ライブスチームの運転


302.  ボイラーの水圧試験    (その7)  (H30.8.15掲載)

  (その6の続きです)

コッペル コッペル
安全弁の口の一つは、給水口のプラグをOSさまから購入して、塞ぎました()。 もう一つの口には、製作していただいた、 接続アダプターをねじ込んだ後()、 高圧ホースをねじ込みました。これで、接続は完了です。


コッペル
いよいよボイラーに送水し、水圧をかけていくのですが、 はじめて行いますので、テストポンプの取扱説明書通り、忠実に行うこととします。 そういえば、このOSコッペルを入手した直後は、運転説明書を見ながら、スチームアップなどを行っていました。 手足が自然と、運転説明書通りに動くまで(からだで覚えるまで)、 繰り返し繰り返し、運転説明書を見ながら行っていました。 その時と同様の考えです。


<テストポンプ(アサダ製TP50N)の使用方法>
 @取扱説明書に、”被テスト配管に高圧ホースを接続する”旨、記載されています。 この場合、被テスト配管は、安全弁の口にねじ込んだ、接続アダプターに相当するかと思いますので、 ここまでは既に完了しています。よって、次に進みます。
 Aテストポンプのタンク()に綺麗な水を入れ、
 Bボールバルブ()を開き、
 Cエアー抜きバルブ()を閉じます。
 Dハンドル()を上下させ、送水します。
 E圧力計()の針が上がりはじめたら、
 Fハンドル()を上の位置で止め、
 Gエアー抜きバルブ()を開きます。 すると、被テスト配管内・ポンプ内の空気が抜けます。
 H空気が完全に抜けない場合は、C〜Gを繰り返します。
 I空気を完全に抜いた後、エアー抜きバルブ()を閉じて、
 Jテスト圧力(使用圧力5kgf/cm2の1.5倍の 7.5kgf/cm2)まで、 ハンドル()を上下させます。
 K圧力計()の針がテスト圧力に達したら、
 Lボールバルブ()を閉じます。
 M圧力計()の針が降下しなければ、被テスト配管内(この場合は、ボイラー)に漏れはありません。

:圧力計  :ハンドル  :エアー抜きバルブ(右に回すと閉まり、 左に回すと開きます)
:ボールバルブ(配管と水平にすると開き、 垂直にすると閉まります。下の写真では、開いた状態です)  :タンク
テストポンプ テストポンプ



コッペル
手順Jで、 テスト圧力(7.5kgf/cm2)まで上げようと、ハンドル()を上下させたのですが、 一旦上がった、テストポンプの圧力計()の針は、瞬く間に下がってしまいます。 写真のOSコッペルの圧力計も、ほぼ0kgf/cm2を指しており、水漏れが著しいようです。


コッペル コッペル
右の写真は、左の写真の高圧ホースの接続箇所をアップした写真です。 高圧ホース()、接続アダプター()、 安全弁の口()の接続箇所からの水漏れはないようです。  →→→ 実は、後日、ここから水漏れが見られなかった原因が判明するのですが、 この時点では、接続アダプターに問題はないと思っていました。


コッペル
運転室の各機器類を見てみます。 ブロアーバルブ、加減弁、圧力計などからの水漏れもないようです。


コッペル
漏れることが多い、水面計からの水漏れもないようです。 写真では分かりにくいですが、水面計の中は、もちろん満水です。


(その8に続きます)  


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