ライブスチームの運転


1035. つくで高原模型鉄道倶楽部 令和8年5月 定例運転会 (その18)  (R8.9.2掲載)

 (その17の続きです)

テンダーの水槽に給水後、運客走行を再開しました。


そして、午後3時、定例運転会は終了となり、機関区?に 戻ってきました。


まず火を落とすため、火室内で燃焼している石炭をショベルで掬い出しています。


掬い出した直後の石炭(ウェールズ炭)は、まだ赤く燃えています。


火室からクリンカが出てきました。大きさは5cm四方ぐらいです。これができると石炭の燃焼を妨げて、蒸気の騰がりが悪くなります。


テンダーを切り離しました。


火を完全に落としたので、ブローダウンバルブを開けて、ボイラーの水を抜いています。


運搬のため、煙室の前方を分解しています。


煙室の前方を取り外しました。主蒸気管(給気管)や吐出管(排気管)などがよく見えます。


主蒸気管(給気管)や吐出管(排気管)のフレキシブルチューブを取り外しました。


 
 左の画像が煙室側から見たボイラーで、右の画像が火室側から見たボイラーです。大煙管が公式側寄りの最上部に1本あります。小煙管は最上部に5本、その下も5本、公式側寄りの少し下に1本、その少し下に5本、その少し下の公式側寄りに1本、その少し下に4本で、計21本あります。


 
 煙管掃除をしています。よくご覧ください。2つ前と3つ前の画像と見比べてください。単式マレーの前方の走り装置()を切り離してあります。そして、代わりの台車()で煙室を支えているのです。


オーナーさまの車に載せるため、リフトに乗せました。


リフトを上げて、車の荷台の高さに合わせた後、押し入れています。なお、運搬用フレームの下に丸棒を敷いて、転がして入れています。


 ビッグボーイの運転は、はじめは火室前方への投炭不足により、蒸気圧の上がりが芳しくありませんでしたが、オーナーさまのアドバイスに従い前方にも投炭するようにした後は、蒸気圧と水位が低下する事態となるピンチはなく、合計11回(22周)運客走行しました。ビッグボーイを運転させていただき、感じたことを列記してみます。

 〇 加減弁を開きすぎて、空転させないよう注意する。このレイアウトでは、発車後すぐの右曲線の上り坂において注意する。
  ・運転していた私は目視できませんでしたが、発車後すぐの右曲線の上り坂において、単式マレーの後方の動輪が空転していたことがあったもようです。

 〇 火かき棒で均した後、火室全体に渡るよう投炭する。火室前方は見えにくいが、怠ることなく投炭のこと。
  ・火室全体に渡って石炭を活発に燃焼させないと、ボイラー蒸気圧と水位の維持は困難と考えた方がよいです。

 〇投炭量は、乗用台車4両を連結している場合、 長さ10センチぐらいのショベルで6杯を標準とし、そのときの状態に応じて加減すると良さそう。
  ・火室の大きさに見合ったショベルを使うのが良いと思います。この機関車において、OS製ショベルでは小さいです。

 〇ボイラーへの給水は 軸動ポンプで行うことを基本とし、必要に応じて、ハンドポンプやインジェクターを使用する。

 〇フィードバックバルブ(リターンバルブ・バイパス弁)の操作は、「3つ全開」、「2つ全開+1つ全閉」、「1つ全開+2つ全閉」、「3つ全閉」の4択としましたが、特段の問題はありませんでした。

 〇ボイラーの大きさの割に、水槽の容量が大きくないので、水がなくなって給水不可にならないよう注意する。
  ・適宜、お客さまの乗降中に、水槽の水位を確認するとよい。長時間連続走行する場合は、水槽車を連結するのも一考かと思います。

 〇走行中、各機器を操作する前に、前方の安全を確認すること(前方の列車への追突防止、線路上の障害物などの確認のため)。操作は短時間に行い、時間を要すときは、時折前方の安全を確認する。


 なお、走りはじめても逆転機を操作せず、前進フルギア()のまま走行していました。カットオフを早めて蒸気を節約するとよいのでしょうが、今回は操作しませんでした。もう少し運転に慣れたら、試してみたいと思います。

 今回もとても楽しい運転会となりました。皆さま、お疲れ様でした。また、ビッグボーイのオーナーさま、運転させていただき、ありがとうございました。勉強になりました。今後共、どうぞよろしくお願いいたします。

(その17へ戻ります)  


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