(その2の続きです) スクールズの裏側です。
3.5インチゲージや5インチゲージの石炭焚きの機関車を横に倒すのは、
ためらいます。それに、機械式給油器にスチームオイルが入っていると、垂れてきてベトベトになりますし。
1番ゲージの機関車では、そういった問題は、ないかと思います。 スクールズの裏側を前から後ろまで、順に見ていきます。
この写真は、機関車の最前部です。シリンダーの前後の車輪は、先台車の車輪です。 更にアップして、見ていきます。
ねじ式連結器です。
バッファーストック(↓)の中には、
バネが入っており、バッファー(→)を押すと、戻ろうとします。
アスターホビーさまの、”動くこと”へのこだわりを感じます。 フックもバネ(↑)により、
引くと戻ろうとします。 右の写真は、表面の煙室前にある給油タンクです。
その裏側が左の写真の↑です。
給油タンク(↑)は、
蒸気分岐管(←)と繋がっており、
加減弁を開けて、送られてきた蒸気の一部が給油タンク(↑)に入り、
水となりタンクの下に溜まります。
溜まった水により、持ち上げられたオイルは、蒸気分岐管(←)を通り、
蒸気と共に、蒸気室/シリンダーに送られます。 シリンダーの下側です。ご覧のとおり、シリンダー排水弁はありません。
平成28年ゴールデンウイークに、愛知県名古屋市にある、丸榮百貨店で開催された”鉄道模型展”において、
アスターホビーさまのブースに展示されていた、
D51標準型とD51一次型(半流)が、
シリンダー排水弁を装備しているのを見て、驚いた記憶があります。 先台車の中央部です。
ボギー台車の横梁の真ん中に、横長の穴が開いています。これにより、
ボギー台車が左右に大きく動くことも可能です(←→)。 前の写真の少し後方です。
左側の車輪は先台車の後輪で、中央の車輪が第1動輪(主動輪)です。
両輪の間は、空いています。 前の写真の少し後方です。
第1動輪と第2動輪の車軸の間に、アルコールバーナーがあります。
糸芯は3つあります。 アルコールバーナーの前部をアップしてみてみます。
これら(→ ↑)は、外ボイラーの内側に張ってある、
アスベストシートです。
今は問題となっていますので、アスベストシートは使われていないと思いますが、
スクールズが発売された、1975年(昭和50年)当時は、有害であることは、
知られていなかったと思います。 (その4に続きます) |