ライブスチームの運転


1036. OS製 T5ーSUPERの初運転 (その1)  (R8.9.5掲載)

 倶楽部のメンバーの方が、入手されたOS製 T5ーSUPERをはじめて運転されるということで、お手伝いさせていただきました。

5インチゲージ OS製 T5ーSUPER
OS製 T5ーSUPERは、OSさまが5インチゲージの機関車として、はじめて販売されたライブスチームです。


 発売は、昭和55年(1980年)だったかと思います。40年以上前に作られた機関車ですが、ピカピカです。TREC Corporationさまにおいて、塗装を含めて完全にレストアされたそうです。
 36年前、結婚を直前にひかえ、この機関車を購入しようとしたのですが、あいにく売り切れて在庫がなく、入手できなかった思い出があります。当時、3.5インチゲージのOS製 クラウスを持っていましたが、もっと大きくて、力のある機関車が欲しかったのです。


 さて、初運転の場所は、よさみ鉄道倶楽部の定例運転会が開催されるフローラルガーデンよさみのレイアウトです。画像は、オーナーさまの車からリフトテーブルへ、そして、リフトテーブルから高架線路上に移動したところです。


 オーナーさまがこの機関車に火を入れるのは、はじめてとのことです。なお、ボイラーの水圧試験は、よさみ鉄道倶楽部の本年6月の定例運転会時において、実施済です。

5インチゲージ OS製 T5ーSUPERの運転室
5インチゲージ OS製 T5ーSUPERの運転室の各機器を見ていきます。

 @ : ハンドポンプ
      
      ハンドポンプです。ドンキーポンプやインジェクターと違って蒸気が無くても、また、軸動ポンプと違って停車中でも、ボイラーに給水ができます。給水装置の最後の砦として、とても重要な機器で、火を入れる前に正常に動作することを確認します。もし、正常動作しない場合は、火を入れるのを止めたほうがいいと思います。
 ところで、タンク機関車の場合、ハンドポンプは、運転室内に配置するか、サイドタンクの水槽内に配置するかのどちらかかと思います。サイドタンクの水槽内に配置すると、吸水がしやすくなるかと思いますが、走行中に給水する時は次位に連結した乗用台車から前方まで手を伸ばしてハンドル操作をすることになります。一方、運転室内に配置する場合は、真ん中には焚口がありますので、公式側か非公式側かのどちらかに寄せることになります。この機関車のように公式側に寄せると、右手でのハンドル操作がやり易くなりますので、右利きの方には都合がよいと思います。


 A : テコ式逆転機
      
      テコ式逆転機です。テコハンドルを前に倒すと前進し、後ろに倒すと後進します。ネジ式と比べて、パッと見ただけで、前進なのか、後進なのか、ミッドギヤなのか、分かりやすいです。


 B : ボイラーの圧力計
      
      ボイラーの圧力計です。水面計と共に、火を入れたら火を落とすまで、常に監視するとても重要な機器です。この圧力計のように大きいほど見やすく、また、大きい方が精度も高そうです。


 C : 給水逆止弁(チェックバルブ)
      
      給水逆止弁(チェックバルブ)です。この機関車の給水装置は、ハンドポンプ軸動ポンプドンキーポンプの3つです。それぞれに給水逆止弁があり、これは、ドンキーポンプの給水逆止弁です。では、ドンキーポンプはどこにあるのでしょうか?。


       
      公式側の第3動輪の近くにあります。左の画像の内をアップして見たのが右の画像です。は吸水管で、サイドタンクの水槽から送られてきます。は送水管で、給水逆止弁(チェックバルブ)/ボイラーに向かいます。一方、蒸気は、この置換式(ロスコー式)給油器()を経て、ここ()から入り、蒸気ピストンと、繋がっている水ピストンを上下動させます。

(その2に続きます)  


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