡張と収縮を繰り返し新陳代謝を促進します。風邪などを引かない様に温水を最後に持ってくるのがお薦め。温水は熱めが良く温度にすると42度(これは触れた感じではかなり熱いですので、少し下げても良いと思います)で、冷水は冬の場合は浴びるのは辛いので温水との温度差があれば良い、頭皮が活性化されます。

二回交互の「冷水->温水->冷水->温水」ですと結構手間がかかるので面倒ですが、一回づつのみの「冷水->温水」でしたら非常に気軽に出来ますので、忙しい方や面倒だと言う方は、こちらをお勧めします。

※冷水を浴びる事で健康上の障害等がある場合は、行わないで下さい。

塩素を除去する為にシャワー用浄水器、必ず使いましょう

■髪の乾燥

ドライヤーは熱で毛や毛根に悪いと言う事で、薄毛などを気にする方は使わない方が多いようですが、間違った使い方(一部分を長時間当てる等)をするのが良くないと言うだけで、自然乾燥で髪や頭皮が長時間、水分を含んだ状態にすると雑菌が繁殖し、髪(キューティクル)は痛みやすくなるので、洗髪後はすみやかに髪を乾かした方が良い、、、つまりドライヤーは使った方が良いと思います。

但し、ドライヤーの使い過ぎは悪であり簡潔に済ませた方が良いのは事実なので、タオルで十分に水気を取った後にドライヤーで適度に乾かすような感じで行いましょう。

■頭皮のマッサージ

髪が細くなっていくのは、頭皮の機能低下によるもので、頭皮が硬くなる状態になり、血液の流れも悪くなります。頭皮をマッサージすることにより、頭皮がやわらかく、弾力が出てきます。毎日マッサージすることで、血行がよくなり自律神経の働きが活発になり、毛髪の発育を促します。

特に天頂や前頭が硬くなるので、頭皮を上へゆるめるようにするのが効果的、強すぎるマッサージは逆効果、1回5分位、一日数回は行ないます。

■指圧

マッサージは血行の促進に効果がありますが、指圧とはツボを刺激して神経的な活性化をはかることです、指先で痛くならない程度に強く、天頂、前頭部、耳の周囲、後頭下部にツボが多いので、その部分をよく押します。出来ればツボ押し用のブラシなどで行えば更に良い

■バッティング、ブラッシング

木製の専用のブラシなどで頭皮を叩くのも効果的、注意点は使用するブラシは先が丸くなって頭皮を傷つけないもの、またやり過ぎない事。プラスチック素材のヘアブラシはブラッシング時の静電気やブラシ自身に帯電する事で髪や頭皮にかなりの悪影響がありますので使用しない事、静電気の問題が無いウッドブラシと呼ばれる木製のブラシがお薦め。

ウッドブラシ

■朝シャンについて

若い人の間で流行してきましたが良い悪いに関しては賛否両論です、一般論として朝シャンプーするという事は大抵の方が時間が無い忙しい時に行いますのですすぎが不十分であったり、朝シャンプーをする為に他の行動がおろそかになる、例えば朝食をまともに取らないなど・・・と言うのであれば朝シャンは、悪い事になると思います。

■寝具も清潔に

折角、髪や頭皮を清潔にしていても寝具(枕や布団)が不衛生では効果は半減します。寝具も清潔にする事も心掛けましょう。

加齢と洗髪回数について

歳を重ねると皮脂腺から分泌される油の量が減ります、皮脂は髪を保護したりツヤを与える(歳を取ると髪にツヤが無くなる)など、他にも髪の成長には関与していますので必要な物なので取りすぎる事は良くない事とされています、乾燥肌で汚れていない場合などは特に毎日洗髪する必要はなく1〜2日おきの方が良い場合もあります。

■洗髪時の抜け毛

洗髪時に抜ける毛は自然の抜け毛です、抜け毛が進行している方は目立つかもしれませんがそれを気にしても解決策にはなりませんので、これから健康な髪が生えてくる事に努力をした方が良いでしょう。


戻る