(その4の続きです)
ボイラーに給水する準備をしています。砂箱を取り外すため、
ネジを緩めています(→)。
砂箱を取り外しました。オーナーさまから、
”ボイラーへの注水口が不明”とのメールをいただきましたが、
ここ(↑)なのです。
砂箱で見えなかったようです。
給水口の止め栓です。上側に砂箱を取り付けるためのメネジが切ってありますが、
貫通してはいません。また、下側のオネジの径とピッチは、おそらく安全弁と同じかと思われます。
そうであれば、この機関車の安全弁は一つですので、ここにもう一つ安全弁を付けて、2つにすることができます。
止め栓を9mmボックスレンチで、外しています。
六角をなめないようにするためには、スパナを使うより、ボックスレンチを使った方がいいと思います。
ボイラーに給水しています。
オーナーさまから、”どれぐらい水を入れるのか分からない”とのメールをいただきましたが、
95ccです。アスターホビーさまのホームページのリンク先に掲載されています。
なお、安全弁はご覧の通り、取り外してあります(↑)。
ブロアーバルブ(通風弁)があれば開けて、ボイラー内の空気を逃がすのですが、
この機関車にはブロアーバルブありませんので、空気が逃げられるよう、
安全弁を取り外したのです。そうすれば、水が入りやすくなります。
給水ができましたら、安全弁、止め栓、砂箱を取り付けます。
なお、安全弁と止め栓にはボイラーの高圧がかかります。が、
だからといって馬鹿力で締めるのではなく、”ほどほどの加減”がよいようです。
ライブスチームの世界は、力加減など経験を積重ねないと、分からないことが多いです。
私は経験を積重ねて、勘が働くようになりたいと思っています。
置換式(ロスコー式)給油器のタンクに、スチームオイルをシリンジで注入しています。
給油口が小さいので、シリンジを使っておられるものと思われます。
給油器のタンクに注入したオイルです。
アスターホビーさまの純正スティームシリンダーオイル(エンジンオイル)です。
自動車用のエンジンオイルを使用するのは、厳禁です。
私は以前、SAITO(株式会社斎藤製作所)製の船舶用スチームエンジンにおいて、
自動車用のエンジンオイルを使用したところ、排気の細いパイプが詰まってしまいました。
銅線を通すなど、白っぽくこびり付いた物質を取り除くのにひと苦労しました(白っぽい物質は、添加剤かもしれません)。
また、OSさまのスチームオイルなら使えるかと思ったのですが、
アスターホビーさまのホームページによると、”大型ライブ用(3.5や5インチ用)のオイルは、
粘度が高過ぎるので、冬場等は特に使用しづらい”旨の記載があります。
このオイルは、OSさまのスチームオイルほど粘度は高くなく、
1番ゲージ/Gゲージに適しているようです。
燃料タンクにアルコールを注入します。
注入量は、45ccです。付着した燃料は綺麗に拭き取ります。
注入した、燃料用アルコールです。
燃料用アルコールのメーカーは何社かあるようですが、
この燃料用アルコールの発売元は、大洋製薬株式会社です。
バーナー&燃料タンクを水平に保ちながら、車体に取り付けます。
バーナーの先端をここに(〇)差し込みます。
燃料タンクは、このピン(↓)を、
燃料タンク上部のこの穴(↑)を通して、
フレームのこの穴(↓)と、
この穴(↑)に通し、
そして、燃料タンク上部のこの穴(→)を通して、
取り付けます。
(その6に続きます)
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