(その7の続きです) ボイラーの蒸気圧が上がって、出庫線に移動しました。 T5ーSUPERの向こうでは、
T5ーSUPERのテンダー機版?のSuper−6がスチームアップ中です。 運客のため、乗用台車を連結しています。 安全弁から噴出している、蒸気が美しいです。ライブ/生きていることを実感します。 いつの間にか、可愛い犬が乗車しています。
蒸気の匂いを嗅ぎつけて、乗ったのかもしれません(笑)。
きっと、汽車好きな犬なのでしょう!!!。 乗用台車の連結が完了して、T5ーSUPERの列車が出庫していきます。
この出庫線は、写真では分かりづらいですが、かなりの上り坂です。ボイラー蒸気圧が低下しないよう注意して、本線に出ます。 駅でお客様がご乗車され、出発していくところです。
スタート時は、特に慎重に(言い換えますと、”機関車に優しく!!!”)、
機関車を扱います。
たとえば、ドレンコックを開けている時間は、必要最小限にした方がいいと思います。
おそらく、火床の出来具合いは、まだ十分ではないでしょうから、
”蒸気の発生量”が、
”蒸気の消費量”に追いつかない可能性が、
十分ありますので。 トンネルから出てくるところです。
この辺りはカーブで、しかも上りで、このレイアウトの最大の難所で、大量の蒸気を使います。
ので、上り坂になる前に、しっかりと石炭を焚いておかないと、蒸気圧が低下し、最悪、途中で止まってしまいます。
逆に、強力なブラストで蒸気圧が上昇することもあります。
大量の蒸気を使いますが、強力なブラストにより石炭が活発に燃焼し、蒸気の発生量が消費量を上回り、
蒸気圧が上昇したものと思われます。
”蒸気の発生量”と”蒸気の消費量”との差(蒸気の発生量ー蒸気の消費量=+ 又は −)によって、
蒸気圧が上がったり、下がったりするようです。
面白いです。 坂を上りきると、直線になります。 アップしてみます。この辺りは下り坂です。
上り坂での強力なブラストとは打って変わって、スーと軽走?していきます。 前の写真と同じ辺りです。
坂を上りきり下り坂になると、加減弁を閉めます。が、全閉はしません。少しは開けておかないと、下り坂であっても、ころがりませんので。
実機ではバイパス弁を開けて(ピストンの前と後ろの空気を繋いで)、
ピストンをスムーズに動くようにするようですが、模型の世界ではバイパス弁が無いためか、
実機のようには、ころがらないように思います。
また、加減弁を絞ったことにより、蒸気の消費量が減少しますので、給水のチャンスです。
フィードバックバルブを全閉して、ボイラーの水を作ります。
全線にわたって平坦なレイアウトはともかく、勾配のあるレイアウトでは、
機関車の種類(大型機/小型機、タンク機/テンダー機など)に関わらず、
レイアウトのどの地点で給水するか、おのずと決まってくると思います。
この点は、実機の運転方法と同様のように思われます。 (その9に続きます) |