ライブスチームの運転


185. 倶楽部のメンバー宅訪問  (その4)  (H29.7.2掲載)

  (その3の続きです)

C56の運転室 全体
C56
運転操作性を良くするため、運転室の屋根の中央部をくりぬいてあります。


C56
C56の運転室左上部です。写真下方の黒い横棒が加減弁ハンドル(テコ式)です。 見るだけでワクワクします。


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C56の運転室左下部です。


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C56の運転室右上部です。 汽笛のハンドルは2つ()あります。


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前の写真の内の汽笛ハンドルを引くと、 蒸気溜の脇についている汽笛(この写真の)が鳴動します。


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汽笛(前の写真の内)をアップしてみます。 縮尺通りに作られているようですので、なかなか実機通りの重低音はでず、甲高い音になりがちです。 それゆえ、もう一つ実機の汽笛音に近づけるため、機関車の下部に汽笛を配置することがあります。 その汽笛ハンドルが2つ前の写真の内です。


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C56の運転室右下部です。写真右下にハンドポンプ本体が見えます。 写真中央付近の円状()の銅パイプの先にボイラー圧力計が接続されています。 円状部に水を貯めて、ボイラーの高圧蒸気が直接、圧力計内のブルドン管に作用しないようにしています。 なお、ブルドン管はこの後、2つ目と3つ目の写真を参照してください。


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ボイラー圧力計です。目盛りは 1MPa まであり、0.5MPaの位置に赤線が引いてあります。 ボイラーの最高使用圧力なのでしょう。


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こちらは、OSコッペルのボイラー圧力計です。針が振り切れていたので、分解して裏側から撮影した写真です。 写真下側の円盤が、目盛り板です。 の円弧状がブルドン管です。 中に水が残った状態で、零℃以下の状態に長く機関車を置いておくと、水が凍りブルドン管が膨れ上がります。 そして、気温が上がって氷が融けても、膨れ上がったブルドン管は元通りには戻らず、針が振り切れたままとなったものです。


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写真は、修理のため膨れ上がったブルドン管をペンチでおさえて元の形状に戻したものですが、 の部分が膨れ上がっていました。結局、元の形状に戻しても修理はできなく、 新品と交換しました。 ボイラー圧力計は壊れにくいものですが、冬場の気温には注意し、心配なら外しておくといいと思います。


(その5に続きます)  


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