ライブスチームの運転


390. アスターホビー製 森林鉄道 B形タンク機関車   (その3)   (R1.6.19掲載)

  (その2の続きです)

Bタンク
下側からバーナーを見てみます。燃料は、燃料用アルコールです。


Bタンク Bタンク
 バーナーと燃料タンクを取り外した写真です。 この写真を見て、驚きました。てっきりボイラーは、 あぶり缶型(ポット型)だと思っていたのですが、 湾曲煙管式なのです。 ちょうどバーナーの上あたりに、湾曲した煙管が3本、口を開けているのです。 スチームアップ時において、あぶり缶型なら、電動ブロアーは不要と思っていたので、 オーナーさまに電動ブロアーが必要な旨、訂正メールをお送りしました。


Bタンク
取り外した、バーナー&燃料タンクです。 バーナー芯が劣化していたら、交換を要します。 なお、当時と違って(この機関車は1976年に発売されたと思います)、 現在は、セラミックヤーンの糸芯を使うようです。


Bタンク
 バーナーの燃焼具合いを確認しています。 炎が見えにくいので、火傷をしないよう、注意します。 写真では僅かに赤くなっていて、左になびいています。 なお、私が保有している、8550などでは、テンダーに燃料タンクを積載しており、 バーナーより高い位置にありますので、バーナーから燃料が溢れ出ないよう、 工夫されています(サンプを設け、バーナーにアルコールが入りうる高さを、自動的に調整する)。 この機関車の場合、燃料タンク()の高さは、 バーナーより高くないようなので、特段の工夫は要しないと思われます。


Bタンク
それでは、ここからは、運転準備〜走行〜終了点検まで、 オーナーさまから寄せていただいた文章を基に紹介します。 この写真は、必要な用具類です。レンチ、ライター(チャッカマン)、電動ブロアー、 給水容器などがあります。


Bタンク
革手袋です。火傷を防止する上で必要です。 軍手だと熱湯が中に浸み込んできますので、革手袋の方が良いと思います。


Bタンク
バーナー&燃料タンクを取り外しています。


Bタンク
 前の写真の左上をアップしてみます。 (その2)において、 「左右の動輪のクランク位置の位相差は何度なのでしょうか?。」と書きましたが、 この写真を見ると、公式側の動輪との連結部は最下位置にあり()、 非公式側の動輪との連結部は見えませんが、 シリンダーの傾き具合いから()、 最上位置にあるように思われます。 そうだとすると、位相差は180度となります。 また、公式側のシリンダーは、蒸気分配板の上側のポートに繋がっていて、 非公式側のシリンダーは、蒸気分配板の下側のポートに繋がっていて、 つまり、一方のシリンダーは給気の位置であり、 他方のシリンダーは排気の位置だと思われます。


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摺動部に注油します。 写真では、シリンダーと蒸気分配板との摺動部に注油しています。


(その4に続きます)  


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