ライブスチームの運転


304.  ボイラーの水圧試験    (その9)  (H30.8.22掲載)

  (その8の続きです)

コッペル
高圧ホースのPF・1/4めねじにねじ込む側をすり鉢状に削っていただいた、 接続アダプターを用いて、水圧試験を行っています。 やはり、汽笛弁)からの水漏れが激しいので、 汽笛弁を取り外して、水圧試験を行うこととします。


コッペル
汽笛弁をマニホールドから取り外すため、回すのですが、汽笛に蒸気を送る配管の接続箇所が、 水面計の部品と接触して、回せません。写真は汽笛弁を取り外した後です。


コッペル
マニホールドのめねじ()が、 もう少しボイラー中央に近い位置にあると、接触しないと思われますが・・・。


コッペル
汽笛弁の修理は無理そうなので、新品と交換することとし、 水面計の部品と接触する部分を糸のこで切り落としました()。


コッペル
汽笛弁を取り外した状態では、水圧試験を行えないので、 倶楽部のメンバーの方に、汽笛弁の取り付け口の止め栓を作っていただきました。


コッペル
止め栓をアップしてみます。真鍮六角棒を旋盤で削られ、 ダイスでおねじを切られ、あっという間に作られました。 私は、ただ見ているだけで恐縮です。


ロックタイト
前の写真で、接続箇所が白く見えるのが、LOCTITE(ロックタイト)です。 止め栓をマニホールドに取り付けるとき、薄型ナットの両側におねじと共にタップリと塗りました。 真鍮六角棒といい、LOCTITEといい、必要なものが揃っているので、ドンドン進行していきます。


ロックタイト
アップしてみてみます。LOCTITE565です。 「パイプシーラント   LOW STRENGHTH/低強度  THREAD SEALANT/管螺?紋?密封剤/金属配管シール剤」と記されています。 金属ねじ配管継手用のようです。 止め栓は一時的に使うだけですので、容易に外せるか、気になりましたが、全く支障はなく、 優れたシール剤です。


コッペル
水漏れが激しい汽笛弁を取り外して、止め栓で塞ぎましたので、 テストポンプで加圧していきます。


水圧試験の接続構成
コッペル
安全弁の口の一つは、OSさまから購入した、給水口のプラグで塞ぎ()、 もう一つの口に接続アダプターを介して、テストポンプの高圧ホースを繋いでいます()。 給水口に繋がっているのは、倶楽部のメンバーの方が自作されたもので、 圧力計()、圧縮空気の取り入れ口()、 水の取り入れ口()が付いています。 圧縮空気や水の取り入れ口は、自由に開閉でき、圧縮空気をボイラーに取込んで試運転したり、 水の取り入れ口には、テストポンプの高圧ホースを接続することができ、大変便利です。 また、テストポンプに圧力計が付いていますが、テストポンプの取扱説明書には、 ”気温の変化などによって、圧力計の針が変動し正確なテストが行われない可能性があるゆえ、 別の圧力計を直接接続してテストするよう”、記載されています。 その通り実施しており、取扱説明書に忠実な水圧試験となっていると思います。


(その10に続きます)  


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