ライブスチームの運転


297.  ボイラーの水圧試験    (その2)  (H30.7.28掲載)

  (その1の続きです)

 製作技術にたけている、所属する倶楽部のメンバーの方との電子メールでのやりとりで、 設計方針が固まり、OSコッペル/クラウスを持参の上、ご自宅をお邪魔して、 直接ご指導していただくこととします。


ダイス ダイス
有り難いことに、機関車側(安全弁の口)と高圧ホース側とを接続する、 アダプターを製作していただけるとのこと。 写真は製作に必要なダイスです。おねじを切ります。 写真左上が、M8×0.75でクラウス用です。写真右上が、M11×0.75でコッペル用です。 写真下が、1/4で、高圧ホース側です。


旋盤 旋盤
大きな旋盤です。 この旋盤で製作していただけるのです。


旋盤
製作開始しました。材料は、対辺19mmの黄銅六角棒です。 快削です。ちなみにホームセンタで販売されている黄銅は、快削ではなく、適当ではないそうです。


旋盤 旋盤
手慣れた手つきで、ドンドン削られていきます。私は、ただ見ているだけです。


旋盤 旋盤
ダイスでネジを切っています。ダイスをダイスハンドルにはめて、 心押し台のドリルチャックで押しながら、 三爪チャックを左手で手前に回しながら、少しずつおねじを切っていきます。


旋盤 旋盤
黄銅六角棒の両端を削って、それぞれをダイスでおねじを切り、貫通穴を開けて、完成かと思ったのですが、違いました。 安全弁の口にねじ込む側には、Oリングが嵌まる溝(←→)を切ります。 クラウス用はP8、コッペル用はP11のOリングを嵌めますので、それに合わせて、 溝の幅(←→)と深さを設計して削る必要があり、手間がかかり、神経を使う作業です。 私は見ているだけで、おんぶにだっこです。


旋盤
溝を削り終えて、Oリングを嵌めてみます。 しっくりと嵌まっているようです。


(その3に続きます)  


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