ライブスチームの運転


250. OS製 T5ーSUPER   (その3)  (H30.2.14掲載)

  (その2の続きです)

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非公式側の前部です。↑↑は、 シリンダードレンコックです。


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シリンダードレンコックを下からアップしてみます。ちょっとピンボケですが・・・。


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写真は、OS製Super−6がお客様を乗せて、発車していくところです。 冬場で気温が低い影響か、左右のシリンダーから排出される蒸気が綺麗です。蒸気機関車らしい力強い発車シーンです。 でも、シリンダードレンコックを長く開けていると、ボイラー蒸気圧低下につながりますので、留意します。 実機の世界では、さほどのことではないかもしれませんが、模型の世界では、機関車にとって、無視できないくらいの負担になりますので。


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T5ーSUPERの運転室です。は、 シリンダードレンコックの開閉レバーです。


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レバー(→ ↑)を押す引きすると、開閉します。 レバーの先には、シリコンパイプが差し込んであるようです()。 火傷防止のためかと思われます。


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公式側のサイドタンクの下に、レバー(↓ ↓ ↓)が見えます。


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レバー(↓ ↓ ↓)は、シリンダーの手前まで伸びています。


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はレバーで、フレームの内側に繋がっています。


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下から見てみます。 フレームの内側から、下やや前方向(シリンダーの中央方向)に伸びています()。 そして、シリンダードレンシャフト(→ →)に繋がっています。


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この写真は、OS製Super−6の公式側のシリンダー付近です。 これが()、シリンダードレンシャフトです。 ところで、シリンダー下部の白いチューブは何か、分かりますでしょうか?。 銅パイプに白いテフロン製のチューブが差し込んであります。 この銅パイプは、蒸気がシリンダーから排出され、ブラストノズルから煙突に向かって排出される間 (シリンダーから排出された直後か?)に繋がっており、 スチームオイルが混じった熱湯?が排出されます。問題は、その排出される位置です。 写真をよく見ると、銅パイプの先端が、ちょうどレールの上の位置にありますので、 スチームオイル混じりの熱湯?をレールの上にまき散らすことになります。 1回だけならともかく、何度も走行すると、ついには動輪がスリップしてしまいます。 駅ですと、発車しようとしても、空転して発車できなくなってしまいます。 わずかな上り坂でも上れなくなってしまいます。 そうならないよう、レールの外に排出するようにチューブを差し込んで、伸ばしているのです。 多くの方が利用するレイアウトで機関車を走らせる場合は、特に注意した方がいいと思います。 他の方に迷惑をかけないためにも。


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前の写真をアップしてみます。シリンダードレンコックは、シリンダーの前後に計2個付いています。 実機には、真ん中にもあるように見えますが、それは蒸気室排水弁です。 T5ーSUPERやSuper−6には、蒸気室排水弁は付いていません。 が、特段の支障を感じたことはありません。


C12
こちらは、動輪舎のC12の公式側シリンダー下部です。 前後のシリンダードレンコックの真ん中に、蒸気室排水弁が見えます。 蒸気室排水弁は、シリンダードレンコックと同時に開閉します。


(その4に続きます)  


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