(その1の続きです) 引き続き、FORTEの各機器を見ていきます。 D : 加減弁ハンドル 加減弁はネジ式ですので、微調整がやり易いです。また、手前にやや伸ばしてあるようで、 操作がしやすいです。 E : 焚き口戸 焚き口戸は、手前に開きます。 F : ブローダウンバルブ ブローダウンバルブは、焚き口の左下にあります。 このネジ(→)を緩めると、 ボイラーから、水/熱湯/蒸気が排出されます。火傷しないよう、注意して開けます。 G : 汽笛弁(ホイッスルバルブ) 弁が開くと、汽笛が鳴動します。発車時などに鳴らします。 コッペルなどでは、汽笛までの配管は下方に向かっていますが、 FORTEでは、一旦上方に向かい(↑)、 Uターンして、下方に向かっています。右側の写真のとおり、汽笛は、非公式側のサイドタンクの下、 第三動輪の上に配置されています。 H : 水面計 水面計は、ボイラーの水位(←)を知る上で重要な機器で、 ボイラーの圧力計と同様、常に注視します。 I : 逆転機 ボイラーが取り外されているときに、上から撮影したもので、写真右側が機関車の前方向です。 写真ではミッドギアになっており、前進するときは前へ(↓)、 後進するときは後ろ(↓)にします。 前進・後進共に、1段(1穴)です。 J : フィードバックバルブ フィードバックバルブは、非公式側のサイドタンク上にあります。 バルブを開けると、ボイラーに給水されず、サイドタンクに戻ります。 バルブを閉めると、ボイラーに給水されます。 ボイラーの水位(水面計)と蒸気圧(圧力計)の双方を見つつ(バランスをとりつつ)、 適宜、開閉調整します。 K : 給水の接続口 サイドタンクの水容量は多くないためか、給水の接続口が機関車後部の左下に用意されています。 これにより、次位に連結した台車に積載した水タンクから給水ができ、 長時間の連続運転が可能となります。 水タンク(□内)から、 機関車方向に送られ(← ←)ます。 タンク内の水が、機関車のサイドタンクより高い位置にあると、サイドタンクから溢れ出てしまいますので、 途中にコック(↓)が設けられています。 コックをアップしてみたのが、右側の写真です。写真は閉めた状態です。 サイドタンクの水位を見て、適宜、開閉調整します。 なお、走行中においても、開閉調整できるよう、足先と胴体との間、 ブレーキレバーの上部に配置されています。 (その3に続きます) |