(その10の続きです) OSクラウスの水圧試験を行っています。
煙室戸を開けて、煙室内で水漏れがないか、チェックします。
写真では分かりづらいですが、残念ながら若干漏れているようです。手前下部に水玉が見えます。 運転室です。運転室の各機器から水漏れがないか、見てみます。 運転室の圧力計の針は、約5kgf/cm2を指しています。
コッペルの時と違って、針の落ち方は緩やかです。 ブロアーバルブを出て、煙室まで伸びている、
配管(〇)を切り離してみると、
ブロアーバルブから僅かに漏れています。煙室内での水漏れの原因は、
コッペルと同様、ブロアーバルブのようです。 加減弁からも僅かに漏れがあり、
カバーナット(←)を増し締めしました。 更に水面計のガラスの上側・下側から僅かに漏れがあり、
両側のめねじ(← →)を増し締めしました。 マニホールドの接続箇所からの水漏れはありません。良好です。 <クラウスの水圧試験の結果> 〇加減弁と水面計から僅かに漏れがありましたが、増し締めにより、漏れは解消されました。 〇汽笛弁とブロアーバルブからの漏れは少ないことから、このままで良しとする。 クラウスの水圧試験は完了しました。 キットで購入してから36年経つことから心配していましたが、思ったより状態は良く、一安心です。 折角なので、ボイラーの水を抜いた後、動輪を浮かせて、圧縮空気で駆動させてみます。 動輪が回転すれば、軸動ポンプが駆動しますので、サイドタンクに給水しています。
フィードバックバルブを開けると、サイドタンクに水が戻ってきましたので、
軸動ポンプは正常に駆動しているようです。なお、公式側のサイドタンクから水が漏れているのが、見つかりました。
ウォータータンクに穴が開いているようです。修理を要します。 圧縮空気は、ここから(↓)ボイラーに取り込んでいます。
そのバルブは開けてあります。 圧力計の針は、0.36MPaを指しています。 クラウスの可愛らしい動輪が、元気よく回転しています。駆動するのは数年ぶりです。 (その12に続きます) |