(その16の続きです)
左の画像が、 ビッグボーイの運客走行で使用したショベルです。右の画像は、以前、東急ハンズの調理器具コーナーで購入した「コナスコップ ショウ」と表記されたステンレス製のスコップで、使用したショベルより少し大きいかもしれませんが、そんなに大きな違いはないと思われます。 動輪舎製 5インチゲージ C56などを運転させていただくときに私が使用しているショベルです。
左の画像の一番上のショベルが、前の右の画像のショベルと同じもので作成したもので、一番下のショベルがOS製コッペルの運転時に私が使用しているOS製のショベルです。ウェールズ炭のビーンズを掬って、両者を比較してみたのが、中央の画像です。個数で比較すると、右の画像の通り、6個:21個で、3倍強の差があります。
オーナーさまの「火室の前方にも、投げ込むように投炭するように」とのアドバイスに基づき、火室の前後方向は、前方、中央、後方の3つに分け、横方向は右半分と左半分の2つに分けて、それぞれ1杯ずつ、合計ショベル6杯を、1運行(2周走行)毎につくで駅の発車前に投炭すると、ボイラー蒸気圧と水位の維持は安定してきました。乗用台車4輌を牽引する上で、ビッグボーイの4気筒に必要な蒸気を供給するには、それだけの投炭が必要でした。そして、火室全体に渡って、石炭を活発に燃焼させることの重要性を再認識しました。
テンダー前方公式側寄り テンダー前方非公式側寄り
次に給水についてです。前述の通り、この機関車には、インジェクター、ハンドポンプ、軸動ポンプ3基があります。主として使用するのは、走行中に給水する軸動ポンプで、フィードバックバルブ3つ(↓、↓、↓)の開閉操作により、給水量を調整します。
こちらは、OS製 T5ーSUPERの運転室で、フィードバックバルブは、ここ(←)にあります。軸動ポンプは2連になっていますが、このフィードバックバルブ1つで給水量を調整します。
OS製 T5ーSUPERのフィードバックバルブを分解したときの画像です。先端(↓)は円錐形をしています。アップして見たのが、右の画像です。 回し具合いで、給水量を調整します。
一方、ビッグボーイのフィードバックバルブが、流量を調整できる玉形弁/グローブバルブ/ニードルバルブなのか不明でしたので、流量調整には不向きなボールバルブなどであることを想定し、3つのバルブをそれぞれ全開/全閉で操作してみることとしました。つまり、「3つ全開」、「2つ全開+1つ全閉」、「1つ全開+2つ全閉」、「3つ全閉」の4択としました。
運転席の後ろに水槽がありますので、水槽への戻り量を目視することはできません(目視できれば、全開時との差分がボイラーへ給水されているものと推定できます)。そこで、ボイラー蒸気圧と水位を見て、フィードバックバルブの閉め具合いを4択から選択し、その後の蒸気圧と水位の変動を注視し、その状況に応じて、適宜調整することとしました。
運客走行中の画像です。運転している私は下を見ています。前方の安全を確認の上、見ています。見ているのは、ボイラーの圧力計と水面計です。ボイラー蒸気圧はどれだけか?、0.4MPa以上を目指していて、0.3MPaまで下がると要注意です。また、水位はどうか?。水面計の半分であればOKですが、下の方なら要注意です。ボイラー蒸気圧が0.3MPaに近づき、かつ水位が水面計の下の方まで下がってきたら、ピンチです。ボイラー蒸気圧が十分であれば、フィードバックバルブを閉めて、水をつくれます。逆に水位が十分あれば、フィードバックバルブを全開して、ボイラー蒸気圧の維持・上昇させることができます。が、どちらもそうでないと、ピンチです。どちらも回復させる”特効薬”が欲しいところです。なるべく蒸気を使わないようにし、少しずつボイラーに給水するよう、フィードバックバルブの開閉操作をします。一気に大量に給水すると、ボイラー蒸気圧が下がってしまいます。両者のバランスを取りながら回復させていきます。
まもなく、つくで駅に到着します。停車中は蒸気の使用が激減しますので、回復させるチャンスです。ブロアーバルブを適当に開いて通風を効かせ、蒸気圧を上げます。上がってこれば、ハンドポンプで水がつくれます。お客さまの乗降時間が長いほど、回復させることができるので、ピンチの時は発車まで時間があると、ありがたく思います。
さて、運客走行中、フィードバックバルブを閉めているのですが、走行するにつれて水位が下がっていきます。フィードバックバルブのこの閉め具合いなら下がるはずがないので、変です。こういう場合は、テンダーの水槽の水が無いことが疑われます。 つくで駅に到着したら、水槽をチェックします。
やはり水槽に水がありませんでした。一旦、運客を中断し、機関区に戻って、水槽に給水しているときの画像です。運転席を取り外し、水槽の蓋を開けて、給水していただいています。
(その16へ戻ります) (その18に続きます)
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