(その7の続きです) C12形蒸気機関車
引き続き、C12の運転室の各部を見ていきます。 @:フィードバックバルブ(軸動ポンプからボイラーへの給水量の調整弁)
機関士席にあり、運転室下部から立ち上がっています。→を回して、バルブを開閉します。 もう少し上から見てみます。円形の部分を回します。
なお、把手(→)がありますので、これで回してもいいのかもしれません。 A:ネジ式逆転機
写真左上に見えるのが、フィードバックバルブです。写真上部の横棒は、加減弁ハンドルです。 ハンドルは、黒と赤に塗りわけされています。実機もそうなっているのでしょうか?。
運転操作上、何らかの利点があるのでしょう。たぶん。 B:目盛板
逆転機のハンドルの奥側に、
目盛板があります。走行中、運転席から見えるのでしょうか?。
実機の世界では、機関士さんが指針の位置を見ながら、逆転機ハンドルを回すのでしょうが、
模型の世界でも、走行中においても見ながら運転できたら面白いと思います。 目盛針は、M (ミッドギア)を指しています。
停車中はこの位置にしておきます。何らかの原因でシリンダー内に蒸気が入っても、ミッドギアなら前進も後進もしませんので。 D:水面計
水面計は機関士席側に1つ付いています。外国の7.5インチゲージクラスの大型機では2つ付けられているようです。
1つより実機同様の2つの方が信頼性が高く安心です。過日、5インチゲージの機関車を運転させていただいたとき、
ボイラーに給水していないのに水面計の水位が下がらないのに気づき、急遽運転を中止して点検したことがあります。
原因がはっきりしないのですが、水面計とボイラーとの接続点において、何かをかんでいたのかもしれません。
とにかく、ボイラーの空焚き防止するため、常に監視を要する重要な機器です。 E:軸動ポンプの圧力計
圧力計の最大目盛りは1MPaのようです。写真下部の横棒は、シリンダードレンコックのレバーです。 (その9に続きます) |