(その5の続きです) 公式側のシリンダー下部から、少し見上げてみます。
私は、「あれっ!」と気づいたことがあります。
この写真をご覧になって、何か分かりますでしょうか?。 この写真がヒントです。分かりますでしょうか?。ちょっと分かりづらいかもしれませんが、よくご覧ください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 決定的な写真が、これです。分かりましたよね。 そうです。シリンダードレンコックが、シリンダーの真下ではないのです。内向きなのです。 オーナーさまにお尋ねしたところ、実機がこのようになっているそうです。はじめて知りました。 でも、どうして真下ではなく、内向きにしたのでしょうか?。 Baldwin社製の蒸気機関車すべてが、そうなっている訳ではないでしょうし。 運転室の、このレバー(↑)を押引すると、
シリンダードレンコックが開閉します。 運転室のシリンダードレンレバーの先が、これです(↓ ↓)。 アップして見てみます。シリンダーに向かって、傾斜しています(↓ ↓ ↓)。
なお、↑ ←は、逆転機のロッド/リンクです。 前の写真の↓ ↓ ↓の先が、
← ←です。
そして、ドレンコックのシャフト(↑)が回転します。 角度を変えて、横方向から見てみます。 ↑が、ドレンコックのシャフトです。
ドレンコックシャフトの回転は、左右のアーム(→ ←)に伝わります。
→が非公式側のアームで、
←が公式側のアームです。 アーム(←/非公式側)から、
コネクティングプレート(↑ ↑)に伝わり、
シリンダードレンコック(〇 〇)を開閉します。
なお、シリンダードレンコックは発車時に開きますが、シリンダーが温まっていれば、開けなくてもかまいません。
シリンダードレンコックを長時間開けると、ボイラー蒸気圧維持に悪影響を及ぼしますので、必要時間以上に開けない方が、
いいと思います。また、故障でコックがキチッと閉まらないと、ボイラー蒸気圧の維持は難しくなりますし、
コックを開けたまま走行すると、ボイラー蒸気圧は低下しますので、
走行中、コックから蒸気が漏れ出ていないか、時々注意して見ると、いいと思います。 (その7に続きます) |