ライブスチームの運転


189. 倶楽部のメンバー宅訪問  (その8)  (H29.7.16掲載)

  (その7の続きです)

C12形蒸気機関車
C12
引き続き、C12の運転室の各部を見ていきます。


@:フィードバックバルブ(軸動ポンプからボイラーへの給水量の調整弁)
C12
機関士席にあり、運転室下部から立ち上がっています。を回して、バルブを開閉します。

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もう少し上から見てみます。円形の部分を回します。 なお、把手()がありますので、これで回してもいいのかもしれません。


A:ネジ式逆転機
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写真左上に見えるのが、フィードバックバルブです。写真上部の横棒は、加減弁ハンドルです。

C12
ハンドルは、黒と赤に塗りわけされています。実機もそうなっているのでしょうか?。 運転操作上、何らかの利点があるのでしょう。たぶん。


B:目盛板
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逆転機のハンドルの奥側に、 目盛板があります。走行中、運転席から見えるのでしょうか?。 実機の世界では、機関士さんが指針の位置を見ながら、逆転機ハンドルを回すのでしょうが、 模型の世界でも、走行中においても見ながら運転できたら面白いと思います。

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目盛針は、M (ミッドギア)を指しています。 停車中はこの位置にしておきます。何らかの原因でシリンダー内に蒸気が入っても、ミッドギアなら前進も後進もしませんので。


D:水面計
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水面計は機関士席側に1つ付いています。外国の7.5インチゲージクラスの大型機では2つ付けられているようです。 1つより実機同様の2つの方が信頼性が高く安心です。過日、5インチゲージの機関車を運転させていただいたとき、 ボイラーに給水していないのに水面計の水位が下がらないのに気づき、急遽運転を中止して点検したことがあります。 原因がはっきりしないのですが、水面計とボイラーとの接続点において、何かをかんでいたのかもしれません。 とにかく、ボイラーの空焚き防止するため、常に監視を要する重要な機器です。


E:軸動ポンプの圧力計
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圧力計の最大目盛りは1MPaのようです。写真下部の横棒は、シリンダードレンコックのレバーです。


(その9に続きます)  


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