ライブスチームの運転


306.  ボイラーの水圧試験    (その11)  (H30.8.29掲載)

  (その10の続きです)

クラウス
OSクラウスの水圧試験を行っています。 煙室戸を開けて、煙室内で水漏れがないか、チェックします。 写真では分かりづらいですが、残念ながら若干漏れているようです。手前下部に水玉が見えます。


クラウス
運転室です。運転室の各機器から水漏れがないか、見てみます。


クラウス
運転室の圧力計の針は、約5kgf/cm2を指しています。 コッペルの時と違って、針の落ち方は緩やかです。


クラウス
ブロアーバルブを出て、煙室まで伸びている、 配管()を切り離してみると、 ブロアーバルブから僅かに漏れています。煙室内での水漏れの原因は、 コッペルと同様、ブロアーバルブのようです。


クラウス
加減弁からも僅かに漏れがあり、 カバーナット()を増し締めしました。


クラウス
更に水面計のガラスの上側・下側から僅かに漏れがあり、 両側のめねじ(← →)を増し締めしました。


クラウス
マニホールドの接続箇所からの水漏れはありません。良好です。

<クラウスの水圧試験の結果>
  〇加減弁と水面計から僅かに漏れがありましたが、増し締めにより、漏れは解消されました。
  〇汽笛弁とブロアーバルブからの漏れは少ないことから、このままで良しとする。


 クラウスの水圧試験は完了しました。 キットで購入してから36年経つことから心配していましたが、思ったより状態は良く、一安心です。


クラウス
折角なので、ボイラーの水を抜いた後、動輪を浮かせて、圧縮空気で駆動させてみます。


クラウス
動輪が回転すれば、軸動ポンプが駆動しますので、サイドタンクに給水しています。 フィードバックバルブを開けると、サイドタンクに水が戻ってきましたので、 軸動ポンプは正常に駆動しているようです。なお、公式側のサイドタンクから水が漏れているのが、見つかりました。 ウォータータンクに穴が開いているようです。修理を要します。


クラウス
圧縮空気は、ここから()ボイラーに取り込んでいます。 そのバルブは開けてあります。


クラウス
圧力計の針は、0.36MPaを指しています。


クラウス
クラウスの可愛らしい動輪が、元気よく回転しています。駆動するのは数年ぶりです。


(その12に続きます)  


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