(その10の続きです) FORTEを後方から見てみます。
右側の写真は、第三動輪の車軸受けです。市販の部品でしょうか。 水の流れを順に見ていきます。
水タンク(□内)から、
機関車方向に送られます(← ←)。
途中にはコック(↓)が設けられています。 そして、機関車左後方に接続し(↓)、
黒いチューブを通って(↑)、
公式側と非公式側のサイドタンクを結ぶ透明なチューブに繋がっています(←)。
なお、黒いチューブ(↑)は、
火室の下を通っていることになります。 両側のサイドタンクを結ぶ透明なチューブに繋がっている箇所(□)を上からアップして見た写真です。
黒いチューブ内を通って(↑ ↓)、
ここの(□)下側に繋がり、
左右に分かれて(↑ ↓)、
両側のサイドタンクに送られます。 左右に分かれた水は、
ここを(↑)経て、サイドタンクに送られます。
写真は非公式側です。
そして、ここを通って(↓)、
軸動ポンプに流れていきます。 軸動ポンプを上から見ています。
エキセントリックは第一動輪の車軸に付いていて、
ポンプ本体は第二動輪の車軸の上方に配置されています。 ポンプのピストンシャフト(写真左側)とエキセントリックタンブラー(写真右側)との接続箇所です。
軸動ポンプは不調になることがあります。
OS製コッペルでは、機関車を立てて修理していますが、FORTEは立てなくても、
ボイラーを取り外せば修理できそうです。 非公式側サイドタンクの水は、上から軸動ポンプに入り(↑ ↑ →)、
軸動ポンプから送り出された水は、前方に送られ(→ →)、
接続点(〇)から上方に送られ、ボイラーに給水されます。
フィードバックバルブが開いていると、
非公式側サイドタンク方向に送られ(↓)、
フィードバックバルブを経て、非公式側サイドタンクに戻ります。 軸動ポンプには、
非公式側サイドタンクから入る(一つ前の写真の↑ ↑ →)だけではなく、
両側のサイドタンクを結ぶチューブから、
このチューブ(↓ ↑)を通って、下からも入ります。 2つ前の写真の接続点(〇)から上方に送られた水は、
逆止弁(→)を経て、
ボイラーに給水されます。 逆止弁をアップしてみます。OS製コッペルでは、火室の近くに逆止弁がありますが、
FORTEは煙室の近くに逆止弁があります。 この配管(↑、
4つ前の写真の↓)を通って、
フィードバックバルブ(←)に向かい、
フィードバックバルブを開けると、非公式側サイドタンクに戻ります。 フィードバックバルブを開けると、
ここから(←)水が出てきて、
非公式側サイドタンクに入ります。出口の配管が手前にありますので、見やすいです。
もし、フィードバックバルブと配管の配置が逆だったら、見にくいことでしょう。 (その12に続きます) |