(その1の続きです)
安全弁の取付け口に漏斗を挿し入れ、ボイラーに水を入れました。安全弁の取付け口の一つに、テストポンプの高圧ホースを接続し、もう一つの取付け口はプラグで塞ぎます。OSさまから、OS製の蒸気機関車全機種の水圧試験ができるよう、倶楽部の方でアダプターとプラグを購入してありますので、その中からC21に適合する、アダプターとプラグを選択します。
プラグ と 安全弁
画像の右側が、取り外した安全弁(↓)です。径とピッチを見て、同じだと思われるものを選んだのが、画像の左側のプラグ(↓)です。プラグ(↓)にはOリングがはめてあります。
安全弁の取付け口の一つはプラグ(↓)で塞ぎ、もう一つの取付け口はテストポンプの高圧ホースをアダプターを介して接続しました。
アップして見てみます。アダプターは、2つ(←と←)を組み合わせています。これ(←)はニップルです。高圧ホース側は雌ネジで、アダプター(←)も雌ネジですので、両者を接続するためにニップルを使います。つまり、 ”高圧ホース←→ニップル(←)←→アダプター(←)←→アダプター(←)←→安全弁の取付け口” の順に繋がっています。
テストポンプとボイラーを接続しました。
オーナーさまが持参されました、模型ボイラー検査カードによると、 C21の最高使用圧力は、0.55MPaとあり、以前の水圧テスト圧力は0.85MPaとありますので、今回も0.85MPaでテストします。なお、水圧テスト圧力は設計圧力の1.5倍ですので、0.55MPa×1.5倍=0.825MPaとなりますが、切りの良い0.85MPaに切り上げているようです。
テストポンプのエアー抜きバルブを開けて、配管内とポンプ内の空気を抜いた後、送水して水圧をかけはじめると、高圧ホースを接続したところから水が漏れ出てきました。締め付けが弱かったようで、増し締めしています。
そして、再度送水してテスト圧力の0.85MPaまで上げ、テストポンプのボールバルブを閉じました。すると、ゆっくりですが、テストポンプの圧力計の針が下がっていきます。
漏れている箇所を突き止めます。まず、運転室を見てみると、水面計から漏れているのが見つかりました。ガラス管と上下のグランドナットの間あたりから漏れています。グランドナット(→ ←)をスパナで増し締めしてみます。強く締めるとガラス管を割ってしまうかもしれませんので、少しだけにします。
そして、再々度、テスト圧力まで上げてみます。すると、水面計からは漏れなくなりました。が、まだゆっくりですが、テストポンプの圧力計の針が下がっていきます。そこで、煙室内を見てみると、煙室の底が濡れています(→)。
ブロアーバルブが原因かもしれません。ブロアーバルブが全閉になっていることを確認し、オーナーさまにテストポンプのハンドルを上下させて、テスト圧力まで上げてもらい、私は煙室内のブロアーノズル(↓)を注目して見ます。すると、水が出てきました。
煙突から煙室内を見てみます。左の画像をアップして見たのが、右の画像です。これ(↑)がブロアーノズルで、ここから漏れています。こちら(↑)は、吐出管(ブラストノズル)です。漏れは僅かですので、直ちに交換を要すほどではありませんが、いずれは交換することになるかもしれません。私のOS製 コッペルがそうでした。
今回のボイラーの水圧試験結果を整理します。
・水面計からの漏れが見つかりましたが、グランドナットを締めたところ、漏れはなくなりました。
・ブロアーバルブからの漏れが見つかりましたが、僅かですので直ちに交換を要すほどではありません。但し、いずれは交換することになると思われますので、TREC Corporationさまに交換部品の手配をとった方が良いと思います。
ボイラーとサイドタンクの水を抜き、最後に模型ボイラー検査カードに検査日・水圧テスト圧力・所見・検査立会者を記入し、試験を終えました。
小型蒸気機関車製造者協会さまが1998年8月1日に制定された、「模型用ボイラー安全規格」によると、水圧試験は使用開始後は少なくとも2年に1回行うこと。試験圧力は使用開始後は設計圧力の1.5倍とするなどと規定されています。今後も、事故のないよう安全には十分留意したいと思います。
(その1へ戻ります)
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