(その8の続きです) 高圧ホースのPF・1/4めねじにねじ込む側をすり鉢状に削っていただいた、
接続アダプターを用いて、水圧試験を行っています。
やはり、汽笛弁(→)からの水漏れが激しいので、
汽笛弁を取り外して、水圧試験を行うこととします。 汽笛弁をマニホールドから取り外すため、回すのですが、汽笛に蒸気を送る配管の接続箇所が、
水面計の部品と接触して、回せません。写真は汽笛弁を取り外した後です。 マニホールドのめねじ(→)が、
もう少しボイラー中央に近い位置にあると、接触しないと思われますが・・・。 汽笛弁の修理は無理そうなので、新品と交換することとし、
水面計の部品と接触する部分を糸のこで切り落としました(↓)。 汽笛弁を取り外した状態では、水圧試験を行えないので、
倶楽部のメンバーの方に、汽笛弁の取り付け口の止め栓を作っていただきました。 止め栓をアップしてみます。真鍮六角棒を旋盤で削られ、
ダイスでおねじを切られ、あっという間に作られました。
私は、ただ見ているだけで恐縮です。 前の写真で、接続箇所が白く見えるのが、LOCTITE(ロックタイト)です。
止め栓をマニホールドに取り付けるとき、薄型ナットの両側におねじと共にタップリと塗りました。
真鍮六角棒といい、LOCTITEといい、必要なものが揃っているので、ドンドン進行していきます。 アップしてみてみます。LOCTITE565です。
「パイプシーラント LOW STRENGHTH/低強度 THREAD SEALANT/管螺?紋?密封剤/金属配管シール剤」と記されています。
金属ねじ配管継手用のようです。
止め栓は一時的に使うだけですので、容易に外せるか、気になりましたが、全く支障はなく、
優れたシール剤です。 水漏れが激しい汽笛弁を取り外して、止め栓で塞ぎましたので、
テストポンプで加圧していきます。 水圧試験の接続構成
安全弁の口の一つは、OSさまから購入した、給水口のプラグで塞ぎ(→)、
もう一つの口に接続アダプターを介して、テストポンプの高圧ホースを繋いでいます(→)。
給水口に繋がっているのは、倶楽部のメンバーの方が自作されたもので、
圧力計(←)、圧縮空気の取り入れ口(←)、
水の取り入れ口(←)が付いています。
圧縮空気や水の取り入れ口は、自由に開閉でき、圧縮空気をボイラーに取込んで試運転したり、
水の取り入れ口には、テストポンプの高圧ホースを接続することができ、大変便利です。
また、テストポンプに圧力計が付いていますが、テストポンプの取扱説明書には、
”気温の変化などによって、圧力計の針が変動し正確なテストが行われない可能性があるゆえ、
別の圧力計を直接接続してテストするよう”、記載されています。
その通り実施しており、取扱説明書に忠実な水圧試験となっていると思います。 (その10に続きます) |