(その2の続き) 晴れ晴れとしたB20
B20です。実機は入換用の機関車ですが、模型の世界では堂々と”本線”を走行します。
”B20が本線を走行できることを嬉しそうにしている”ように感じます。 B20 横から
アスターホビー社さまのホームページを見ると、このB20は1番ゲージの縮尺1/30では、
とても小さくなることから、Gゲージ縮尺1/24のようです。今回のタイトルは「久しぶりの1番ゲージライブスチーム」ですが、
Gゲージの機関車も含まれることになりました。ご容赦ください。 B20 運転室
ブタンガス焚きのようです。私はブタンガス焚きの機関車を運転したことがありません。アルコール焚きと、
どう違うのでしょうか? USRA Light Mikado
その2でご紹介しました、USRA Light Mikadoです。運転室、テンダーには何かあるようです。
分かりますでしょうか? USRA Light Mikado 運転室周辺のアップ
そうです。この機関車はラジコン装備のようです。高校生の時、
クラスメイトが ”(アルバイトして貯めたお金で購入した)ラジコンの自動車を走らせる” というので、
見学に行ったことがありますが、私自身はラジコンをやったことがありません。
飛行機・自動車・船のいずれも。クラブのメンバーの方やアスターホビー社さまとお話しを伺っていますと、
2chなら加減弁と通風弁(ブロアバルブ)の制御を、3chならば逆転機が加わるそうです。そして、
何らかの事由で緊急停止する場合は逆転機を制御するのが良いそうです。加減弁を閉めるより、
効果が早いのでしょうか?。 そういえば、昨年(平成27年9月20〜21日)、おやべのミニSLフェスタに参加させていただいた時、 技巧舎製5インチゲージのC57を運転されていた方に運転の仕方をお尋ねしたところ、 ”加減弁は一定に開けたままとし、(ネジ式の)逆転機で調整する”と、おっしゃっていたことを思い出しました。 実機においても元機関士の方が、線路内に人が居たため緊急停止するため、 ”前進にしている逆転機を急遽後進にした。”と書いておられたことを思い出しました。 その結果、火床が荒れてしまったようですが。 加減弁を閉めてもシリンダーへの蒸気供給が直ちに停止するわけではないし、 逆に加減弁を開けても直ちに動輪が回転しはじめるのではなく、どちらもタイムラグがあることを本で読んだ記憶があります。 つまり、加減弁を操作するより、逆転機の操作の方が、その効果があらわれるのが早く、 ましてや後進にすればまさに ”エンジンブレーキをかけることになる” ということのようです。 また、5インチゲージのライブスチーム運転時、加減弁を開いても発車しないので、 ”おかしいな?” と思って運転室内をよく見ると、逆転機がミッドギア(中立)のままで、 前進になっていないことに気づいたことがあります。 逆転機の役目は、@前進と後進を切替えること、 Aカットオフ(蒸気の締切り)を加減することにより、蒸気を節約すること、だと思っていましたが、 別の意味もあるのかもしれません。 私は5インチゲージのライブスチームを運転する場合、逆転機はほぼ一定とし、 加減弁の開閉で調整する運転をしています。 ”加減弁の開閉を一定とし逆転機で調整する運転法と、逆転機は一定とし加減弁の開閉で調整する運転法とでは、 どう違うのでしょうか?” 機会があれば、逆転機で調整する運転を試みてみようと思いました。 でも、そうするには条件があります。 ねじ式の逆転機か、テコ式の場合は1〜2歯ではなく、もっと細かく歯が刻んである機関車に限ります。 実機ではどのように運転操作しているのでしょうか? 加減弁は重くて、また、テコ式は微調整がしづらいでしょうから、 ”加減弁の開閉は一定とし、逆転機の操作で調整しているのではないか”、と思います。 ネジ式の逆転機ならば微調整ができますので(もし間違っていたらごめんなさい)。 書いていて、ふと気づきました。 OS製ライブスチーム(フォルテ、ドルテ、コッペル、S6、C21など)では、 加減弁 : ネジ式 逆転機 : テコ式 一方、実機(9600、C57、C11など)では、 加減弁 : テコ式 逆転機 : ネジ式 つまり、”OS製ライブスチームと実機とでは、テコ式とネジ式が、加減弁と逆転機とで、反対になっている” のです。 テコ式は、ダイナミックに操作できますが、微調整が苦手です。 ネジ式は、ダイナミックな操作は苦手ですが、微調整ができます。 この両者(OS製ライブスチームと、実機)の方式の違いが、両者の運転操作の違いに影響を及ぼすのではないか? と思います。 今回のテーマとは少しズレてしまったようで恐縮です。 (その4に続きます) |