(その2の続きです) 引き続き、C56の運転室を見ていきます。 @:フィードバックバルブ(軸動ポンプからボイラーへの給水量の調整弁)
運転席付近にあります。回しやすそうです。窓から手が入りそうで、高さ加減も適当かと思います。 A:ネジ式逆転機
回転軸の中心をうまくずらしていること(→)が分かります。
ずらすことによりハンドルは運転室の外に出せて、運転しやすくなっています。 歯車に掛金(→)を置いて、任意の位置に止められます。 B:目盛板
指針(目盛計)が0の位置にあれば、ミッドギアです。
写真では前進の位置でしょうか。 C:ブレーキ用の蒸気バルブのようです。
蒸気は下方(↓)に送られるようです D:水面計
水位を見易くするため、赤線(←)が入れられています E:軸動ポンプの圧力計
フィードバックバルブの開閉に伴い、圧力計の針が振れるのでしょう。
フィードバックバルブを閉めると圧力がかかり、開けると圧力がかからないはずですので。
走行中、開けたり閉めたりしますが、それに伴い圧力計の針はどんな動きをするのか、興味津々です。 F:ブレーキ弁
制動弁脚台の上側が単独ブレーキ弁で、下方が自動ブレーキ弁でしょうか。 G:ドンキーポンプ(蒸気駆動の給水ポンプ)の作用コック
H:通風弁(ブロアーバルブ)
ドンキーポンプの作用コックと同じ形状かと思ったのですが、よく見るとちょっと形状が異なるようです。 I:インジェクターの作用コック
実物のように、角(?)(←)が付いています。
私はこの角(?)で、インジェクターの作用コックではないかと思いました。 (その4に続きます) |