ライブスチームの運転


193. 倶楽部のメンバー宅訪問  (その12)  (H29.7.29掲載)

  (その11の続きです)

C12形蒸気機関車
C12
煙突の真上から見てみます。吐出管(としゅつかん、ブラストパイプ)が見えるかと思いましたが、残念ながら真っ暗で見えません。 吐出管は実機同様のガスコンロのような円状になっているものと思います。


C12
写真左の円筒状が前照灯です。 給電するための配管()が確認できます。写真右端は煙突です。


C12
運転室のすぐ前には安全弁があります。 二つありますが、どちらが先に噴くのか(つまり、噴出する圧力の低い方)は、外観では分かりません。 でも、二つを見比べてみると、写真左側の方の弁帽が、やや黒ずんでいるようですので、 この安全弁の方が噴出圧力設定が低いのかもしれません。間違っていたらごめんなさい。


C12
前の写真の右側の安全弁をアップしてみます。実物と非常によく似ています。 実機では、一つはボイラー使用圧力+0.3Kg/cm2で、 もう一つはボイラー使用圧力+0.5Kg/cm2以上で噴出するようですが、 この模型のC12では、ボイラー使用圧力+何Kg/cm2以上で噴出するのでしょうか? 今度、オーナーさまに伺ってみます。


C12
2つ前の写真の左側の安全弁をアップしてみます。安全弁は噴出する前に 前兆?があります。 アスターの45mmゲージのライブスチームの安全弁でも、5インチゲージのOSコッペルの安全弁においても、 いきなり噴き出すのではなく、”僅かに上部の穴から漏れ出る”といった、前兆があります。 また、ボイラー圧力計をよく見ていると、間もなく噴きそうだなと感じとることができます。 そういった前兆を感じたら、フィードバックバルブを全閉し、ボイラーに全量を給水するとか、 ボイラーの水に余裕があるのなら焚口戸を開けるなどして、噴出するのを防止します。 なお、私は以前は安全弁が噴いたとき、上から弁押棒を叩いて噴出を止めていましたが、今はやらないようにしています。 大切な機関車ですし、それより ”いかに安全弁を噴かさないように、 蒸気を無駄に放出することのないように運転するか?”の課題に取り組みこととしています。なかなか難しい課題ですが・・・。


OSコッペルの安全弁
OSコッペルの安全弁
こちらは、OSコッペルの安全弁です。蒸気ドームの上にあります。穴は8つあるようです。 よく観察していると、噴き出す前に、僅かに上部の穴から漏れ出てきます。


アスターの45mmゲージのライブスチームの安全弁
45mmゲージの安全弁
こちらは、アスターの45mmゲージのシェイの安全弁です。運転室の前にあります。 上部に穴が2つあるのが、確認できます。


C12
C12にもどります。写真は非公式側です。写真の中央は何でしょうか? どうやらドンキーポンプのようですが・・・。 実機には確か搭載していなかったのではないかと・・・。 実機では空気圧縮機がこの位置に搭載されていたのではないかと思います。


C12
アップしてみます。ドンキーポンプのようでもあり、そうでないようでもあり・・・。


C12
更に真ん中あたりをアップしてみます。 ドンキーポンプでしたら、上部が蒸気エンジン部で、下部がポンプだと思います。 使用されているネジは、六角穴付ボルトでステンレス製のようです。


(その13に続きます)  


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