ライブスチームの運転


417. OS製5インチゲージ MOUNTAIN 4−8−2  (その2)  (R1.9.21掲載)

  (その1の続きです)

OS製5インチゲージ MOUNTAINの運転室
マウンテン
MOUNTAINの運転室の各機器を見ていきます。

 @ : インジェクターの圧力計
      
      運転室の左側に小さな圧力計があり、配管をたどってみると、 インジェクターの圧力計でした。


 A : 蒸気ブレーキ弁
      
      このマウンテンは、蒸気ブレーキを装備しています。 パーパス製5インチゲージのC571においても、蒸気ブレーキを装備しているのですが、 ブレーキが効きすぎて?、動輪をロックしてしまい、線路上を滑走してしまいます。 マウンテンでは、どうでしょうか?。


 B : 汽笛弁(ホイッスルバルブ)
       
      運転室の左下に汽笛弁があります。汽笛は、右側の写真のように、 公式側の第3動輪と第4動輪の上にあります。 「ボーー」と、低い音が鳴り、アメリカの機関車らしいです。


 C : インジェクターグローブバルブ
       
      テンダーの水槽から、インジェクター(右側の写真/公式側運転室の下にあります)に送水するコックを開け、 ここ()から水を取り込みます。 そして、ここ()から水が出てくることを確認した後、 マニーホールド(蒸気分配箱)の左端にあるバルブ(左側の写真)を開けると、 インジェクターに蒸気が送られます()。 バルブを一気に開けるのではなく、少しずつ開けていきます。 正常であれば、ここ()から出てくる水量が徐々に少なくなり、 ボイラーに給水されます()。 もし、バルブを開けても、 ここ()から出てくる水量が減らなければ、 不調でボイラーに給水されていません。 ちなみに水温が35℃を超えると、インジェクターは動作しにくいそうです。 なお、インジェクターからの給水は、短時間に大量に給水されますので、 ボイラー蒸気圧の低下を招かないよう、ボイラー圧力計と水面計とを見つつ、短時間の使用に留めます。


 D : 通風弁(ブロアーバルブ)
        
      通風弁は、マニーホールドの左から2つ目にあります。バルブを開けると、 ボイラーの中の配管を通って、煙室に送られます。ボイラーから出て、 煙室内の配管を通ります(→ ←)。 そして、吐出管()の上部にあるガスコンロのような形状をしている、 通風器の通風孔から煙突方向に噴出して、通風を効かせます。 なお、煙室内は走行後に撮影しましたので、灰で汚れています。


 E : 加減弁ハンドル
      
      加減弁ハンドルです。加減弁は、ネジ式ですので、微調整ができます。 私は、加減弁ハンドルを回す瞬間、緊張します。 何度やっても、緊張します。そして、機関車が動きはじめるとホッとします。 と、同時に別の緊張感に包まれます。


(その3に続きます)  


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