ライブスチームの運転


495. アスターホビー製 1番ゲージ スクールズ  (その3)  (R2.6.25掲載)

  (その2の続きです)

スクールズの裏側です。 3.5インチゲージや5インチゲージの石炭焚きの機関車を横に倒すのは、 ためらいます。それに、機械式給油器にスチームオイルが入っていると、垂れてきてベトベトになりますし。 1番ゲージの機関車では、そういった問題は、ないかと思います。


スクールズの裏側を前から後ろまで、順に見ていきます。 この写真は、機関車の最前部です。シリンダーの前後の車輪は、先台車の車輪です。


更にアップして、見ていきます。 ねじ式連結器です。 バッファーストック()の中には、 バネが入っており、バッファー()を押すと、戻ろうとします。 アスターホビーさまの、”動くこと”へのこだわりを感じます。


フックもバネ()により、 引くと戻ろうとします。


 
右の写真は、表面の煙室前にある給油タンクです。 その裏側が左の写真のです。 給油タンク()は、 蒸気分岐管()と繋がっており、 加減弁を開けて、送られてきた蒸気の一部が給油タンク()に入り、 水となりタンクの下に溜まります。 溜まった水により、持ち上げられたオイルは、蒸気分岐管()を通り、 蒸気と共に、蒸気室/シリンダーに送られます。


シリンダーの下側です。ご覧のとおり、シリンダー排水弁はありません。 平成28年ゴールデンウイークに、愛知県名古屋市にある、丸榮百貨店で開催された”鉄道模型展”において、 アスターホビーさまのブースに展示されていた、 D51標準型D51一次型(半流)が、 シリンダー排水弁を装備しているのを見て、驚いた記憶があります。


先台車の中央部です。 ボギー台車の横梁の真ん中に、横長の穴が開いています。これにより、 ボギー台車が左右に大きく動くことも可能です(←→)。


前の写真の少し後方です。 左側の車輪は先台車の後輪で、中央の車輪が第1動輪(主動輪)です。 両輪の間は、空いています。


前の写真の少し後方です。 第1動輪と第2動輪の車軸の間に、アルコールバーナーがあります。 糸芯は3つあります。


アルコールバーナーの前部をアップしてみてみます。 これら(→ ↑)は、外ボイラーの内側に張ってある、 アスベストシートです。 今は問題となっていますので、アスベストシートは使われていないと思いますが、 スクールズが発売された、1975年(昭和50年)当時は、有害であることは、 知られていなかったと思います。


(その4に続きます)  


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