ライブスチームの運転


262.  5インチゲージ  ボールドウィンB1リアータンク   (その6)  (H30.3.28掲載)

  (その5の続きです)

Baldwin
公式側のシリンダー下部から、少し見上げてみます。 私は、「あれっ!」と気づいたことがあります。 この写真をご覧になって、何か分かりますでしょうか?。


Baldwin
この写真がヒントです。分かりますでしょうか?。ちょっと分かりづらいかもしれませんが、よくご覧ください。













Baldwin
決定的な写真が、これです。分かりましたよね。

そうです。シリンダードレンコックが、シリンダーの真下ではないのです。内向きなのです。 オーナーさまにお尋ねしたところ、実機がこのようになっているそうです。はじめて知りました。 でも、どうして真下ではなく、内向きにしたのでしょうか?。 Baldwin社製の蒸気機関車すべてが、そうなっている訳ではないでしょうし。


Baldwin
運転室の、このレバー()を押引すると、 シリンダードレンコックが開閉します。


Baldwin
運転室のシリンダードレンレバーの先が、これです(↓ ↓)。


Baldwin
アップして見てみます。シリンダーに向かって、傾斜しています(↓ ↓ ↓)。 なお、↑ ←は、逆転機のロッド/リンクです。


Baldwin
前の写真の↓ ↓ ↓の先が、 ← ←です。 そして、ドレンコックのシャフト()が回転します。


Baldwin
角度を変えて、横方向から見てみます。


Baldwin
が、ドレンコックのシャフトです。 ドレンコックシャフトの回転は、左右のアーム(→ ←)に伝わります。 が非公式側のアームで、 が公式側のアームです。


Baldwin
アーム(/非公式側)から、 コネクティングプレート(↑ ↑)に伝わり、 シリンダードレンコック(〇 〇)を開閉します。 なお、シリンダードレンコックは発車時に開きますが、シリンダーが温まっていれば、開けなくてもかまいません。 シリンダードレンコックを長時間開けると、ボイラー蒸気圧維持に悪影響を及ぼしますので、必要時間以上に開けない方が、 いいと思います。また、故障でコックがキチッと閉まらないと、ボイラー蒸気圧の維持は難しくなりますし、 コックを開けたまま走行すると、ボイラー蒸気圧は低下しますので、 走行中、コックから蒸気が漏れ出ていないか、時々注意して見ると、いいと思います。


(その7に続きます)  


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