ライブスチームの運転


28.OS製 ”クラウス”の各部を見る!!! (その1)  (H27.12.29掲載)

 OS製3.5インチゲージの”クラウス”。私が最初に入手した石炭焚きのライブスチームです。残念ながら、 3.5インチゲージのレイアウトは自宅近辺にはなく、部屋の片隅に鎮座ばかりしています。 OS製コッペルと違って、両手で持ち上げられるので、部屋まで運べます。その詳細を見てみます。

OS製3.5インチゲージの”クラウス”
OS製3.5インチゲージの”クラウス”
常日頃は部屋の片隅に鎮座していますが、久しぶりに外に出て、太陽光線を浴びています。


OS製クラウス シリンダーとドレンコック
OS製クラウス シリンダーとドレンコック


OS製クラウス スチーブンソン式弁装置
OS製クラウス スチーブンソン式弁装置
弁装置はフレームの外側にあり、弁調整はさほど難しくはありません。数年前、 逆転機を前にしても後にしても、どちらも後進してしまい、再度、調整し直しました。


OS製クラウス 蒸気室への給油口と、ボイラーへの給水口
OS製クラウス 弁室への給油口とボイラーへの給水口
は蒸気室への給油口です。 はじめて走行させる時、ここからスチームオイルを入れます。2回目からは入れる必要はありません。機械式給油器から給油されますので。 は軸動ポンプからの給水のボイラーへの入り口(逆止弁)です。キット購入時に付いていた逆止弁はなぜか調子が悪く、 取替えています。


OS製クラウス サイドタンクの排水口と、軸動ポンプへの水の配管
OS製クラウス サイドタンクの排水口と軸動ポンプへの水の配管
は左側のサイドタンクの排水口です。圧力はかかりませんので、 手でネジこんであるだけです。 はサイドタンクの水を軸動ポンプへ送る銅パイプです。水は右上から左下方向に流れていき、 軸動ポンプに入ります。


OS製クラウス 運転室 全景
OS製クラウス 運転室 全景
左下の赤い丸はハンドブレーキです。調整が難しくて実用にはなっていません。 その右方向に、水面計、加減弁(ネジ式)、右やや上がブロワーバルブ、その右は汽笛弁です。 汽笛弁の奥に逆転機が見えます。


OS製クラウス 運転室 フィードバックバルブ
OS製クラウス 運転室 フィードバックバルブ
はフィードバックバルブです。軸動ポンプからボイラーへの給水量を調整します。 閉めるとボイラーへ給水されます。開けると、ボイラーに入らず、サイドタンクに水が戻ってきます。 戻ってきた水は手前の丸い口()から見えます。サイドタンクに水があるにもかかわらず、 水がまったく出てこない場合は、軸動ポンプが不調なのかもしれません。フィードバックバルブはネジ式ですので、 給水量の微調整ができます。


OS製クラウス 運転室 焚口戸と、ボイラー水の排水口
OS製クラウス 運転室 焚口戸とボイラー水の排水口
は焚口戸の穴に通した針金です。このU部に長い棒を引っ掛けておいて、 その棒を引くことにより焚口戸を開けます。走行時、通風が強く、焚口戸が引きつけられているため開けづらく、 元から付いているものではそれを固定するネジが緩んでしまうため、取り付けました。また、投炭時の姿勢は前かがみにならず、 楽になりました。はボイラーの水の排水口です。


OS製クラウス 運転室 ボイラー圧力計
OS製クラウス 運転室 ボイラー圧力計
真ん中の丸いのがボイラー圧力計です。すぐ左下の丸い口から中をのぞくと、銅パイプの端がみえます。 フィードバックバルブを開けると、ここから水が出てきます。つまり、サイドタンクに戻ってくるのです。 運転中はチラチラっと見て、ボイラーへの給水量を加減します。


OS製クラウス 連結器とボイラー水の排水口
OS製クラウス 連結器とボイラー水の排水口
は連結器です。細長い板に開いている丸い穴に、ピンを差し込みます。 他方の穴で、後ろの乗用台車と連結します。 はボイラーの水の排水口です。このネジはコッペルのように手では回せなく、 工具が必要です。


(その2に続きます)


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